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おごれるものは久しからず

 今ちまたでは、西武鉄道株問題で堤義明・コクド前会長が逮捕されたことが持ちきりだ。
 堤帝国とさえ言われる一人独裁体制をしいてきた大物逮捕ゆえにもっともなことなのかもしれない。
 
 私はその昔、平安時代から鎌倉時代への過渡期の平家と源氏の戦いを興味深く学んだことがあった。国語の一貫として古文としての「平家物語」も読んだし、歴史の勉強としての平家・源氏の戦いも学んだ。
 今回の西武騒動を見るに・・・いかにもいかにも共通項があるなぁと思うのである。平家物語の有名な一節「おごれるものは久しからず」・・・今回も堤氏がおごってしまったことに原因はあるのだろう。

 当然、堤氏もこの文句は知っていたであろうが・・・権力を持つとそれでもなおかつ引き込まれるようにおごってしまうのだろうか・・・権力というのはその意味ではとても魔物なのかもしれない。しかし、人を引きつけてやまないものがある。

 私自身振り返ってみても、欲しくないと言えばうそになる。

 人生を生き抜くために、権力とどう付き合うのか・・・これは問題であるのだろうなと感じてみたりしているのだが・・・。権力なんていらないよと構えてしまえばよほど楽になるだろう。しかし、例えば、職場で同期が全員出世していく中で一人ヒラのままでいるというのはどうなのだろうか?

 「おごれるものは久しからず」・・・みなさんはどう受け取るだろうか?

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