映画『タイタニック』
映画『タイタニック』が今日放映されているね、テレビで。
この映画を観たのは、確か、ニューヨークに行く飛行機の中でではなかったろうか・・・初めて観たのは。しかも、イヤホンの音声を日本語に変える技を知らず、英語のままなんとか視聴していたことを覚えている。
その時は、無性に腹が立った・・・確かに、この映画はディカプリオとケイト・ウィンスレットのロミオとジュリエット的ロマンスの側面があるし、その意味では感傷的にひたれる映画でもあるのだけど・・・でも、ヒエラルキー、すなわち、身分的格差をえぐいまでに描写した映画でもあるからだ。観ていて気持ちよくはないわけだ。
だからあんまり好きじゃなかったんだ。そうそう、今でもロマンスなんかとはほとんど無縁な僕としては、ロマンス系の感傷にひたるという点での評価はしないわけだから。ディカプリオがいいとか、ウィンスレットがいいとか言っても、ふーん、あ~そうかねぇという感じだから。
今日観たら・・いや、ロマンスはロマンスとして面白いかとも思い直しつつ、やはり、かかっていたら観てしまう映画であることには変わりなく、やはり名画なのかなって思った。
ヒエラルキー問題をあそこまでえぐっている点も見応えがある。
みなさんは、この映画を、ラブロマンスとして捉えるか、社会派として捉えるか、どちらであろうか?