わが家的、初鰹 つれづれ
いにしえの江戸っ子にとって、初ガツオというのは「女房を質に入れても食べたい」というくらい食べたいものだったそうですがね・・・質屋の方にしたって実際に奥さんを連れてこられたって、さすがに平和な江戸時代、人身売買がそうそうできようはずもなく、困ってしまうんだろうけどね。ま、これは言葉の綾であって、それくらい初鰹が食べたいという比喩なんでしょうし、なんかその意気込みはひしひしと伝わってくるわけで。
目に青葉、山ホトトギス、初鰹・・・そう陽が長くなって、青葉も目につく5月になりました。私はカツオは大好きで、スーパーの店頭にもカツオが目につくようになってきて
そんな風に思っていたら妻が作ってくれました(^-^)サラダ的に。
鰹とサラダって、相性がいいんですよね。要は妻は野菜が食べたかったようなのですが、私もそれは同じ思いだったので、いい食事だなぁと思った次第。とてもありがたい食事でした。
思えばこれがわが家の初鰹なんじゃないかな(^-^)
そういえば、カツオって刺身系の魚介の中では安いんですよね。初めて独り暮らしに入った学生時代、お刺身大好きな私ですから、思わず買ってしまったんですよ。こんなにでかくて数百円なんてすごいっ!!てね。
そしたら、そのカツオ、皮付きの生でねぇ。どうやって皮をむくのかなんて初めての魚捌きの私にわかるはずもない。無理矢理引っぺがしてたべたりしたものですが、うまいはうまいものの、目を白黒させた自炊始めだった気がします。そんな私が今では、鯛だの鰺だのを捌きまくっているわけですから年もとるはずでありまして(^-^)
カツオに始まる自炊人生、今、脂がのっていますってな感じで(^-^)