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ダウンジャケットは何か哀しい

 寒くなりましたよね。私の起居する関東地方でも朝晩の冷え込みきつく、窓際に置くついたてを買ったりしてしのいでいる今日この頃です。

 寒さと言えば私はいろいろ感慨があります。東京で生まれ育ち、冬は寒いは寒いけれど青春時代を過ごした東北地方に比べればよほど暖かいところではありましたので、寒いながらもダウンジャケットのようなものはなかった・・・というか買ってもらえなかったというのが庶民だったゆえです。

  ただ、東北で一冬か二冬越したところで、これはダウンジャケットを買いたいなと、正月初売りで買ったんですよ。一万五千円くらいのが一万円になるとかで、モコモコがすごく厚くて暖かそうでね。色が青かったのがちょっと派手かなとは思ったし、雪山に行かんばかりのモコモコはあまりおしゃれとはいえなかったけれども、これで寒さから解放されるとばかりに飛びついた。学生だったからお金もあまりないわけでそのころの私としては大枚をはたいたわけです。

 これで富裕層のように寒さからは解放されるんだ。ぬくぬくなんだと思った次第で。

  確かに寒さからは解放されたし、周りからはあまり好評ではなかった青色でいやというほどモコモコしたダウンジャケットは、その後北海道にも住むことになった時には大活躍ではあったのですが・・・決して富裕層のようになれたわけではなかった・・・  さて、今、周りを見てみてください。そう言ういわゆる思いっきりダウンなダウンジャケットは流行っていませんよね?おしゃれな薄目のダウンジャケットでファーが付いていたりするのは女性でも着こなしているのは見ますし、男性でも、ほらちょっと前のドラマになりますがHEROでキムタクが着ていたようなのも、ダウンの中でもちょっとおしゃれだったなと。  

 私の青モコは、はっきり言って誰からの評価も受けず、かつ、今の妻からも捨てたら勧告を受けるくらいで、しかしあそこまで思いっきり暖かい服もほかにないので未だ物置の奥に眠らせてもらっているわけで、今はエディーバウアーの福袋に入っていた薄手のダウンを常用しているわけですが・・・

  思いっきり暖かいのに、都会では評価されないモコモコダウン・・・何かかなしさを禁じ得ない。

  富裕層を目指して買ったモコモコは帰って自分の庶民性を浮き彫りにしてしまったかなしさもあるわけです。

【青モコジャケットを見たい方は続きへ】

三分一湧水にて

 山梨県にある三分一湧水にて(三分一湧水館へようこそ 参照)。寒かったのですが、まぁ、青モコジャケットが大活躍でした。1999年1月のことです。

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