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電車の中での出来事で、詩を思い出す

 出張先に向かう途中の電車の中、私の隣でおばあちゃんに連れられた子ども達が騒いでいた。年の頃は、小学校低学年といったところか。男女2人の子。男の子の方は窓の外を見たいらしく、しきりに私の方に幅寄せしたり、ぶつかったり、それが蹴りになってみたり。
 本を読んでいた私にはかなり迷惑であったが・・・おばあちゃんは一応の注意を与え、私には席を替わります?こちらの方がまだましかもと言った旨のことをと言ってみたり・・・

 でもそれって本質的な解決じゃないよね。お子達が騒ぐために、私が席を替わってあげる必要もないのではないだろうか。しかも、窓に向かってその男の子が見ているのであれば、靴を脱がせるのは当然とも言えるのではないだろうか?少なくとも私は幼少時そう教えられたものだが・・・

 そのおばあちゃんは、靴を脱ぐように男の子に注意を与えていなかった・・・よって私は、土足の蹴りを何度か受けることとなったわけだが・・・

 私自身、小さな子は得意ではない。ことさら好きっていうわけでもない。だから、かなぁ・・・そのへんの包容力が欠けるのか・・・とちょっと反省してみたりしながら・・・まぁ、降りる駅に着いたので降りたが。

 帰って妻に話したら、子ども好きの妻も・・うーん、それは・・という感想であったので、まぁ、私の思いもあながちずれていたとばかりは言えないのかもしれない。

 その思いを反芻していたら・・・ある詩を思い出した。詩などは全然解する男ではないのだが・・・そういえば小学校時代何かのテキストで読んだなぁと。

 吉野弘さんの 夕焼け という詩。詩の招待席4 夕焼け参照。
 有名な詩なので知っている人も多いだろうか。
 なんか・・・この詩に出てくるような複雑な思いをした気分だったので。

 poem 吉野弘を見ると、「祝婚歌」という詩も吉野弘さん作とのこと。この詩は私たち夫婦を結びつけてくれた人が私たちに贈ってくれた詩だ。その通りだねぇという思いになる詩。
 「I was born」という詩。これもなにかの教科書で読んですごく共感できた詩だ。

 詩というものを解さない私にしては、吉野弘さんという詩人はずいぶん知っているような気もした。

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