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えらくなるべきか否か

 ドラマ「白い巨塔」を観る。

 やはり面白い。前にも語ったが(一語り October 10, 2003)、財前と里見の生き方は対称的だ。

 えらくならなければ組織を動かせないと考える財前、組織を動かさずとも自分としての最善を尽くしたいと思う里見。

  僕も、将来を考えるべき高校時代、このドラマの原作本を読んで本当に考えさせられたのを思い出した。

 確かに、はじめは里見がいいんだと思っていた。でも、深く考えると、一概に里見がよくて、財前が悪いとも言いかねるからだ。

 例えば、ドラマ「踊る大捜査線」で、青島は室井に偉くなって警察の官僚組織を変革してくれと願っている。そしてそれはとても正しく聞こえる。
 となると、財前のえらくならなければという執着もあながちうそとは言えないのではないか。

 財前的な生き方か、里見的な生き方か・・・

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