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映画『マンハッタン・ラプソディー』を観る

 今日は、映画『マンハッタン・ラプソディー』を観る。
 たまたま、テレビで放映されていたから観たのだが、とってもいい映画だった。

 婚期を逃したくらいの年齢の、コロンビア大の数学教授の男と国文学教授の女のラブストーリー。
 なにがよかったかって・・・単なるラブストーリーではないところで、プラトニックな精神的な意味だけでの恋愛が成立するかというテーマでえぐったストーリーであったところ。あと、サブテーマとして、自分のコンプレックスとの向かい合い方をいうところも掘り下げていた点は、単純なラブものの範疇に収まらない深さを感じたのだ。
 結論から言えば、まぁ、純粋に精神的なつながりだけでは、結婚生活は難しいかなということになるのだが。

 この映画の監督・主演をしているのが、バーブラ・ストライサンドという女性。
 僕はよく知らなかったのだが、そう、あんまりきれいきれいしていないのだが(この映画でも婚期を逃した容姿に自信のない女性という初期設定で始まる)、スタイルはとてもいい女優さん。
 調べてみると女優業は後から始めたことでもともとは歌手として売り出し、女優業、そして監督になったというマルチな才能を発揮しいている方らしい。
 この映画で魅力的な演技だなと感じさせられたので調べてみた次第だが、なるほど、テーマ立てが複雑なだけに、その機微を表現できたのはこの女優さんだったからだろうなと感じさせられた。

 とってもいい、そう、いままで観たことのない種類のラブストーリーだったと言えるだろう。

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