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「ずっと彼女がいないあなたへ」を読んでいる

「ずっと彼女がいないあなたへ」(諸富祥彦、WAVE出版)を読んでいる。

書名の軽薄さからは、浮ついたハウツー本を想像するが、そんなことはないのだ。
そもそも、この著者は千葉大の教育学部の助教授であり、心理学者。この著者のほかの著書を読んでいたので、この本を買ってみたのだ。

なかなか興味深い記述が多いし、心理学的なバックボーンがあるだけに、説得力があるところもある。・・・ただ、ひとつ気になる点がある。
「もてない男」という観点から書かれているから仕方ないといえば仕方ないが、女性がどう思うか、どう評価するかという観点からここを改善すべしという提言になっているところだ。

女性ってそんなに100%の存在でもないだろうし、同じ人間だから長所もあれば短所もあるはずなのに・・・という違和感。

まぁ、現在の日本社会恋愛市場は、圧倒的に女性にとっての買い手市場であるから、かくなる記述になるのも仕方ないのだろうが・・・・。

恋愛市場においての男女同権の日は来るのだろうか・・・いや、来ないんだろうな。

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コメント

本のタイトルからすれば、そういう内容になるのも頷けますね。

大学の助教授というのもいろいろな本を出版されるものですね。
本来の研究よりも金になるということでしょう。

りんたろうさん、お久しぶりです。

えーっとですね、この先生が浮ついた本を出しているということを言いたいのではなかったのです。
そんじょそこらのハウツー本とは比較にならないほど、とても論理的で説得力のあるこの本でさえ、無条件降伏的に恋愛における女性上位を認めてしまっているほど、日本の恋愛事情は女性上位なのだなぁという感想を述べたかったのです。

小難しいことを小難しく説明するのはある意味簡単ですが、この先生は、難しい心理学の理論をこのようにとっつきやすい本にできるところがすごいと思うのです。

この先生のもうちょっとアカデミックな本も読んだりしていますが、とても尊敬できる先生ですし、その研究はすごいと思っています。

ですので、この著書が悪いということは私の言いたいことではなかったのです。

その点をご理解頂ければ幸いです。

とてもお薦めの本ですよ。

確か、これと対で「彼氏のいないあなたへ」とかって本もありましたよね。こういうのはちらっと立ち読みするけど、読み過ぎると却って俺ってダメなやつとかって自虐的になってしまうのであえて避けてます。でも今度本屋に行ったらもう一度見直してみますね。そうそう、確か「もてない男」「っていうそのものズバリの本がありましたよね。あれはついつい引き込まれて読んでしまったのですが、確かあの小谷野っていう先生結婚したんですよね。相手は割と綺麗な方で、確か研究者だったと思います。彼が結婚したのですから、望みは捨てたものではないですね。

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