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飲みたくて飲みたくて心に寒風吹きすさぶ

 今日はやたら飲みたかったんだよぉ。
 
 
 そんな日はめずらしい。というのは僕はあまり飲まないように自制している人だからだ。
  
 でも、僕は多分、飲んべえの血筋だ。父親もよく飲むし、僕自身幼い頃から酒のつまみ系の食材が大好きだ(イクラにしても筋子にしてもそうだし、チーズも大好きだ)。大きくなったら絶対飲んべえになるといわれていた。

 しかしね、僕は、健康への関心が高い、そして知識至上主義といってもよい。
 だから、理性で欲望を抑えつけるのは得意だ。酒は百薬の長などという飲んべえに都合の良いような格言は信じないし、一日一合程度のアルコールがちょうど良いという知識もある(1合とはだいたいビール大瓶一本である)。

 そんな理性が優先して、酒飲みにはなるまいと思ってきた。アルコールに身を持ち崩した物語は枚挙にいとまがない。

 そんな話を知るにつけ、俺は、アルコールにはおぼれまいという決意がつのってきたのと同時に、成人になり酒が飲めるようになってきて、自分が酒好きだということがわかってきたのだ。やっぱ血筋には逆らえないものだ。

 これはなかなか厳しい。でも、知識による抑制が効いて飲んべえになることはなかった。
 
 だから、連日飲むということは絶対しない。たいてい3日は空ける。まったく野球の投手の登板間隔のようなものだ。昨日飲んだから、今日は飲まない・・・そんな論理が僕の場合は通用する。

 今日は、実は知人と飲む約束をしていた。だからこそ、この前の日曜日築地に行った時も、飲みたかったけど飲まなかった。

 でも、その知人が体調を崩し、飲む約束はキャンセルとなってしまった。
 
 これは痛い。とてもイタイ。

 今日のために断酒を続けてきたのだから。
 
 心にひゅるーと寒風が吹き抜けていく気分。
 
 急に飲み相手が見つかるわけがない。でも、今日はどうしても飲みたかったので、スーツの受領という用事を済ませた後、アイリッシュパブを見つけてしまったので(アイリッシュパブは最近のマイフィーバー)、一人で行ってしまった。3パイントを飲んでしまって、酔ってみる。

 日頃、独立独歩を旨とし、自由を重んじ、あまり群れないで、ひとり行動を辞さない自分だ。でも、こんな時は友達関係も広げておくべきだなぁとか切に思ったりもするものだ。

 店を出ると、大雨。傘もない。ぬれねずみになりながら帰る。また、心に寒風が吹いた。

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コメント

せっかくお誘いいただいたのに、
お付き合いできずすみませんでした。。。
また、気が向いたら誘ってくださいね。

 NAOさん、コメントありがとう。
 いやいや、こちらこそ、こちらの気まぐれでお忙しい時間帯に電話してしまってすみませんでした。
 まぁ、結局、私は気分屋さんな面もありますので、ご理解頂ければうれしいです。

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