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パン作りと人間性

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 朝の手作りパンのタネがなくなっていたので、一週間分また捏ねる。
 ここの読者さんが、ここでのパン作り語りを見てパン焼き機を買ったとのことを聞いた。とてもうれしいことである。私の生き様が共感を呼んだ証拠だから。
 さて、ここで、ケーキだ、パンだ、梅酒自作だと・・・男だてらのクッキング話に花を咲かせているわけだが・・・「あなたって料理がとっても好きだったんですね♪」と思われる方も多いかもしれない・・・元来クッキングパパ的趣味があったのだろうと思われるかもしれない。

 しかし、その答えは「No」である。フランス語で言えば「Non」、ドイツ語でなら「Nein」、ロシア語でなら「ニィエット」(綴りは忘れた・・・)。

 うん、料理なんて好きじゃなかった。
 大学に入って、一人暮らしを始めて、自炊は少しはたが、すぐに挫折したし、その代わりに近くのとても美味しい中華料理屋の焼き鳥丼にはまって食べまくっていて10キロ以上も太ったりしていたしね。基本的に学食を愛用していた。
 社会人になってからも一人暮らしを再会はしたが、やはり、時間もさほどあるわけでもなく、疲れるしね。少しはやったが・・・健康のことを考えて30を超してからだったかな、少し始めたのは。

 しかし、今は、既製品を買うのではなく、自作の食材作りにはまっている。

 なぜか?

 2006/5/22一語り「代ゼミの荻野講師の話に感動する」で、荻野講師の言うところの通信簿の左側(学力等)と右側(人間性等)の話に言及した。通信簿の右側を鍛えねばと訴えていた。
 私は、そう、自炊をおろそかにしてきた時期は通信簿の左側のみに力を傾注してきたんだと思う。勉強とか研究とか仕事とか。しかしね・・・それもだんだん頭打ちかなぁと。もちろんがんばるけどね・・・だから、遅ればせながら通信簿の右側の醸成に取り組み始めたわけだろうね。

 パン作りはその現われ。面倒だよ?だって、こうやって、イースト菌によって発酵するのを1時間なり待たねばならないんだしさ。しかし、そのパンを喜んでくれる妻の顔のためにはその苦労はなんでもない。
 少しでも身体によいものをと考えれば自作の方がいいに決まっているし。

 そう、そうやって喜んでくれる人への思いがなければ、面倒な自炊を続けられようはずがない。ひとのことを思いやることができるようになったかな・・・

 私の通信簿の右側のトレーニングみたいなもんなんだろうな。
 そんな風に思っている。

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