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映画「北極圏対独海戦1944」を見た

 今日はちょっとくたっとしていたので、借り置きしておいた映画でも見るべということで見てみる。

 「北極圏対独海戦1944」・・・ソ連映画である。

 戦争物というのはけっこう好きな方である。私自身はミリタリーマニアではないし、考え方的には戦争は絶対反対だし、憲法9条は守っていきたいという考えの平和主義者なのだが、歴史としての戦争には興味があるのかな・・・戦争物は結構よく見る。実は、邦画ではあるが近日公開の「ローレライ」は密かに見に行ってみたい映画と心に期している。

 さて、本映画を手に取ったわけは・・・ソ連時代に作られた映画というのも興味があったし、ソ連側から見た第2次大戦はどうなるのだろうかという興味で見てみた。

 感想としては、うーん・・・・・微妙・・・という感じ。

 標題通り、1944年頃のソ連の飛行隊の対独戦を描いた映画である。でも、戦闘シーンが多いわけでもなく、戦争映画というくくりよりかは、そこに繰り広げられる人間ドラマをなんとなく描いてみたという感じ。
 正直言うと、あまりストーリー展開は洗練されたものを感じないのだ。
 やはり、そういうヒューマンドラマは西側自由主義の文化の元での映画の方が全然うまいわけで、そっちを見慣れてきた私から見ると・・・なんか微妙だなぁとしか思えなかった。

 でも、東側映画を全て否定しているわけではない。例えば、その昔見た、ポーランド映画の「地下水道」などは、ワルシャワでの地下に潜って戦ったレジスタンスの様を硬派に描いた映画でこれは名画だと思ったのだが、こういうのは東側でしか作れかなった映画だと思う。そういう芸術性の高い映画は東側の特徴だったと思うのだが、


 しかし、戦闘機マニア的視点からはとても興味深いものとも言えよう。アメリカ・イギリスまたはドイツの戦闘機は西側映画でよく見ることができるのだが、ソ連側の戦闘機を見ることができるのはまずないからだ。そして、実写フィルムもふんだんに取り込まれているからだ。その筋に興味のある方にとっては貴重な映画だろう。
  
 それ的な興味で見るのであれば
 かぽんのミリタリー的日記 2005/02/07
 にとても詳しいレビューがあるので、一度参照されると良いかもしれない。

 でも、こういうソ連映画がほんと近所のレンタル屋で借りれるようになったとは・・・世の中進んだものだねぇとまた違った意味で感心してみたり。

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