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高すぎて手が出ないなら作っちゃおうと夫婦でにぎり寿司

 志賀直哉の短編小説「小僧の神様」( - Wikipedia)の描写にすごく納得してしまう私である。そう、握り寿司というのは最高の贅沢の一つだと思っている。

 そもそも、手間がかかるわけで、そう、その量と価格の比較においては、コストパフォーマンスは決してよいものではない。とびきり美味しいのだけれども、握りの手間賃があるのだろうか、寿司飯を作る手間もあろう、概して握り寿司でお腹一杯になろうとしたらとんでもない金額が必要になること請け合いである。

 例外的に握り寿司でたらふくなれる場所を知っている。それは大阪にある。回転寿司であるが、握り寿司食べ放題というパラダイスのような寿司屋があるので、大阪に行ったらよく行くのだが、握り寿司が食べたくなったら大阪に行くというのではコストパフォーマンスを追って交通費等でかえってコストをかけてしまうのは矛盾そのもの。あくまで、ほかの目的で大阪に行った際に寄るべきところなのである。

 さて、そんな中で、今日は握り寿司を食べようと思ったのである。宝くじが当ったからではない、あぶく銭が入ったからではない、いっちょ気前よく散財しようと思ったからでもない。 最近では、自ら生魚を捌くことが好きになっているわけだが、その魚を握ってしまおうと思った次第。

 種類が多い方がよかろうと、複数種類の魚介を購入してきた次第で。

自宅握り寿司盛り合わせ

 私の捌き人生の中では定番のアジと、先日苦労していたイカ練習がてらを捌いてみて、妻に握ってもらう。私が捌き妻が握る。完璧な夫婦寿司である。

 アジを握ったものは、かなり妻にも好評。食べやすいし美味しいよね。酢飯の調合等は妻がバックでやってくれていたので、握り寿司は手間は手間だが、自分たちを楽しませるためにはいとう必要のない労苦だろう。

自宅寿司盛り合わせ(マグロ握り)

 マグロもあった方がよかろうと、メバチマグロの柵を買ってきて握る。簡単だし定番ですな。しかし、マグロの柵は比較的高めなのが玉に瑕。まぁ、一サク300円台のものを買ってきてこれくらいの量になるのだからよしとす。

 さて、このように、イカ、アジ、マグロの3種盛りをご覧のように盛りよく作ってみると、これだけである程度満腹できる次第。

 手先の器用な妻の助力がないとなかなか握るまで至らないが二人で作ればなんとかなる次第。

 3種あればいいじゃない♪

 魚介材料費は二人分で800円ちょっとなのだから、庶民でも手が届くわけでね。

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