松本清張さんの迫力
今、NHK「松本清張ドラマ 顔」を見ている。そろそろラストだが、本当に迫力がある。
松本清張さんの小説は、学生時代、思い立って代表作を読んでみようと「点と線」、「ゼロの焦点」を読んだことがある。そして、とてもとても迫力を感じた思い出がある。
学生時代は日本各地を旅したものだが、それらの小説の迫力に押されたのだろう。それらの小説の舞台となっている金沢や能登、福岡を旅する地として旅したことを思い出す。
小説一本で、そこに行ってみたいと思わされる作家は多くはない。この松本清張さんはその一人だ。あとは、井上ひさしさんかなぁ・・・井上ひさしさんゆかりの仙台にいられたこともいい思い出だ。
それだけ、松本清張さんの小説には人を実際にその地に赴かせるくらいに迫力のある小説を書く方だ。
この「顔」も、映像化されたものを見ても本当に迫力がある。谷原章介さんや大地康雄さんという名優たちの質の高い演技もさることながら、ストーリーの秀逸さからどう映像化しても迫力のあるものになったんじゃないかと思わされるくらいである。
松本清張さんの小説の迫力って・・・すごいなぁと改めて実感したわけで。
これだけべた褒めながら、実は、「点と線」、「ゼロの焦点」以外にはさほど松本清張作品を読んではいない。そのうち、暇ができたら読んでみようかなとも思いつつ、多分、映像化されたものを見る方に走るような気もする。
コメント
ご無沙汰しました。今は亡き貧食loveなオッサンです。ずいぶん前だったと思いますが、さるさる日記のフォームからメッセージ頂きありがとうございました。
松本清張はイイですね。
ただし、これまで良い映像作品に恵まれなかった。池波正太郎、藤沢周平のようにね・・・
数年前のビートたけしが主演した「点と線」は良かった。ギバちゃんの演技も実に良かった。ご覧になると良いかと思います(すでにご覧になってますか?)
といいつつ、こちらは卒業20年近くたって、貧食&非モテを貫いております。
良い年をお迎えください。ではでは。
投稿者: えいねん | 2009年12月30日 22:42
えいねんさん、コメントありがとうございます。えいねんさんのことはよく覚えております。
明けましておめでとうございます(^-^)
そうですよね・・・本の迫力が圧倒的で映像化が難しい位なのが松本清張作品だと思います。
おっしゃるところの、「点と線」・・未見です。とても興味が出てきました。ご教示ありがとうございます。
最近ではついこの間ですが、広末涼子さん主演で「ゼロの焦点」も映画化されていますよね。
あわせて、松本清張作品の映像化作品も注目していきたい今日この頃に思えます。
今年もよろしくお願いいたします。
投稿者: かず | 2010年01月01日 09:32