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ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 合格

 今日の一語り: ファイナンシャル・プランニング技能検定合格 で昨年7月に3級のファイナンシャル・プランニング技能検定に合格したことを語ったところだが、このたび、2級に合格した。

 1月下旬に試験があり、直後の自己採点の結果でも大丈夫そうであったので、安心していたが、特にマークミスもなかったようで無事に合格の証書も届いてほっとしたところであった。

 3級は、それこそ1年前の1月の試験で、学科は合格したものの実技が1点差で泣きを見て、捲土重来にて5月の試験でなんとか実技もそろえて合格という苦戦を強いられただけに。ここまで来るのには楽な道のりではなかったわけで。この試験は3級に合格しなければ2級を受けられないものであるから2級に至るまでにまる1年かかったと言うことになる。まぁ、指定の通信教育を受けて2級から受けるという技もあるが、通信教育は結構お金がかかるので私は試験一本でやってきたわけである。

 今回は、学科も実技も一発で通ったのでほっとした次第。それにしても、学科はけっこうすれすれのところでびびったが、なんとか。3級の時に実技で惜敗した苦い経験から実技はかなり練習を積んだので、大丈夫であったが、それでも深い知識を求められる実技の分野では金融・投資などの自分のあまり得意でないところでは失点が多いというのが如実に出たところがあったので、そんなものかなぁと思った次第で。

 2級まで来ると、まぁ、ファイナンシャル・プランニング技能士(以下FP)ですと言えるようになるのかなぁといったところ。3級で基礎を学び、全く知らないわけじゃないよという感じで、2級でそれなりにアドバイザーとしての登竜門に立てたと言うところだろうか。1級を目指そうとすると、1年以上の実務経験が必要になったりするので、ここから先は趣味で取るというわけにも行かなくなるので、このへんが落ち着きどころかと思わぬでもない。

 ファイナンシャル・プランニング技能士の検定に受かったからなんなの?って問いをされると、正直、ずばり答えられない部分が多いのも事実だ。

 かたーい定義から語れば、職業能力開発促進法において、この試験に受かったものだけがファイナンシャル・プランニング技能士を名乗れる定められているということで、要は、ファイナンシャル・プランニング技能士の称号を使えるようになるってこと。

 その称号を名乗ってどうするかって・・・まぁ、独立FPとして、資産管理のアドバイザーになっていくという道もあるわけだが、まぁ、それで食っていくとなるとなかなか難しいんじゃないかなぁという部分も現実にはあるんじゃないかと思われる。

 また、銀行業や証券業での販売員としてFPの資格があると説得力が違う部分もあろうし、生命保険販売とかにおいてもそうだろう。だから、試験会場でも明らかにその業界の方々だなぁというのも多数見受けられた。そういう方々には仕事上必要になるということだろうか。

 まぁ、資産運用についてアドバイスができることを公的な権威をもって証明してもらえたということになろうか。

 ひとつ自信がついたことも事実だ。実際、私も昨秋に宅地建物取引主任者の資格を取得したのだが、もし宅地建物を取引するとしてFPとしての知識があれば役に立つだろうなってことは容易に想像がつく。簡単なローンの試算とか税制上の優遇制度の説明とかはFPの領域だからね。

 まぁ自信がついたということが一番のところか。私のような今更花の咲かない中年男にとって、このような小さな自信って結構重要。

 ここまではきれい事の語りなんだけど、もうちょっと本音で語ると・・・ 

 

 

 

 もっと、ぶっちゃけた話ね・・・FPという資格を実は気に入っているのはね・・・

 私は、日商簿記3級から2級を取るってことを2年前にやったんだよね。3級は一回で取れたけど、2級に至るまでは3回も受けちゃって、半年くらいかかったのかなぁ。日商簿記2級を取れれば一応一人前で、経理事務員として働いていける部分があるよね。

 簿記って、みなさん結構勉強しますよね。会計言語の理解の登竜門という感じで。私もそういうメジャーさに惹かれて30半ばのおじさんになって、やってみたんだけど、やたら大変で、そもそも電卓打つ手が動かない。頭の柔らかい若いうちにやった方がええよという感じであったのだが、日商簿記の2級まで取ってがんばったなぁという感じで、全経簿記では1級まで取ったんだけどね。そうやって一生懸命、いわば金勘定の勉強をしてみたんだけどね。

 でさ、簿記って要するに複式簿記を習うわけだけど、これって企業での会計言語なんだよね。売掛金とか買掛金とか、物は動くけど実際のお金は動いていなくて「つけ」でやりとりしたりする商慣行に沿った金の流れを記述する言語。

 それってさ・・・自分の家の経済の金勘定に使えないんだよね、あまり。「つけ」で買い物するのなんて、クレジットカードを使った時くらいでしょ。でもさ、仕訳して集計するほどのことじゃなかったりするじゃない。

 でも、簿記って流行だよね。商業高校とかでは取らされるわけでしょ。実学として簿記を学びなさいって。

 それってさ、企業の都合だよね。会社の社長が自分で帳簿つけしたくないから、人を雇ってやらせる的な部分がある。だから簿記ができる人が欲しいってこと。単純化して考えればそうなる。

 もちろん、商いの規模が大きくなって、社長一人ではつけきれないから、経理事務員が必要だという事情もあろうが、諸事情含めても企業側の都合であることに違いはない。

 自分で事業を興したいという人なら、自分で簿記ができる必要はあるけど、荘でない場合は企業の要請に応えるべく、簿記の勉強ってある側面が強いかなぁと思うとそこに一生懸命になるよりは自分の金の流れを捕捉したいってことが出てくるじゃない。そうなると、簿記を学ぶのは別にあまり関係なくなる。

 そこで、たまたま、簿記をやって金勘定に詳しくなったところで、もっと自分の金の流れを考えて行きたいと思うと、このFPの資格はとても有用になってくる。

 私の取ったのは

 「2級ファイナンシャル・プランニング技能士・個人資産相談業務」 と名乗れる資格。

 他人の個人資産相談業務に関し一定の識見を持つ者として公的に認められたわけだから、自分の金の流れを考えるのもとてもできるようになったわけで。

 そういう意味で、自分の金の流れを考えるには、結構いいと思うんだよね、この資格。だから、この資格実は気に入っているんだよね。

 ま、それで雇ってもらおうというのには簿記とか宅建とかの方がよほど使えるのかもしれないけれども、今回の合格はそんな意味でとてもうれしいわけで(^-^)

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コメント

 かずさん、ご無沙汰しております。


 このたびは、FP2級合格おめでとうございます!僕も昨日、FP3級の合格通知をいただきましたが、あれは個人の財産形成を考えることにおいては、かなり役立ちますよね…。


 あと、簿記についてですけど、売掛金や買掛金で売上や仕入を把握しないと、簡単に決算書の不正につながってしまう(例えば、決算前にわざとお金を払わずに仕入を減らして利益を水増しする)ので、仕方ない部分ではあります。あと、最近では、「キャッシュフロー計算書」と言って、現金の流れを計算した書類を公開することも、一定以上の規模の企業では義務付けられていますよ。

おめでとうございます。
すごいですね。

大津さん努力されていますね。

私も何か資格など形になる勉強をすれば成果が見られるのでしょうけど、今は自分の興味ある分野の本を読むくらいですね。
大津さんを見習ってがんばります。

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