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現代の若者の生き方について

 まぁ、僕もそんなに年というわけでもないのだろうが、それでも現代の若者は・・・と思うことは多々ある。

 僕は現代の若者を「享楽的」と思っているのだが・・・とにかく今を楽しめればそれで良く、自分が楽しむことのみに貪欲だとつくづく感じてきた。私自身がそういう傾向がないというわけではない。多分私の親世代から見れば私はよほど個人主義で享楽主義的とも見えているのだろうが、私がもっと若い世代を見るに・・・ううーむ「享楽的」だと感じてしまうものだ。

 そんなことを常々感じてきた僕にとって2005年2月20日朝日新聞(生活面・33面)に小椋佳さんが「未来を生きる君へ 脱・近視眼的な生き方」と題して語っていたのが印象に残った。

 若者に向けて次のようなことを語っていたのだ。私なりに要約してみた。

 人間は例外なく死が訪れる存在であるから、手元の楽しく面白いことを追いかける暮らしぶりを間違いとも言い切れない。だが、それにしても世代を下り若年層になるほど人類のことなんて関係ない、社会のことなんて視野から外しておこうという姿勢が鮮明になる感触がぬぐえない。それはきわめて近視眼的な姿勢である。しかし、人生は極短期であるわけでもなく、人間が社会的存在であることも不変であることも確かなので。やはり、近視眼的な人間が圧倒的だという偏りはやはりいびつなことであろうと感じる。だから、遠くのものへの視座と広い場所への視界を復権させることの重大性に気づいて欲しいものだ。

と。

 言葉は違えども、僕が感じていた違和感を見事に言語表現しているので、思わず、すごいなぁと嘆息してしまったほどだ。さすが小椋佳さん(^-^)

 小椋佳さんは非常に達観していて、まぁ、今の若者に分かってもらえないのであれば今幼年期にある次次世代に期待をかけようという締めであったけど、うーん、私はそこまで達観できないなぁ・・今の若い人たちにもわかってほしいものだ。

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