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伊藤博文墓所に思う

 品川区西大井を散歩していたら・・・伊藤博文の墓所を通りかかった。
 伊藤博文と言えば、歴史の授業で、初代内閣総理大臣として必ず覚える人物である。
itoh1.jpg itoh2.jpg
 ここが伊藤博文墓所である。
 伊藤博文の生涯を思い返すと、長州維新志士から始まり、初代内閣総理大臣の後、初代韓国統監になり、韓国の植民地化を推進して・・・最終的には、韓国の民族運動家である安重根に射殺されるという運命をたどった。

 伊藤博文が英雄だったのかどうか・・・そこはどうなのだろうか・・・韓国植民地化が日本のひとつの破滅たる第二次大戦への第一歩になってしまったと考えると、英雄と言うよりは彼は日本をミスリードした間違った指導者ということになるのではないだろうか。

 そう、私は以前に韓国に行った折に、ソウル市内の中心地、南山公園(ナムサンパーク)に安重根が祀られているのを見た。
itoh3.jpg 安重根像
itoh4.jpg安重根義士記念館

 僕は伊藤博文墓所と安重根の像、二つを実際に見たことになるが・・・複雑な思いに駆られるところである。
 ただ、ひとつ思うのは、第二次大戦のような惨劇を二度と繰り返しては行けないし、国家のファシズム化は一番忌むべきことなのだろうということなのである。

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