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インターネットは公有地なんだから

 さて、この前の一語り「無線の雲」でインターネットは共有地みたいなものだから、無料またはその入り口も低価格でしかるべきと語った。

 まぁ、これはその時も言及したが・・・「スマート・モブズ」(ハワード・ラインゴールド著)に出てきた言葉「コモンズの悲劇」というものに発想を得ている。

 では、「コモンズ」とはなにか?

 それは「コモンズ」(ローレンス・レッシング著)で表された概念。まぁ、「スマート・モブズ」では、共有地とか訳されていたと思うが。
 この本の翔泳社から出ている邦訳版では~ネット上の所有権強化は技術革新を殺す~と副題が付けられているが・・・なるほど・・・こう言われるとよく分かる気がする。

 実は今、この「コモンズ」を図書館から借りてきて読まんとしているのだが(と言いつつ、前も借りてきて、結局読まずに返してしまった・・・分厚い本)・・・今回はがんばって読もうと思う。

 そう、インターネットは公有地なのだから、その公有地の入り際は、昔に比べればすごく入りやすくなった・・・そう、昔は、電話線につないで完全従量制、接続時間をびくびくしながらのネットサーフィンだった、テレホーダイが始まってからは夜11時からはつなぎ放題になってうれしかったものだ、しかし、寝不足になったものだ。その後、フレッツISDN・・・これは感激したよね。それから、今は光でもADSLでもブロードバンド回線が、本当に安く、完全定額制つなぎ放題で月何千円かというところ・・・ものすごくよくなっている。
 公有地に入る入場料が本当に電話基本料含めても月5000円いかなくなったのはすごい進歩である。これはいいことだ。

 しかし、公衆無線LANはその逆を行き、コストがかからんとしている・・・また、次世代(第3世代)携帯電話での高速アクセスももっとコストがかかる。これはあまりうまくないのではないか?

 「スマート・モブズ」でラインゴールドがしきりにそのことを警告していた意味が、そうYahoo!モバイルの有料化と共に私自身にも実感されてきた。

 でも、そのことを数年前に書き起こして予言していたラインゴールドはさすがだなぁとその慧眼に敬服するばかり。もう一回「スマート・モブズ」を読んでみようかと思う。

 このスマートモブズ、数年前、紹介されて熟読することになったのだが、紹介頂いた方の慧眼にも敬意を表したい(^-^)

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