今日は、それこそ去年の4月以来久々に映画館に映画を見に行った。妻と一緒に。
映画を見るというのは、実はかなりのパワーを必要とする。ただ、流れる映像を見ればいいのだから楽だと思いがちだが・・・実際、私も長年そう思ってきて、映画はリラクゼーションだという概念にとらわれてきたが・・・楽ばかりではなく、映像からストーリーを追って味わっていくのはひそかにかなりの集中力を要するものだ。
だから、眠かったりすると・・・とても面白い映画であっても寝てしまって惜しいことをしたと思いがちだ。
その意味では、映画館にまで行ってそれなりのお金を払って見るとなると、睡眠不足だといけない。それなりのコンディションを整えていかねばならぬ。
若かりし頃、公開終了間近の映画を見に、上映館も限られている中、仕事帰りの夜、無理無理遠くの映画館に見に行ってほとんどうとうとしてしまったとかいうこともあったし、風邪気味の中ぼーっとして見た映画はなにも頭に入ってこなかったとか・・・楽そうに見えて、映画鑑賞はさほど楽ではないことを実感しているわけで。、
ということで、今日は、映画館に行くにあたって、睡眠を十分すぎるほど取った上で、時間的余裕を持って家を出て外でゆっくりランチ。その上で映画館へ。
見た映画は「ゴールデンスランバー」・・・なかなかに面白かったし、コンディションも整えておいた結果、非常に楽しめたわけで。
何事も準備は大事と言うことだろうか。
映画「プラダを着た悪魔」( - goo 映画 )がテレビで放映されていたので見たのだ。
なかなかに面白かった。ひさびさに、夢中になって見られた映画と言える。
要は、主演のメリル・ストリープさんの怪演とも言える鬼気迫る憎々しい演技が際だって、そして、ヒロインたるアン・ハサウェイさんの美しさも際だちつつ、役者陣の演技のうまさがまずはいい。
それらの演技を見るだけでも「時間返せ」的な映画とはなっていない。
でもね、演技だけで私は映画を面白いとは言わない。まぁまぁくらいにとどめるだろう。
面白いと言うからにはストーリーのプロットに心の琴線を打つものがなければならない。
なにが面白かったかって・・・
(以下ネタばれあり)
さて、今日は3連休最終日。ただでさえ、土日の連休明けの日曜日の夕方になると、サザエさんブルーという言葉さえあるくらいで明日からの仕事を思うと憂鬱なもの。これが3連休となるとそのブルーたるやいかばかりであろうか。
まぁ、社会人になる前から、学生時代も連休明け前のブルーはあったから、まぁ、生きるというのは悩みつきぬもの。
でも、今日はそこまでのブルーに至っていない。
これはいろいろな要因が交錯しているのだろうからなんとも言えないところだが、今日の午後から夕方にかけてある映画を見たことがいい結果を生んでいるのではないだろうかと思ってみたりしているのだ。
映画「ザ・マジックアワー」(-goo映画)を見ていたのだ。まぁ、テレビも面白いものがないし、借りておいたこれを見ようかという軽い感じで見たのだが・・・
この映画、言わずと知れた三谷幸喜作品である。最近ではかつてほどはもてはやされていないが、三谷作品の底抜けの明るさはやはりあった。
暗くなりがちな、連休終わり間近の頃に、このように底抜けに明るく笑えるドラマは本当にいい。
じっとしているとあまりいい考えもしない頃合だから、何を考えたか、妻と二人で溜めに溜めたレシート整理をして家計簿つけをしたりするという、ある種、ダラダラした3連休の最後になってとてもマメに動いてしまったりしていたわけだが、そこでこの映画を眺めながらやっていたらいつのまにか夕方から夜になり、最後まで見きってしまった。
底抜けに明るく、すこしはほろっとさせるが、それも笑いを絡める三谷作品の明るさに引っ張られて、うまくブルー時間帯を切り抜けられた気がする。
その意味では、この「ザ・マジックアワー」は本当に連休明け前のブルーに効く映画と思われるのだ。
三谷作品らしい明るいストーリー、そして、とにかく笑いに持っていくプロット、そして、三谷作品ならではの芸達者たちの共演。悪くない。
まぁ、すごく深いストーリーではないから名画とは言えないのかもね。でもね、こういう軽く元気にさせてくれる映画ってあってもいいと思うし、必要だと思わぬでもないなぁ。
映画「フライボーイズ」( - goo 映画) を見た。
第一次大戦時のフランス-ドイツ戦線におけるアメリカ人義勇兵パイロットの活躍を描いた作品である。
いわゆる戦闘機ものと言えるだろう。
戦闘機ものというのは、ハリウッド映画などにおいて、たとえば、現代を舞台にするが「トップガン」に代表されるように戦争映画の一分野を形成しているように思われる。
ただ、この映画のユニークなところとして、第一次大戦時の戦闘機乗りの物語というところ。翼が2枚ある複葉機や3枚ある三葉機がドッグファイトを繰り広げる映像はなかなか見られない映像だと思う。
私は、宮崎アニメの 紅の豚 - Wikipedia が大好きなのだが、紅の豚でも複葉の水上機がドッグファイトを繰り広げるシーンが多用されており、それを彷彿とさせる映画でもある。
ただ、こちらの映画はもちろん実話に啓発されて作られているものなので、仲間が戦死する仲間も出てくるわけで、その意味では戦争のむなしさを感じざるを得ないものである。
紅の豚の主人公は軍隊を抜けていわば義賊として海賊退治を担っていながら殺しは絶対にしないというフィクションならでは戦闘機乗りであるのに対し、この映画で描かれる戦闘機乗りたちはいつ死ぬかもしれないという中で生きるか死ぬかのドッグファイトを繰り広げている点でリアルである。
戦闘機マニアには垂涎の作品とも言えようし、戦闘機乗りを格好良く描いてはいるが、やはり、戦争のむなしさというものがひしひしと伝わってくるのはこの映画でもそうであった。
主人公演じるジェームズ・フランコはかなり格好良かったね。
映画「ロード・オブ・ウォー」( - goo 映画)を見た。
武器商人を描いた映画であったが、とても見応えがあった映画だった。
正直期待以上だ。
この前、映画「ディア・ウェンディ」を見て、痛烈な銃社会批判だなぁと感じたわけだが(今日の一語り: 映画「ディア・ウェンディ」を見た 参照)、今回の映画も本当に印象的に銃を扱っている。
(以下ネタばれあり)
映画「ディア・ウェンディ」( - goo 映画)を見た。
正直とても不思議な映画。
気晴らしに見ようとしたが、まったく気晴らしにならず・・・なんというか、哲学書か臨床心理学の本でも読んでいるような感覚にさえ陥る感じがあった。
傷つきやすい少年少女たちの心と、銃のコラボレーションというストーリー。銃社会ではない日本ではなんとも不思議としか言いようがない感覚である。
傷つきやすい少年少女たちが、銃を握って自信を得た時の心理の移ろいを繊細なタッチで描いている映画と言える。
アメリカの炭坑町が舞台であるが、アメリカ映画にしては繊細だし暗さが入るなぁと思っていたら、デンマーク映画とのこと。なるほど、この暗さは欧州的な感じがあったので納得。
痛烈な銃社会批判となっていると感じられた。
確かに、銃というのは危険な感じだと思うんだよね。私も韓国に行った時に銃を撃ってみたことがある。
2度目のソウル 2003 冬 -もてない男のその後の語り 参照。
決して心地よくは感じなかった。銃の発砲の瞬間の反動・衝撃はいやでした。僕はそう感じた。僕は銃社会はいやだ。
しかし、心に傷を負う少年少女たちがどう感じるか・・・自信ととるのか、その人殺しにつながる道具をもった時の行動は・・・。
そのへんをえぐった映画として、暗くて重くて楽しめないけど、なんか深い映画だったと思うなぁ。
映画「鉄コン筋クリート」(映画「鉄コン筋クリート」公式サイト)を見たんだ。
なんか異様な迫力を感じる映画であった。アニメ映画なんだけど、迫力のすごさはなかなかのものと思えた。
いや、実はこのマンガ自体は漫画誌に掲載されていた時に読んだことがあるような気もする。少なくとも、その絵には見覚えがあった。
ちょっと気持ち悪いという感じの画風だよね。その画風も慣れてくると、やみつきになるという癖のある食材のような感じで、味があると言おうか。
この映画も、正直、抽象画を見ているようで、かっちりとしたストーリーが分かるという感じではないが、迫力とともに訴えかけてくるものが大きくある。見ている人によって解釈の仕方もいろいろあるのかなぁという感じ。
一回見ただけでは、味わい尽くせない深みがあるような映画であるが、飽きずに見られたアニメ映画という点で印象的だ。
これくらい飽きずに見られたのは、宮崎アニメと比肩するのではないかと思う。宮崎アニメほどわかりやすくはないけれど。
映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」( - goo 映画)を見た。テレビ地上波で放映されていたからね。
なんかとっても面白かったわけで。
ROOKIESでも人気が出ている俳優 市原隼人 が主役の映画であったが、それぞれに役者の味がよく出ていてとても面白かったのだ。
ストーリーもなかなかよかねぇ、古き良き日本があるねぇとか感じながら、原作を調べてみてびっくり。ブログ小説なのね。
自分自身も、それこそ、10年以上のホームページ作成者であり、長年のウェブ日記書き・・・今風に言えば草創期からのブロガーと言えるのだろうが、あまり、ウェブ上でのストーリー作りは信用してこなかった。
簡単に書いて、表現として世に出せる分、イージーなものが多くなりがちだろう。そう、このサイトだってそうだ・・・そこまでぎちぎちに遂行しているわけではないから、その実感を持ってそう思っていたのだが、この映画のストーリーがウェブ出身という点はちょっと驚きだった。
それくらい、まぁ、確かに、かなりお気楽な話であったが、大金をかけて脚本作りをしている大作にひけをとらないものだったんじゃないかなと感じてしまったからだ。
ともあれ、なかなかに面白い映画で、今日は片手間に見てしまった部分があるので、落ち着いてまたみたいなとさえ思わされる映画であった。
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 すなわち、「ぼくちゅう」に関しては、ぼくたちと駐在さんの700日戦争 - Wikipedia を参照されたい。
映画「ナイトミュージアム」がテレビ放映されていたので斜めに見ていたら、結構おもしろかったので見てしまった。
まぁ、続編が出たからその宣伝含めてというわけだろうが、肩がこらずに楽しめる映画としてはいかにもアメリカ的楽天さに満ちあふれた映画で悪くなかった。
続編が出るのは納得であったが、その楽天さからはお子様向きとも言えるが、世界史的知識がないと心底楽しめないのではないかな。
セオドア・ルーズベルト大統領、アッチラ大王、オクタヴィアヌスといった歴史上著名な人物がどのような世界史的背景にあったキャラクターなのかを知っていた方がこの映画は楽しめる。
その意味では、大人向けとも言える。
もちろん、この映画を契機に、それらの人物の背景の歴史に興味を持つ子どもがいてもいっこうにかまわないところだが。
最近はニュースを見てもいい話は少なく、今は就職戦線も厳しく、なかなか内定が出なくて夏休みも遊んでいる場合ではないとインタビューで答えている大学生もいたりして、厳しき世相をひしひしと感じてしまうわけで。そして、そのような厳しき就職戦線を突破したとしてもバラ色の生活が待っているわけでもなく相変わらず厳しくないとは言えない勤め人生活が待っていることは勤め人になってもう長い私が現在進行形で感じていることで、どっちにしろ今の若い人とたちは厳しき世相を感じながら生きていかねばならぬところでね。
そんな中で、この映画「トレジャー・プラネット」( - goo 映画)は、ひとときなれどその厳しき世相を忘れさせてくれるような夢物語だ。
厳しき世相の昨今にこのような映画を見ることは、まぁ、ひとときの憩いになることも多いんじゃないだろうかね。もちろん、厳しき現実の中、そんな夢物語を見せられてもかえっていやだという意見もあろうから、そこはそれぞれだと思うんだけどね。
まぁ、わたし的には、すかっと疲れず見られるアニメ映画ということで、ディズニーアニメを見直したのも事実。
(以下ネタばれあり)
映画「バッファロー・ソルジャーズ 戦争のはじめかた」を見た。
なんか、かなりの迫力を感じる映画。ストーリー的にもなかなか重い。
ジャンルとしてはブラックコメディーということになろうが、あまり笑えない。ブラック度がきついのだ。それでもいろいろ考えさせられる映画である。
ガツンと訴えてくる映画であることは確かだ。
映画「ヒトラーの贋札 / THE COUNTERFEITERS」を見た。
とても迫力のある映画だったと思う。 見て良かったと思う。
平日のお疲れ時間帯に見たので、あまり興味を引かないと途中で寝てしまったりするのだが、この映画はそんなことはなく、また、1時間半程度という長くなりすぎない時間で見終われるのもいいところだ。
ドイツ・オーストリア映画であるので、ドイツ語での音声となるが、ナチスドイツ時代の映画となると、たとえばかの「シンドラーのリスト」とかもアメリカ映画で英語で話されるので、なんか違和感があるわけだが、この映画はドイツ語であったのが雰囲気を損ねず良かったと思うわけで。
実話を基にした迫力が底辺に流れていて、その意味での迫力が大きくある映画。見てよかったと思える一本であったと思う。
昨日も今日もどうも映画をよく見た週末であった。映画を見ると言っても、映画館に行ったわけではなく、自宅でだが。
昨日は、よく晴れていたので、妻は洗濯をがんばってくれていたので、私はゴミを出したり買い物に出たり。
そして、妻のリクエストの映画「007は二度死ぬ」を見る。
まぁ・・・正直大しておもしろくは感じられない映画であった。ただ、日本が舞台になっている007というところに価値があろうか。日本人ボンドガールは誰かとかそのへんの興味は湧くも、特撮も昔の映画であるからよくは見えないし、ストーリー的にも洗練されているとは言い難く、まぁ一回見ればいいかなという感じで。
今日は、朝8時台からもう一本借りていた映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を見る。ジョニー・デップ主演。
なんか、こちらは歌ってしまっていて、なんかミュージカル調ながらも、全然怖い。スプラッター映画と言って良い。あまり朝から見る映画ではなかったかもしれない。
それでも、こちらはなんというかハラハラドキドキはあり、その怖さはすごいと思う。
ハリーポッターシリーズでスネイプ先生として怪演しているアラン・リックマン氏がここでも怪演。ダイ・ハードで悪役を演じて出世した俳優と知り、なるほどと納得。
ともあれ、迫力はあったが、なんとも消化するに難渋する映画であったことは確かだろう。
ともあれ、週末になにやかにやで好きな映画を見る時間もなかなか取れなかったのも事実。映画を見るとなると2時間なりをきっちり取らねばならないので、その余裕があまりないのが実情で。
ひさびさに映画な週末は、後味はともあれ、有意義なものだったと思うよ。
さて、久々の長い連休となった今年のGWも今日でおしまい。名残惜しいと言えば聞こえはいいが、明日からの仕事を思うと気が重いというのは洋の東西問わず、今昔ともども共通のことではないだろうか。
そんな連休最終日、関東地方は昨日から引き続き雨だったし、昨日までめいっぱい活動していたわけで、今日は家にいようと。となると、どっしりしたドラマなり映画でも見ようかということになる。
午前中は、NHKが再放送していたドラマ「ハゲタカ」がとても興味深かったので、見ていて満足したわけだが。
午後になると、さて、映画でも見ようかと・・・
映画「クライマーズ・ハイ」(- goo 映画)を見たわけで。
基本的に洋画中心に見る私だが、この映画はなんかよくポスターを見かけたということもあって見てみようかなと借りたわけだった。
とても、エキサイティングな展開で、145分と長めの映画であったが、その時間を忘れさせてくれる迫力があった。
ただ、若干ストーリーの背景の説明不足が目についた部分があったことと、キャスト陣の豪華さに頼った部分があるかなぁ、ストーリーがちょっと唐突に終わってしまったなぁとは思ったものの、邦画らしからぬ迫力のある映画であったことは確か。
かの、1985年の群馬県御巣鷹山の日航機事故における群馬県の地方新聞を舞台にした映画。新聞屋のリアルな仕事っぷりにはじめはただただ圧倒されまくりである。その迫力のまま最後まで押し切られる幹事だ。
そういえば、以前、職場の上司らに「大津君はスポーツ新聞とかの記者になっていればよかったかもね」という旨のことを冗談めかして言われたことがある。まぁ、なんか一般紙ではなく、スポーツ紙というところがなんというか私が口八丁な部分があるのかなぁ(^-^;ま、文章を書くのは好きだが・・・ま、硬い文章は好きでないからか。
ま、事件が起こったら家にも帰れず、寝られず、自分の仕事としてがんばったものをつぶされれ人格も否定されたりする新聞記者の世界がドラスティックに汚い面も含めて描かれている映画であり、新聞記者になりたくねーなと実感させられてしまうかもしれない映画だということも事実だ。そのえぐい描き方で時間を忘れさせられるものだ。
だから、重い映画とも言えるんだよね。連休最終日の気晴らしには重すぎたようだ。少なくとも妻にはね。
映画「カーズ」( - goo 映画)を見た。
ディズニーアニメである。
そもそも私はディズニーアニメというものはそんなに好んで見る方ではないと思う。どうしても、ディズニーアニメというとお子様向きな感じがあって、もっと壮大なストーリーを映画では見たいなぁと常々思っているからだ。
しかし、そんな私の思惑とは裏腹に、私は、ピクサー・アニメーション・スタジオ制作のディズニーアニメはかなり網羅的に見ているようだ。
トイ・ストーリーに始まり、その第二作、バグズライフもテレビで見たし、モンスターズ・インク、ファインディング・ニモ、Mr.インクレディブルなんかは映画館に見に行ってしまったと思う。レミーのおいしいレストランも見たしね。
そして、今日、「カーズ」を見たんだ。これもピクサー制作。ピクサーの制作のものは、CGがすごいよね・・・それが特徴的。
ストーリーはといえば、なるほど、子どもでも見られるんだろうが、大人の方が喜べるんじゃないかな・・・そんな、ちょっと泣き笑いのストーリーはかなりいい。
かなりシンプルに疲れずに見られるストーリーでいい感じだ。元気をくれた感じ。
そういえば、そう、今まで見てきたディズニーアニメも結構元気をくれてきた。
結構元気をくれるんだね、ディズニーアニメは・・と認識を新たにした次第で。
今日はすごい圧迫感のある映画を見てしまった。宇宙戦争 (- goo 映画)。パニック映画ものとしては、映像はとても迫力があり、エキサイティングであったが、怖かった、圧迫感満載。実際にこんなことがあったらたまらないという感じ。
雰囲気は、「クローバーフィールド」なんかに似ているかなぁ。飽きずに最後まで見られるのはさすがスピルバーグ作品といったところか。しかしながら、ストーリー的深みがさほどなく、そこまで迫力を持って引っ張った割にはあっけないハッピーエンドというのがご都合主義的であったような気も。
それに比して、圧迫感と未知なるものとの戦いとしての圧迫感の天で大いに共通点のある映画「ミスト」(映画「ミスト」公式サイト)を見た時は、迫力ある圧迫感のある映像とともに、ストーリー的にもさすがスティーブン・キングと思わせる深みがある決してご都合主義的でないエンドで、最後の最後まで映像・ストーリー共に圧迫感と共に終わったすごい映画であった。
どちらも妻と一緒に見たのだが、私は圧迫感には比較的強い方で、楽しめたりするのだが、妻は映画感傷というリラクゼーションタイムにそこまでの圧迫感を感じたくないらしいが、どちらもとても圧迫感を感じた様子。
まぁ、毒にも薬にもならないような平板なストーリー映像を見るよりはよほどいいわけだが、圧迫感のある映画は自分の心身のコンディションのよい時に見るのがよいだろうと思うわけで。
映画「大いなる休暇 」(- goo 映画)を見た。
カナダ映画というのも珍しいが、カナダの中でもケベック地方のある過疎の島が舞台なので、フランス語であるというのが珍しい。
フランス映画など大陸系の映画にありがちな暗さは感じられず、さりとて、明るいだけというわけでもなく、そのしっとりとしたコメディーがなんか心地よい。
とてもいい映画だと思った。
(以下ネタばれあり)
今日の一語り: ネット社会の怖さ で語ったように、ネット社会の怖さを感じさせられる映画を最近よく見ているが、今日もまた見てしまったのだ。
今日の一語り: 二人で楽しめた映画 で語った、映画「イーグル・アイ」の主演たるシャイア・ラブーフの出世作である映画を借りて見てみたのだ。
映画「ディスタービア」 (- goo 映画)である。
かなりこわいよね。でも、ハラハラドキドキでノンストップで一気にエンディングにいける迫力はあった。
イーグル・アイもネット社会の怖さを実感させられたけど、こっちはもっと現実味のある怖さか。
出てくるネットツールも身近である。 iTune 、 You Tube そして X-BOXのネットワーク機能などなど身近であるし、2007年ものだけに新しい感じである。また、テレビ電話なども出てくるね。
そして、それらの身近なIT関係を駆使してのストーリー。これら最新のITももしかしたら数年後には遅れたものになっているかもしれないが・・・ITというのも使い方によってはこわいものだということが実感される映画。
飽きずに全編見られる。そして怖い。
シャイア・ラブーフさんの演技もよいが、やはり、デヴィッド・モースさんの迫力がこわすぎるというところか。
「ザ・インターネット2」という映画を見た。サンドラ・ブロック主演の「ザ・インターネット」の続編であるが、なかなか面白かった。
まぁ、前作も本作も、ネット社会の怖さを描いていることには変わりない。
先日、今日の一語り: 二人で楽しめた映画で語った「イーグル・アイ」もネット社会の怖さがひしひしと感じられる映画であった。
確かに、インターネットは便利であるし、その魅力にはまりこんでいる部分は否めないところであるが、ネット社会の便利さとは裏腹の怖さがあることを忘れてはいけないのだろう。
そんなことを感じられたわけで。
この映画自体は、素直に楽しめる映画であった。
今日は妻と二人でひさびさに映画を見に行く。
妻は明るいストーリー好き、私はシリアス系のストーリーが好きということで、なかなかに両者を満足させる映画には行き当たらないものだが・・・
今日見た映画は、ひさびさに二人とも楽しめた映画であった。
である。
とても面白かった。
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮ということで期待大であったが、その期待を見事裏切らずにいてくれた映画で、大満足。
そろそろ終映間近のようだが、満席に近かったのもうなずける。
最近のことだから、すぐにDVD化されるのかもしれないが、オススメの一本であることは確か。初めっからノンストップで行き着かせぬ展開であるから。
映画「最高の人生の見つけ方」( - goo 映画)を見た。
これはとってもいい映画。本当にいいストーリーというのはなかなか出会えないものだが、ひさびさに出会った気がした。
モーガン・フリーマン、ジャック・ニコルソンという両名優の迫真の演技もさることながら、死という難しいテーマをコミカルに、そして真摯に追求している点が素晴らしい。
ただ、やや暗めのテーマであるため、明るく楽しい映画が好きな妻とは趣向が合わないため、1人で見ることになるわけだが。
映画館に行って見たいと思ったくらいの映画だったが、レンタルで今回見たが、うん、本当にいい映画だった。
つい先日、今日の一語り: すさんだ心に効く映画 で言及した「Always 続 三丁目の夕日」( - goo 映画 )が今日テレビ放映されていたのでまた見てしまった。
おいおい、わざわざレンタルしてまで見たのに、2週間とおかずにテレビ放映されてしまうのは皮肉だが、泣けたよ。ホント。何度見ても泣ける。
妻と話したのだが、1作目より、この2作目の方がよく感じるのはなぜかってこと。
妻の分析では、ハッピーエンドだからだそう。
(以下ネタばれあり)
映画「アイランド」(- goo 映画)を見た、テレビで放映されていたからね。
いやいや、本当にすごいストーリーだし、映像美もすごい。
マイケル・ベイ監督の作品だが、名前を聞いたことがあるなと調べてみたら、「アルマゲドン」とか「ザ・ロック」とか、なるほど迫力ある映像を撮る監督だよね。
でも、すごいのはそのストーリー。
秦の始皇帝は不老不死を求めたという故事は有名であるが、人間の究極の欲望はそこなのだろうか。その点を見事にテーマにしてきたこの作品、そのストーリー建てが秀逸である。
私も幼き頃より映画を見続けてはや30年近くになろうか、映像美だったり、その迫力だったり、ストーリーに感激してきたが、やはり、古典と言われる物から見ているとある類型化が理解できてくる。古くから名画とされているものは、それなりの不変の良さがあって、その後の映画はその類型の要素を取り入れて成り立っていることが多い。
この映画ももちろん、ある類型の要素も取り入れているわけだが、それ以上に不老不死というストーリーテーマはあまり例に記憶がない。その着眼点に脱帽であった。
不老不死と、人権。その深遠なテーマを深く掘り下げたこの映画は最近見た映画の中では特に秀逸と思うのだ。
もう、ずいぶん前になるけどね、若かりし頃、とてもすさんだ気分になっていた時に、気晴らしにと映画館に入ったことがある。
その時、ちょうどオンエアの時間だったので入った映画がかの過激な殺戮シーンが話題になった問題作「バトル・ロワイヤル」( - goo 映画)だったので、まぁ、すさんだ気分にはお似合いかなと思い、入ってみたものの、よけいすさんだ感じになってしまって難渋した思い出がある。
まぁ、すさんだ時にすさんだストーリーをという逆療法的な荒療治の失敗と言ったところか。
今日は、すさんだ気分ではあった感じなのだが「Always 続 三丁目の夕日」( - goo 映画 )を見たのだがこれは本当によかった。すさんだ気分にとても心地よい春風を通してくれたような温かさに包まれた。
そう、泣けたよ。
お金じゃない大事なことがあるんだと訴えるこのドラマ、ありだと思うよ。うん、そうでなくちゃ。
この映画とってもいいと思う。
今日の一語り: 失敗から始めているから強いんだ で語ったように、私と妻はどうにもさえない失敗が多い二人という共通項がある。転じて失敗から始まっているから強いんだと語った。
それ以外にも、なぜか二人とも違った観点からではあるがジブリアニメ好きという共通項がある。
つきあい始めの頃にも、ジブリ美術館に足を運んだくらいだ。
中でも、二人とも好きだったのが「耳をすませば」である。
この映画はくやしいほどポテンシャルにあふれた中学3年生の二人の物語。
(いかネタばれもあり)
映画「ヘアスプレー」( - goo 映画)
なかなかに面白い映画である。これは妻のセレクトによるものであったが・・・ミュージカル映画と言って良い。
だから少々面食らう。そして、はじめは面白くも感じない。
ただ、テーマとして訴えていることがとても元気が出る感じだ。
そう、私も妻も失敗が多い人生、そういう人にはとても勇気を与えてくれる映画だと思う。
人生いろいろあるけど、これでいいんだと思える映画。
映画「ポセイドン」(- goo 映画)を見た。
かの潜水艦映画の名作「Uボート」の監督して高名な ウォルフガング・ペーターゼン監督の作品。
まぁ、ウォルフガング・ペーターゼン作品と言えば、パニック映画を作らせたら一流という感じだ。
しかも、海洋ものが得意なのかな。「Uボート」()も、言ってみれば戦争が舞台の海洋パニックと言えばそういう分類になるし、「パーフェクトストーム」(2000)は劇場にまで見に行ったのだがこれもまさしく海洋パニックである。そして、今回見た「ポセイドン」(2006)もまさしく海洋パニックものである。
(以下ネタばれあり)
宮崎アニメ最新作「崖の上のポニョ」の宣伝のためか、今日はテレビで「ハウルの動く城」が放映されていた。
いやいや、こっちの方が全然いいね。迫力が違う。
「崖の上のポニョ」がテーマが抽象的すぎて何が言いたいのか拡散してしまっていたのに比して、「ハウルの動く城」の方は平和を語りたいんだなと言うことがよく分かった。
宮崎アニメは、平和か環境か人類の傲慢さか・・・そのへんをテーマに置いているのが常なのだが、崖の上のポニョのわかりにくさは群を抜いているような。
まぁ、ナウシカやラピュタといった頃より、ハウルは訳が分からなくなっていた気もするも、ポニョよりはわかりやすいよなという感じであったわけで。
映画「ブルークラッシュ」(- goo 映画)を見た。何度か見たことあるが再度。
いかにもアメリカ的という感じであり、恋にスポーツにという感じであるアメリカ映画。
それなりにすかっとするラストはいいのかな。
サーフィン映画なわけだけど、サーフィン自体はさほど好きでもないわけだが、なんかすごいなぁと思える感じ。
深みはないけど、楽しめる。そんなに時間返せ的な感じではないそこそこな映画。主演の女優はかなりきれいだろう。
映画「かもめ食堂」( - goo 映画)を見たんだ。
とてもとっても面白いというわけでもなく、はらはらドキドキ手に汗握るとってもオススメという興奮もない。
淡々とつづられるストーリー。
役者が、小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさん・・・知る人ぞ知るくせ者女優がこれまたゆったりした雰囲気のフィンランドという地で繰り広げるアンニュイな映像の数々・・・ハラハラワクワクというわけではないよね。
しかし、見ているうちにちょっと引き込まれてしまっている自分がいた。
というか、出てくる料理が美味しそう。美味しそうな映画っていうのはあまり見た例がないのでそれがこの映画の大きな特色か。
また、北欧家具が美しい。日本に上陸した際激安で評判を醸したかのIKEAも北欧出身だし、実際IKEAで買ったテーブルを愛用しているが、やはり家具は北欧がいい。
ただ、ふらっと来て長期滞在できるのかなぁ・・・ビザ的にはとか現実性を考えると、描かれる物語に現実感はないかもしれないが、それはそれでフィクションなのでよいかという感じ。
フィンランド・・・マジで行ってみたくなったことも事実。
結局、そこそこ面白かった映画だったのかな。
映画「しゃべれども しゃべれども」(- goo 映画)を見た。
見始めはね・・・あぁ、やってしもた、また時間の無駄じゃないかと思ってしまうくらい、邦画にはよくありがちのなんだかなぁな展開だったのが・・・だんだんおもろなってきた次第。
最後は、心ほんわか暖かくなる感じでよかった。
それぞれに、いろいろ人生背負っている。そして、うまくばっかりいかない・・・そんなリアルさがあるストーリーでよかった。
最終的には、大団円的によかったよかったなわけだが、なんちゅーのかなぁ、アメリカ映画にありがちな超サクセスで、ありえねーだろ感はないのだ。
現実にあり得そうないい結末というのが好きだ。
また、私は東京の下町が大好きだ。よく行く。そう、今の妻とも、まだ恋人時代にかなり早い段階で連れて行ったのが月島だったりする。今やっているNHK朝ドラ「瞳」が大好きなのも東京の下町が舞台だからだ。
この映画もそのへんが舞台。隅田川がわんさと出てくるし、また、かの都電の路面電車がたくさん出てくるのもいい。
下町好きにはたまらない映像と言える。
ストーリー的には、そんなにガット引き込むほどの起伏があるわけでもない。そこまでうまいとも思えない。そう、銀幕に出すほどの迫力はないかもしれない。
しかし、ありなんじゃないか。そう思えた。僕は好きだよ、こういう話。僕の人生だって、こんな感じだよとシンパシーを覚えられたんだ。
人生いいことあれば悪いこともあるしさ。そんな中で生きていくんだよねって思わせてくれるわけで。
映画「僕はラジオ」( - goo 映画)をたった今見終わったところ。妻と一緒に。そして二人で感動していた。
実話を元にした映画であるが、非常に感動ものである。
実話を元に感動させるというのはアメリカ映画のお家芸的手法とも言えなくもないが、実話であればいいのかというと・・・そうでもない。例えば、この前見た映画「幸せのちから」(今日の一語り: 映画「幸せのちから」を見た参照)は・・実話を元にしているけれどもそこまで感動したかといわれれば微妙。これは真に迫った感動ものである。
そして、エド・ハリスかっこいいなぁとか、そのへんも思うわけで。
実話もので感動したのは「ルディ 涙のウイニング・ラン」( - goo 映画)以来かなぁとか思いつつ、どちらもアメフトを舞台にした実話映画ものだという共通項があったりもする。
映画「大いなる陰謀」( - goo 映画)を見たのだ。
かなり久々の劇場での映画鑑賞であった。妻が夜出かけていることから、一人時間があったため。また、この映画、前売り券を買っていたが・・・大々的に上映されているのは今日までのようであったため、あわてて見たという次第でもある。
まぁ・・・この映画、平和論としては非常に意義深いものであった。ただ、映画論として、映画が面白いかと言われれば・・・正直微妙である。
(以下ネタばれあり)
映画「幸せのちから」( - goo 映画参照)を見た。
まぁまぁといった映画であった。すごくオススメというわけでもなく、かといって時間返せという映画でもなくというところ。
感動大作のように宣伝はされるけれども、感動できるかどうかは人によりというところ。
妻と一緒に見たが・・・
(以下、ネタばれあり)
映画「地下鉄(メトロ)に乗って 」(- goo 映画参照)を借りて見たんだ。
なかなかに面白かったし、役者の演技もうまかったわけで。
エンディングが見えない展開はよかった。よく映画だと、どうせ主人公は死んでしまうんだとかいうように結末が見えていることがあるし、となると、予定調和的な結末に行き着くまでにただ漫然とストーリーを追っているだけという鑑賞だと時間返せという気分にもなるわけだが、そのへんはストーリー展開が見えなかったことで回避されている。
また、私は東京生まれの東京育ちであり、あの縦横無尽の地下鉄路線を駆使して生きてきたこともあるので、非常に懐かしかった。
以前、通った風景が出てきたりして、あ、ここは・・・とか分かったりするとうれしいような感じ。以前「鉄」(鉄道ファン)だった私のツボをつくような話。
ストーリーも飽きない展開だし、情緒があるなぁと思って見ていたら、エンディングで浅田次郎さん原作と聞いて納得。
しかも、半自伝的小説というからちょっと驚き。
(以下ネタばれ)
いやいや、映画「クローバーフィールド」の公開初日に早速妻と一緒に鑑賞してきましたよ。前売り券を手に入れていたのでね。
アメリカでは大ヒットしたということでしたが・・・果たして・・・
うん、「おえっ」て感じ。
うん、一言で言うと、「おえっ」という感じで。
手ぶれ映像が主体で、体調により乗り物酔い状態になることに注意という映画で、実際、上映館の表看板等にはそう注意書きがしてあったりもするわけだが・・・見事の酔いました。
いや、すごく迫力のある映像で、引き込まれるんですよ。でも、それだけ食い入るように見ていると、映像が手ぶれしたハンディカメラの映像での構成なので、酔ってしまう。
熱中して引き込まれれば引き込まれるほど、生あくび連発、おえっという感じになる、不思議な感覚。
ニューヨークの街が舞台なのだけれども、私が以前NYに行った時、14時間も飛行機に揺られたりしたものだし、寝不足、時差ぼけもあって、NYに着いた時にはすっかり酔っている状態でおえっという感じであったのを今でも鮮明に覚えていて、JFK空港に降りたってまずはトイレに行った思い出があるのだけれども、今回の映画と言い、NYとおえっという酔い状況がリンクしてしまっているなぁとか感じつつ。
映画自体は、評価が分かれるところであろうか。映像の迫力は認める。ただ、ストーリーとして・・・味があるかどうかは微妙。総じて、評価が分かれるところなので一概にオススメというわけにもいかないかな。
日本的なるものにすごくインスパイアされていることはよくわかるような。
映画「Mr.&Mrs.スミス」(Mr.&Mrs.スミス - goo 映画)を見た。借りてね。
まぁ・・・なんというか、ブラピさんとアンジェリーナ・ジョリーさんの魅力全開。以上終わりといった感が強い。
ストーリー的な起伏が少なく、やや冗長な感が否めず。
ブラピさんとアンジェリーナジョリーさんの外見的魅力を鑑賞するという意味ではいい映画なのかもしれない。
(以下、ネタばれ)
意外にも非常に面白く感じた映画。妻と一緒に見たが、私はどちらかと言えば小難しく理屈っぽいと言えばいいだろうか、多少気楽さは損なわれても重厚でストーリーに工夫のある映画が好きなのだが、妻はそういうのも見られないわけではないがどちらかと言えば気楽にストレス解消につながる感じの映画が好きなようであり私から見るとちょっと軽すぎてつまらないのだというすれ違いが起こりがちなのである。難しいところなのだ。
しかしこの映画は意外にも二人の需要を満たしてくれる感じの軽妙ポップながらストーリーの工夫もありというアニメ映画だったのだ。
(以下ネタばれあり)
映画「悪い奴ほどよく眠る」を見ていたりした今日。
言わずと知れた黒沢作品で有名なタイトルであるが、どんなものか一度見てみたかったのだが、これは本当にすごく迫力のある映画であった。
悪い奴が本当によく眠る救いのない展開であったのだが、ほえーと感嘆しながら見ていたら、妻が私は 「わるい話」好き だねと評してきた。
なるほど、以前民放で放映されていた「わるいやつら」なども、わるいねぇなどと感嘆しながら見ていたものだ。あれは松本清張原作ものであったが。
洋の東西をとわず悪を描くストーリーには深みがある気もする。
悪と善は表裏一体という言葉もあるが、悪を描くストーリーには人生の機微が凝縮されているようにも感じられて面白いのかもしれない。
まぁ、昨日はホッピーと赤玉スイートワインにウイスキー原酒でいい感じに酔っぱらいながら、見かけていた映画を見た。
先日テレビで放映されていたものを録っていたのだが
「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」(- goo 映画)である。
なかなか面白かったんじゃないかな。うん、意外に面白かった。
そう、私は以前は広末涼子さんファンでもあったし・・・まぁ、最近はいろいろあって以前ほどの人気はないにしろ、それなりにこうやって主演を張るというのはすごいなぁと思うところ。
ストーリーとしては、まぁ、タイトルにもなっているように、タイムマシンもの。SF映画では使い古されたネタと言えよう。
まぁ、コメディ要素が入っているのだが、コメディ的タイムマシンものの映画と言えば、かの名画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が思い浮かぶところだが、この映画はストーリーのロジック的にはそれとまったく変わることがないのだ。換骨奪胎と言ってさしつかえないところだろう。
(以下ネタばれあり)
映画「父親たちの星条旗」(父親たちの星条旗 - goo 映画、父親たちの星条旗 | 硫黄島からの手紙)
非常にいい映画だった。昨日見ていた映画はこれだったのだ。
クリント・イーストウッド監督による日米双方から描いた硫黄島2部作ということであるが、今日の一語り: 映画「硫黄島からの手紙」を見たで語ったように、一つは見たのだ。
そこで痛感したのが、やはり、戦争のむなしさである。「硫黄島からの手紙」の方は日本からの視点であるが、戦争というものがこれほど矛盾に満ちたものなのかということをまざまざ座と実感させられた。
さて、今度はアメリカの視点からの硫黄島の戦いを描いた、本作「父親たちの星条旗」・・・これもまた、同様の感を抱かせるものであった。
そう、勝者アメリカにしても、硫黄島の戦いは多くの傷を残したものであり、そしてこの映画で非常に特筆すべきは、勝者の中で英雄(HERO)として祭り上げられた3人の兵士も、また、必ずしも幸せになれなかったという実話に基づくプロットである。そう、戦争という殺し合いは、勝者にとっても何も生まないどころか傷を残すものなのだということ。そこが新鮮なプロット立てだ。
いつものことながら、戦争あるまじき、そのような思いが実感される映画だ。
まぁ、戦争によるHEROのむなしさというロジックとしては、スピルバーグ監督の「プライベートライアン」に通じるところがある。まぁ、「プライベートライアン」の方が迫力としてはあったろう。
しかしながら、この映画も同じロジックながらも、違った状況であるのが新鮮である。
平和を考える上でも、ひとつオススメの映画と言えるのではないだろうか。
映画「40歳の童貞男」というのを見た。
こんな映画→「40歳の童貞男」公式サイト、40歳の童貞男 - goo 映画
意外にもなかなか面白かった。妻に言わせれば、時間を返せというほどつまらないわけではない映画という評を言っていたが、私も全く同感である。
非常に心揺さぶられるほどの感動はないにしろ、ストーリーは2時間ほどのものとしては飽きずに見られる。まぁ、DVDを借りて見たので、ところどころ中断を挟みながら見たわけで、劇場で2時間みっちりとなるとどう感じるかは保証の限りではないが、そこそこに面白い。
邦題が「40歳の童貞男」という過激なタイトルだから、どうも"げてもの"を想定してしまうが、まぁ、下ネタは多いから、カップルで見る時などはどこまで相手との関係が進んでいるかには十分に留意が必要ではある感じの下ネタはちりばめられているものの、そこまで"げてもの"ではなく、さきに「意外にも」と表現させてもらったように、なかなかにストーリーも心的共感を呼ぶハートウォーミングなコメディーとして仕上がっているのである。
私が、この映画を見ることにこだわったのは・・・私が もてない男の心の語り(現 もてない男のその後の語り) というページを作っているからゆえである。
多分日本で初めて1998年5月より自分を「もてない男」と位置づけ語り始めたインターネットホームページであるわけで・・・そういう「もてない」語り部である私としては見逃せないタイトルであったわけだ。
まぁ、この映画は「童貞」という肉体的もてなさ性に焦点を置いているが、私の方の「もてない」は主に精神的なもてなさ性への焦点があるわけだが、終局的にはどちらも「ステディな異性のいないことによる切なさ・コンプレックス」に行き着くわけで・・・その意味では非常に共感できる映画であったわけで。
この映画の主人公は、いわゆる「オタク」であるが、私もオタク的に見られることがある。
そう、独身なればこそ、いろいろなことに打ち込める。その経済的余裕もある。そのへんに関しては大いに同感できるし、そのへんの描写もうなずけるものがあった映画である。
まぁ、超オススメというわけではないものの、名前ほど変な映画ではないような感じというところか。
先日、映画「ナショナル・トレジャー 」(ナショナル・トレジャー - goo 映画)を見た話を語ったところだが。その続編で年末年始の映画として、12/21から日本で封切りされているナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 - goo 映画を前売り券をゲットしていたので、この前、年末押し迫っていた頃に妻と見に行ってきた次第。最新作を映画館に見に行くって久しぶりである。さぞ混んでいるかと思いきや意外にすいていた。みんな大掃除とかで大変なのだろうか。
ともあれ、映画の方はといえば、うん、前作同様疲れずに楽しめる映画。非常にアメリカ的楽天的さに包まれた歴史的サスペンスであることにかわりはなし。今回は悪役的存在の方にエド・ハリスというビッグネームを据えてきた。
まぁ、展開的に前作を見ていないとわからない部分もあるし、感情移入的にも前作を見てからの鑑賞がおすすめな映画である。
全般的な感想は前作とほぼ変わらず、疲れず楽しめるエンターテインメント作であることは確か。ただ、感動はさほどといった感じであろうか。
お正月映画として見に行くのであれば、前作を見て面白く感じられた人にとってはなかなかよいセレクトとなるのではないだろうか。
映画「ナショナル・トレジャー 」(ナショナル・トレジャー - goo 映画)を先日見た。DVDレンタルでね。
年末年始の映画で特筆すべき洋画と言ったら、まぁ、12/21から日本で封切りされているナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 - goo 映画ということになろうということで前売り券をゲットしたので、元々の第一作である本作を見ずんばなるまいと見た次第。
うん、なるほどね、続編が作られるのも分かるような疲れずに楽しめる映画。なんて言うかな、非常にアメリカ的楽天的さに包まれた歴史的サスペンスということになろう。あくまで善悪がはっきり分かれている設定で勧善懲悪、最後には善が勝という明快な区分け。かの名作「スーパーマン」以来のアメリカの伝統とでも言おうか。そこにあの「インディジョーンズ」ばりの歴史活劇に仕立てている。インディジョーンズに端を発する歴史学者の一面を持ったトレジャーハンターという設定もいかにもアメリカ的。
それなりにわくわくしながら最後まで見られる映画ではある。ただ、そこに感動はさほどはなかったりもする。
古来の名画のいいとこどりの部分のつぎあわせの感は否めず。
しかし、ニコラス・ケイジを始め、ハーヴェイ・カイテルやジョン・ボイトといった名優をからめて、ジェリー・ブラッカイマーが撮ったとなれば、そこそこにだれない展開と映像美であることは確か。エンターテインメント的興業としての狙いはいけているところか。
疲れず楽しめる映画というところ。
映画「椿山課長の七日間」(椿山課長の七日間 - goo 映画)を見終わった。
録っておいたのをちびちびと見ていたのだが、見終わったのだ。
感動した。
先日、映画「フラガール」を見た時にも、感動したと語ったが(今日の一語り: 炭坑とダンス参照)・・・この映画も本当にとってもよい映画。
なんというか、泣き笑い。泣き笑いさせてくれる映画って本当によいのだ。
どうしてこんなにいいのだろうと思ったら・・・なるほど、原作が浅田次郎ということで納得。
まぁ、本としてはあまり読んだことはないのだが、映像化されたものとしては、鉄道屋とか壬生義子伝とか実は映像向けのストーリーが多いのか、さほど外れがなかった気がする作者さん。
それにしても、この映画のストーリー立ては本当に見事。あ、こいつむかつくとか思うキャストも、決して悪いだけではない。そこが泣き笑い。
ほら、現実だって、人間誰しもちょっと良くてちょっと悪くてそれで普通という感じなわけだから、そこそこの現実味が出てよいわけだ。
前回の「フラガール」も泣き笑いできる感動邦画であったが、これもそう。連続して泣き笑える映画に出会えたわけで、本当に泣き笑える感覚がよみがえったここ最近。
映画「フラガール」(フラガール - goo 映画)を見た。
正直、とってもいい映画。意外なほどいい映画であった。
邦画やるじゃないか!!というのが第一の感想。実話をもとにしたというのもひとつあろうが、実話の感動をうまく表現するのはやはり洋画がうまいなという意識をどうしても持ってしまう私だが、この映画は邦画にしてはそのへんをなかなかうまく表現していていいなぁと思えた一作。
常磐炭坑閉山をハワイアンセンターの創設によって乗り切ろうとするストーリー。
もう3年も前の語りになるが今日の一語り: 映画「ブラス!」を見たりで、イギリス映画には炭坑閉山に絡む話が多いなぁという話しを語った。
日本でも、夕張市破綻の背景には炭坑閉山が否応なく関わっていることは自明であったり、炭坑閉山というのは大きな社会問題であったことは周知の事実だ。
私自身、北海道に住んだ時に、かなり早い時期に夕張を見に行ったことを覚えている。やはり、見ておかねばという意識があったからだ。そこで大きなショックを受けた。今の日本の格差社会の予兆を感じたのかもしれない。
イギリスでも炭坑閉山というのは大きな社会問題であったのだろう。だからこそ、その社会問題を映画という形でいろいろ表現してきた。
今日の一語り: 映画「ブラス!」を見たりでは、「ブラス!」、「リトルダンサー」、「フル・モンティ」をイギリス炭坑映画の代表として挙げているが、いずれも非常に感動した。
「ブラス!」は炭坑閉山の憂き目を乗り越え優勝するブラスバンドの話・・・背景に、炭坑閉山という憂き目があるからこそ感動がある。
「リトルダンサー」は詳細は記憶の彼方に行ってしまったが、やはり炭坑街から出たダンスの天才少年という話しであったが、それも、炭坑という暗さのイメージと相まって独特の感動を生んでいた。
「フル・モンティ」は炭坑閉山で失業した男達が、フルモンティ(真っ裸)で踊ってしまうという喜劇なわけだが、そこに炭坑閉山という暗さがあるからこそ泣き笑いな感動が生まれる。
イギリス映画ではこのような炭坑の悲哀と感動・・・それを音楽もの、特に、ダンスと結びつけて感動させるというパターンが多く見受けられる感じだ。
炭坑とダンス・・・奇しくも、今回の「フラガール」も炭坑とダンスの結びつきだ。感動しないわけがないじゃないかという黄金パターンとも言えよう。
それ以外にも、私は・・・以前、ストリートダンスなどを結構長年に渡ってやっていたことがあって・・・というか、やっているというか・・・ねぇ。なかなかうまくはならなかったのだけどね。本当にダンスって大変なんだよねと共感もできてしまったのだ。腰一つ振るのもなかなかにできないものだから。
とにかく、感動した!!
トンマッコルへようこそ - goo 映画 を見た。
韓国系の映像というのは、古き良き時代の倫理観のようなものが息づいているのが人気の理由なんだろう。
ドラマにしろ映画にしろ。
昨今の日本はやや頽廃性さえ感じさせる世知辛き世であるからこそ、その純粋さに惹かれるのだろう。
その意味で、この映画は非常に、純粋な映画で、見ていて気持ちがいい。
笑い泣きが同時にできる純粋なストーリー。しかし、古き良き伝統的倫理観というものを超えて、分断国家の悲哀という日本では扱い得ないテーマには迫力を感じざるを得ない。
私は韓国と北朝鮮の間にあるマジものの非武装地帯に二度も実際に足を踏み入れている。その緊迫感、分断の現実に直面し、その悲哀を体感した(2003/12/21一語り、2002/06/21(Fri) の一語り 参照)。
だからこそ、その分断の悲哀の迫力は体でもって共感できたからなおさら感じるところ多い。
ストーリーは純粋にして秀逸。わかりやすいのもいい。
そして、種々の平和を語る映画は多いが、この映画ほど平和の尊さ、戦争の愚かさを雄弁に語り得ている映画は多くはないだろう。
それほど、とってもいい映画。
おすすめである。
硫黄島からの手紙 - goo 映画 を見た。
昨年、上映されていた頃から見たいかなと思いつつも、見られなかったので、今回DVDで見た次第であった。
なかなかよい映画だと思う。クリントイーストウッド監督ということではあるものの、キャストはすべて日本人であり、アメリカ映画ではあるもののアメリカびいきであるわけでもなく、人の殺し合いたる戦争の無益さ、そこに生まれる狂気を忠実に描き出した作品であろう。平和を考えさせられるその点での評価は高くできよう。
ただ、ストーリーとしてはどうなのかな・・・そこまでのエンターテインメント性は感じられず・・・例えば、戦争映画として、リアルな描写によって戦争の無益さを主張しながらエンターテインメント性も兼ね備えていた、「プライベートライアン」や「シンドラーのリスト」などに比べると、そこまで面白いか?と問われると、そうは言えない部分もあるだろう。
ともあれ、平和の大切さというものをひしひしと感じさせられた映画であった。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット - goo 映画 を見た。
まぁ、DVDレンタルでわざわざ借りて見たわけだ。独身時代は、時間の余裕と心寂しさにあかせてDVDレンタルをしない週がなかったくらいだが、最近はいろいろ忙しくなってきており、なかなかそういう時間ももてずにいたのだが・・・今回は3連休で時間があったということに加え、ちょっと理由があって借りて見たわけなのだが。
(以下、ネタばれあり)
今日は久々に映画館に行った。
先日公開されたばかりの「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を見てきたのだ。
まぁ、いつもいつも生活感ばかりの私たち夫婦にもひとつデート気分をと言うことで映画でもということで。
まぁ、私自身はハリー・ポッターはあまり好きではなかったわけで。というのも、そもそもファンタジーという幻想に物語を飛ばしてしまう映画が好きでないということがあるが・・・
妻はハリー・ポッターは今のところ全館読破中というポッターマニアである。まぁ、女性に受けがいいストーリーのようで。
その意味で、見に行った映画であったが・・・
まずは久々の映画館の感想として大きなスクリーンはよいねぇということ。ほんと実感であった。
そして、映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」自体は・・・結構面白いかな。飽きずに2時間ちょっとの間見切ってしまった。
なるほどね・・・人気が出るわけがわかるわいという感じで納得の映画であった。まぁ、なんだかんだ言いながらハリポタものは映画化されたものは結構見ているんだけどね。
ファンタジーものへの私の偏見を吹き飛ばしてしまう迫力は今回の物語でもあった。
まぁ、いつもながら、To be continued 的な終わり方は・・・むぅと消化不良感は残るものの、いろいろ考えさせられるストーリー。また、人間関係や人生や現代社会のあり方などまですそ野を広げて考えさせられる部分もあり、なるほどねぇ、人気が出てしかるべきストーリーだねぇと納得であった。
うん、面白いと思うよ。
アニメ映画ってあまり見ないんだけれども、「ほしのこえ」という25分ほどの短いアニメーション映画を見た。
なんというか、かなりいい映画であった。
テーマとしては宇宙戦争ものとでも言おうか。でもドンパチが問題じゃない。その宇宙戦争で引き裂かれる二人の恋人の心理が問題になっているアニメ。
見終わったあとに心に残る情感がもの悲しい感じで、でも、忘れがたく残る。宇宙戦争のシーンをだらだらと続けず、二人の心理を中心に描いているのが好感が持てる。
得難い傑作に思える。なんといっても驚きなのが、これが個人制作のアニメだということ。すごいわ。
過日、レマゲン鉄橋(1968) - goo 映画を見た。
「取ったどー!!」の音楽が主題歌なのが印象的。というところか。テレビ番組の「いきなり黄金伝説」で 浜口氏が銛で獲物(魚とか)を取った時に出すかけ声である。
映画の内容自体は・・・第二次大戦下の戦争映画そのもの。そもそも古いし・・・「プライベートライアン」とかの非常にいい戦争映画が出てきた、今となってはそんなに面白くはないかもしれない、いわゆるドンパチ映画ではある。
「取ったどー」の曲が印象的な映画である。
これは非常によい映画である。アメリカ映画には、ひとつ、陪審員映画というジャンルが法廷劇の一部として確固たる地位を築いているように思えるが、この映画も陪審員映画の最たるものである。
アメリカ映画の不朽の名作として「十二人の怒れる男」というものがあり、これが陪審員映画の原形と言えるだろう。それは 2007年04月03日一語り「趣向の違いを超えて共感しあえる絶対的なおもしろさを持った映画で妻と共感しあえた」で語った映画だが・・・陪審制度はアメリカに特徴的な制度とも言えようが、そこに発展した伝統的映画スタイルと言えるだろう。
この映画「ニューオーリンズトライアル」も、現代的要素を取り入れた陪審制度のドラマで非常に面白い。そして、陪審制度の危険性も示唆している。まぁ、テレビ局の狙いとしては、裁判員制度の開始に当たっての警鐘ドラマとして地上波初放送とのことなんだろうが・・・。
それにしても、この映画・・・以前見たことあるんだよね・・・でもテレビ地上波では今日が初のようだから・・・だったらどこで?レンタルで借りたのかなぁ・・・ふむ。
ともあれ、とても面白い映画。おすすめですな。
映画「非常戦闘区域」を見た。
前にも見たことがあったのだが・・・ネットの無料配信サービスで配信されていたので思わず。
非常にいい映画である。一時期、ユーゴ紛争に関しての映像作品をいろいろと見ていたこともあり、私自身が平和論に目覚めたのも、何かの映画でユーゴ紛争に興味を持ち、いろいろ調べていく中でそれまで当たり前にしてきた平和について、当たり前にしてはいけないんだなと感じさせられたからだ。
この映画も、ユーゴ紛争のただ中に多国籍軍として派遣されたスペインの若き兵士達の姿をリアルに描いた戦争映画なわけだが、中立の美名のもとにいくら振る舞おうとしても戦闘に巻き込まれてしまってはどうにもならずに戦闘といういわば人殺しの渦に巻き込まれていくということが肌を通して分かる名画。
これはスペイン映画だが、日本でも憲法9条を変えんがためと言わずもがなで分かる憲法改正の国民投票法案が通らんとしている今、見直すと、非常に意義深い映画と思われる。
自衛隊の国際貢献の美名のもとでの海外派兵も、いつこのような事態に巻き込まれるか分からないことがよく分かるだろう。
その意味で、憲法9条の尊さがよく分かる、そして、平和を何に変えても守らねばならないものだという意識がこの映画を通じて感じ取れるだろうと思うんだ。だから、これは名画だと思う。映画の迫力的には、「ブラックホークダウン」とかのアメリカ映画の方が迫力はあろうが、これがスペイン映画だということにも注目したい。
ブレイブ ストーリー - goo 映画 を見た。
なんか、この映画の公開前に幾度となく予告編の映像を見たし、幾度となくその主題歌を聴いたし、その主題歌は非常にいい感じの曲でなんとなく大ヒットしたことを覚えているしという感じ。
しかし、いろいろあって見に行けなかった映画。
今日、見ていたら、それなりに面白かったが・・・まぁ、そこそこというところであろうか。
語らんとしているテーマは非常にいい線をついている。人間の幸と不幸のバランス、それを崩すことは好ましくない、利己主義か利他主義か、自分さえよければいいのか・・・格差社会が広がる現代において投げかけるテーマは大きいし意義深いものに思えた。
さすがは、宮部みゆきさん原作だと思わされた。
しかし、それを2時間の映像化にしてしまっては、なかなかに処理が追いついていないのではないか・・・そんな気もした映画。その意味では物足りなさも残った。
小説ではそのへんがかなりえぐられているんだろうなと思いつつ、このようなファンタジーものの長編小説を読むほど、ファンタジーの世界はさほど好きではなかったりするから、どうかな。
まぁ、原作は読んでみたいかなと思わされる映画。
そして・・・自分さえよければいい・・・そんな風潮が流布してしまっている現代・・・ファンタジックではあるけれども意義深い問いかけをしてくれている映画ではあったと思う。よわっちい勇者という設定には非常に共感。
おもしろさはそこそこ、でも、いい映画・・・そんなところか。
無料の動画配信サイトで配信されていた映画であるので、正直、あまり期待していなかったわけだが、意想外に面白く感動したのでここで語ろうという感じになった映画。
最近は、映画ネタをここで語ることが少なくなったが、まぁ、結婚してから自分一人の時間が少なくなったことから、確かに映画視聴時間は減ってきたが、未定内というわけでもないのだ。このようにネットでの動画配信などで家で気軽に映画を見られる時代になったゆえでそれなりに数は見ているわけだ。週末などは、外に出かけるとお金がかかるので、家で映画でも見ていた方が安上がりという貧乏事情もあって・・・。それなりに映画は見ているんだろうね・・・映画館には行かなくなったが。
嵐の中で輝いて(1992) - goo映画は非常に面白い映画だったのだ。
第二次大戦当時のアメリカにて自らナチスドイツへのスパイを買って出た女性の活躍を描く物語であるが、そこにラブロマンスも絡めているわけで。
初めは、ラブロマンスなんだか、スパイものなんだかよくわからない展開であったがていくうちに、盛り上がってきて、ラストはかなりよきものに感じられた。
戦争の歴史、その悲しい歴史を、恋愛ものテイストに含めて、訴えているわけで、その意味で、主張を前面に出さず、オブラートに包みながらも、しっかり訴えている。その意味で秀逸な作品と思えた一作。
なかなかおすすめかもしれない。
(以下ネタばれ)
なんとなく録っておいたものを見たが・・・
うーん・・・、特筆すべきものはないかな。ストーリーもそんなに凝ったものではないし。
また、平和を訴えたいのか、滅びの美学を描きたいのか、戦争を美化したいのか・・・そのへんも曖昧。
中途半端な気もした映画であった。同じ戦艦ものであれば、「亡国のイージス」とかの方がよほどよいストーリーだし、同系の海戦ものであれば、ローレライの方がストーリーがしっかりしている分それなりの感動もあったが・・・。この映画にさほどの感動はなかった次第。
こういう、戦争物を見ると、必ず思うのが平和の大切さ。この映画が戦争を美化したいと思って作られたものだとしても、私が思うのは、戦争の無益さ、不合理さだけだ。
まぁ、戦艦マニアが見れば、その再現性に目を見張る映像なのだろうが・・・最近の戦争を是とする風潮に傾きがちな不況の世の中において、航空戦が主になってきた時代に大艦巨砲主義を貫いた不合理な軍艦を美化する映画をあえて作るのはいかがかと思うよ。
憲法9条2項の武力放棄の条項を変えることを狙っていることが明白な、国民投票法案の衆議院での強行採決を見るに・・・このような映画はどうなのかなと思うわけで。
力は持っていると使いたくなるわけで。戦力もしかり。戦艦大和もあったからこそ、それを沖縄特攻に使おうという発想が出てくる。
だからこそ、武力放棄の憲法9条2項は重要になってくるのは自明だ。そういう意味でこの映画を鑑賞すると武力保持のナンセンスさがわかってよいのかもしれないが。
私は3度の飯と同じくらい映画好きなのだ・・・とここで語ってきたこともある。出会い系のサイトに登録していた独身時代も、そんな風に自分の趣味を紹介していたこともある。
ちょっと気取った言い回しかもしれないが、それに過言はないくらい映画自体は好きだ。
独身時代・・・彼女もいなかった頃は、本当によく映画を見たし、毎週火曜日のビデオレンタル半額デーの店が前住んでいた所の近くにあったが、火曜日なると、あれでもないこれでもないと物色しているうちに1時間くらい平気で過ぎてしまって、その割には借りすぎて、返す期限のぎりぎりになって忘れた宿題をこなすように、映画視聴にぎりぎりいそしんだりしたものだ。学生時代住んでいた仙台では、公共図書館で映画ビデオ(といっても最新ハリウッド映画ではなく古典名作系のものばかりだったが)を無料で借りることができたので、それもがんがん見ていた。もちろん、映画館にもよく行った。
そんな私だが、妻とそのへんの趣味が合うかというと・・・それが微妙なのだ。妻とのつきあい始め、もちろん、手軽なデートプランとして映画鑑賞というのは何度かしてみたものの・・・なかなかに趣味が合うものがない。二人で共感できるものが少なかったりするのだ。
私は、もともと、古典映画をに始まり、重厚なタッチのもの、ストーリーに厚みのあるものがジャンルを問わず好きなのだが、妻は軽めのもの、新しいものが好きだったりするいわゆるふつうの女の子であり、私のようにマニアが入った映画通というわけではないから、そのへんの共感具合が違うわけだ。そして、妻はモノクロ映画などはほとんど見たことがないので、そのへんでの共感はまずできない部分があった。
まぁ、恋人時代の妻との二回目のデートで、トム・ハンクス主演の「ターミナル」を見に行ったが、まぁ、つまらないというわけでもないけれど、まぁ、変わった人もいるんだねというくらいのまぁまぁの映画であって、二人での共感も少なかったかな。私の記憶が正しければ、次に、「アレクサンダー」だったのだが、これも、古代の歴史好きの妻にとってはアレキサンダーの死因の新解釈ということで面白かったようだが、私は古代は知識はあれど興味は薄いので、さほどという感じで、迫力のある映画ではあったが共感は薄しと言う所か。その次は、お互いが好きだった「ボーン・アイデンティティー」の続編、「ボーン・スプレマシー」であったが、これもカメラアクションが激しすぎて、また、ストーリーも第一作に比べ薄く感じて二人の共感はともに低調に。
そんなわけでなかなか妻と映画で共感して、本当に見てよかったねぇという感覚を持てる映画に出会えていなかったのだが、最近見た二つのモノクロ映画にはとても感動し、共感できてしまったのだ。
現金に体を張れ(1955) -goo 映画。私は以前にも見たことがあるが、非常に面白い映画で妻にも見せたわけで。
ちょっと前にゴッドーファーザーを見た時に、悪徳警官役で出てきたスターリング・ヘイドンが主役で出てきているのでちょっと興味があったわけで見直してみたが、二人で、逃げ切ってほしいと思わず思ってしまう強盗アクション映画。そこまで思わせられてしまう所にこの映画のよいところがある。
十二人の怒れる男(1957) -goo 映画。これも本当にいい映画。初めは、なんだろう?という感じで見ていた妻も最後には身を乗り出して見てしまっていた。私もこの映画は学生時代に見た記憶で、本当にいい映画だと分かっていたので、妻がそれに共感してくれたのは非常にうれしい。
12人の陪審員の話なのだが・・・一室のみで繰り広げられる1時間半のドラマ、たぶんほとんどリアルタイムなわけだが・・・本当に面白い。
いやー、映画って本当にいいですよねって言いたくなってしまった瞬間。なかなか、二人で趣向の違いを超えて共感しあえる絶対的なおもしろさを持ったこれらの映画に出会えることがないので、とてもうれしいのだ。
映画「亡国のイージス」(2005 亡国のイージス-goo映画生活)を見た。
まぁまぁといったところの映画。
海上自衛隊員の一部がイージス艦を乗っ取りクーデターを某国工作員とともに企てるのを阻止するというプロットは、軍事サスペンスものとしては非常に王道であり、面白げに思える。
事実、私はこの映画の前売り券を手に入れていた・・・にもかかわらず、いろいろばたばたしていて行けなかったという思いがあるから、テレビでこの映画が放映されると知ると、ぜひとも見たいと録画し見たのだ。
期待していた分、どうも・・・それほどでもないという思いがぬぐえない。
前述の軍事サスペンスとしては、プロットは王道であり、かのキューバ危機を描いた「13days」に類似するのだが、「13days」の実話のもつすごみやそれを余すところなく描き込んだ迫力には至らないのだ。それなりに危機感はあおられるものの・・・緊迫感が「13days」に比すると全然弱い感じだ。
戦艦を乗っ取るというこれまた使い込まれたプロットからすれば、かのスティーブン・セガールが暴れ回る「沈黙の戦艦」ほどのアクション的すごさはない。真田広之さんが主演ということからもそういうい感じは容易に想像つけて頂けるだろう。
結局、海上自衛隊全面協力の下の、イージス艦の映像的価値・・・マニアには垂涎の映像・・・このへんにしかきわだった特徴を持てていないため・・・前述の通り「まぁまぁ」という感じにしか感じられなかったのだ。
しかも、私は海上保安庁という文民警察の持つ艦は結構興味があるのだが、自衛隊という実質的な軍隊は好きではないので、その艦をまじまじと見ても・・・それほどそそられないということもある。
それなりに楽しんで見られる映画だが、私的には期待が大きかった分・・・そこまでは至らなかったという思いが残る映画であった。
原作はとても評判がよいものらしい。確かに図書館に上下巻でおいてあるのを見たこともある。それは読んでみたいかも・・と思わされる感じではあった。そのへんのストーリーの描き込みも欲しかったかな。
この前なんだけど、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(2006 パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト-goo映画生活)を劇場にまで見に行ったんだ。
迫力はあったね・・・うん。
前作で、話題になったこの映画・・第二弾の今回もなかなか、ジョニーデップの演技が光っていたわけだが・・・今回もなかなか。
特殊効果の撮影もなかなかに迫力があったりして・・・映画館で見る価値はありという感じだろうか。妻と一緒に
ただ、第3作へのつなぎ映画という面は否めずと言う感じで、つまらないというわけではないが、終わり方が To be continued 感が否めないのは必然か。なんかバック・トゥ・ザ・フューチャー2を見た時の、鑑賞後感に似ていた。
結構迫力あったね・・・でも、第一作を見ようねと言いながら帰っていった私と妻だった(私は第一作は見たのだが、忘れている・・・(^-^))
最近、結構話題になっている映画「ゲド戦記」(2006 ゲド戦記-goo映画生活)を劇場に行ってみてきた。 2006年7月29日公開だからちょっと前からだが・・・前売り券を買っていたので。
ジブリ映画は大好きで・・・例えば、紅の豚にはまりこんで、何度も仕立屋スタジオジブリに行ったりしたことはここでも何度も語ってきたことだ。だから、ジブリ最新作となれば、見に行きたくなるのは必然とも言えたわけで。それに、宮崎駿監督の息子さんの宮崎吾朗さんが監督をしたと言うことでも話題になった映画。
で、見てみたわけだが・・・
うーん・・・それなり・・・という映画。
確かに、ジブリ独特な雰囲気もあるし、映像も結構格好いいから・・・その雰囲気を感じながら、2時間超・・さほど眠くもならなかったわけで、その意味ではそれなりと言えよう。本当につまらない映画であれば寝てしまうから・・・。
ただ、だからといって感動したかと言われれば・・・そう、どの登場人物に感情移入すればよいかという部分で迷ったのは、一緒に行った妻も同様だった様子。例えば、紅の豚では、豚のポルコの生き方に共感できるとか、女性ながら設計士として、そして、その恋を応援したくなるとかでフィオを応援したいとか・・・いろいろ感情移入できる部分があったと思う。かの名作ナウシカだったら、ナウシカ格好いいとかだっていい。
しかし、この映画ではそういうあるキャラクターに入れ込むことができなかったわけで・・・キャラの描き込みがだいたいにおいてあまりうまくいっていなかったのかなぁという感じ。
テーマの明確性は、しっかりした原作があるというだけに、よく分かった気がする。それなりに人間の「生」ということに深く哲学的に迫ったテーマ立てでよかったとは思うものの、そのテーマをうまく描き込めていなかったのが残念。
金返せという気分には決してならないものの・・・これがジブリだ、宮崎駿だという前評判抜きでぽっと出で上映されたらこれほどの興行成績になっていただろうか・・その点には疑問が残る映画という感じ。
原作読んでみたくなるね・・妻と二人でそう言い合って帰ってきた。
(以下ネタばれあり)
前も見たことがあったかもしれないが、面白い映画。妻は見たことがあったようだ。
高校3年生になって、文化祭でもてたいがためにエアロビを始めてしまう高3男子たちの物語。
高3になって文化祭に燃えたのは私も一緒だったから共感できる。
高3の頃が一番慣れて、文化祭もエンジョイできるのに、進学校などでは受験を優先して3年生があまり活動しないのはもったいないことだなとは思う。
そのとき、私は有志団体の代表として、ひとつ企画展をしたのだが・・・その頃の仲間とは今も続いているし、私の結婚祝いにも来てくれたりした。
みんな仲良く浪人したけど、悪い思い出じゃない。
勉強以外にも・・・思い出を作れた・・・それは今思えばかけがえがないと思う。そんなことを思い出させてくれる映画であった。
今日は妻と一緒に映画「ハウルの動く城」を見た。この前テレビ放映されていたものを録画したと思ったら、ハードディスクが満杯で録り切れておらず、この映画を見たことがなかった妻が楽しみにしていたのに悪いことをしてしまったなぁと思っていたところ、職場の同僚がDVDを貸してくれたのでありがたく見る。
感想としては2004/12/13一語り「映画「ハウルの動く城」を見た」で述べたのと今もって変わらない感じ。
そういえば、ジブリの世界、特に、紅の豚のポルコ・ロッソをフィーチャーしたアパレルショップ、「仕立屋スタジオジブリ」・・ジブリの世界では紅の豚が一番好きな私が、その昔、友人と伊勢丹新宿Men's館に見に行った思い出があるのだが・・・
非常にいい感じのトレンチコートなどがあったのだが、食指が動いたのだが、かなり高価だったので買えなかった。妻と出会う直前であったから、ファッションセンスをアップしようと思っていたので、がんばって買う線もあったが、本当に高かったから。
調べてみると、今は、かの表参道ヒルズにあるようである(このサイト参照)
この前表参道ヒルズに行ったときは気づかなかったな・・・今度はぜひに行ってみよう。
となりのトトロ(1998 となりのトトロ-goo映画生活)を見ながら・・・
今日、帰ってきたら放映されていたからね。
妻がこれが好きとのことで・・・見る。
というか、今日初めてではなく以前テレビ放映されていたのを見たことがあったのが、だんだん思い出されてきた。
まぁまぁ、面白い・・・。こういうファンタジックなストーリーが好きな人には好きなんだろうなと。
明るくなれるストーリーなのでいい。
それ以上に興味深かったのが・・・この舞台になった場所。
所沢市・松郷という場所が実在する。狭山丘陵のあたりで、東京都と埼玉県の県境。
主人公たちのお母さんが入院している七国山病院というのは、隣接する東村山市の八国山緑地という場所がモデルらしい。1950年代が舞台のこの映画・・・お母さんは結核だったんだろうなと思われる。そして、実際、八国山には結核系の病院があったりするわけで。
東村山近辺・・・多摩湖の方に行ったことはあるんだけど、やっぱすごいんだよね・・山深いというか。そして、そこを少し渡ると所沢かぁと。なかなかの迫力のある土地であった思い出が彷彿とされたわけで。
百聞は一見に如かずで、一度行ってみると体感としてすごいんだよね。
その辺が興味深かったというわけで。
それでも、結核で長期療養中と思われる母親もエンディングロールで、よくなって子どもたちと入浴しているシーンが出てきたりして、よかったなぁと思えたりして。
まぁ、ほんわかできる映画には違いない。
7月8日公開されたばかりの話題作であるが、映画「ミッションインポッシブル3(M:i:3)」を昨日見てきた。
まぁ、公開直後に行くとはミーハーと言えばミーハー。公開間もなくだから当然映画館で見てきたわけだけど、映画大好きな割にはいろいろあって映画館には久しく行けていなかったので、本当にひさしぶりに映画館に行ったんだ。
夏休みをいただいて妻と。妻と行くのも本当に久しぶり。
出会った頃、やっぱり、デートの定番である映画には何度か行ったわけだが・・・まぁ、ひさびさにデート気分で行けたのがよかったわけで。
映画の内容はと言えば・・・うん、結構おもしろい。2時間6分の映画と聞くが、飽きずに見られたという感じ。スパイ映画の王道と言えば王道のストーリーながら・・・しっかり基本を守っているのがいいのではないかな。
こういうスパイ物はなんか好きなので、1も2も見ているが・・・あらかた忘れてしまっていたが、それでも全然楽しめたという点で、M:iこれだけで見に行ってもいいんじゃないかな。結構オススメの映画と言える。
(以下ネタばれあり)
パニック・ルーム(2002 パニック・ルーム-goo映画生活)を見た。
初めてというわけでもないが、テレビ放映されていたものを妻と再度見る。
まぁまぁ、面白い映画。飽きずに、2時間見られるというところ。
それなりの緊迫感があり・・・私も筋を忘れていたので、食い入るように見ることができたわけで。
ジョディ・フォスターが、男勝りの活躍をする・・お屋敷内のサスペンススリラー。
ジョディ・フォスターは出世作「羊たちの沈黙」以来・・・なんかそういう男勝り系の役柄が多いような感じも受ける。
ドワイト・ヨーカム演じる、残虐な男の迫力も一アクセントにはなっているものの・・・フォレスト・ウィテカー演じる気弱な善人的強盗がいい味を出している。そう、フォレスト・ウィティカーの善悪どちらとも言えない役柄がなければこの映画は単なる凡策で終わってしまっているような感じだ。その役柄故、ストーリーに深みが出ていると言える。
一回は見ておいても損はない映画だね。
映画「レイクサイドマーダーケース」(2004 レイクサイドマーダーケース-goo映画生活)を見た。
なんか独特の雰囲気で押している映画。なかなかに不気味でよろしい。
どうしても、映画というと、洋画、特に、ハリウッド映画の方がよろしいというか、迫力という点で一枚も二枚も上という場合がほとんどで、邦画がハリウッド張りとか狙うと失敗するものが多い。
でも、このように雰囲気で押す映画はなかなかによいものが多いし、成功しているものが多いと思う。
役所広司、薬師丸ひろ子、柄本明、鶴見辰吾、杉田かおる、黒田福美・・・この俳優陣を見れば・・・なるほど一癖もふた癖もありそうだということはお分かりになろうが・・・
この映画の味の決め手は、豊川悦司だろうか。トヨエツさんが出ることによって、引き締まるというか、不気味さに拍車がかかるというか・・・
そう、独特な雰囲気と不気味さで押すことで成功しているのは・・・ハリウッドに逆上陸した「リング」を見ても明らかだが、その意味でとても成功していると言えようか。
僕としては「黒い家」(1999 黒い家-goo映画生活)に似たすごさを感じた。
まぁ、筋としては・・・納得がいかない面もあったが・・・妻と二人して飽きずに、食い入るように鑑賞できたのは、この時間を返せという気分にならずに済んだまぁまぁの映画と言えようか。
「恋する遺伝子(SOMEONE LIKE YOU 2001年・アメリカ)」(恋する遺伝子 -goo 映画生活)を見た。
アシュレー・ジャド主演の、ラブコメディー。
軽いのりで、軽快に進む話で疲れない。疲れない分、深みもないが。
だから、感動するというものでもないけど楽しかったかな。
アシュレー・ジャドは「ハイ・クライムズ」で初めて見たが、その時はもうちょっと重い役柄だったが、今回は軽い・・・しゃべりまくりである。
妻曰く、メグ・ライアン的であると。同感。アメリカ映画のヒロインはああいう感じがスタンダードなのかな。
妻が興味を持っていて、テレビで放映されていたものを録っておいて一緒に見た。
まぁまぁという映画。ストーリー的には平板と言おうか、ありがちな流れである。古代を舞台に、歴史物として、なにか歴史的事実の解釈を投げかけるものを期待させる舞台背景であるが・・・そういった時代考証はほとんどなく、時代物に舞台を借りたアクションおよびお色気ものという感じである。
大いに期待を持って見てしまうと失望してしまうかも。肩の力を抜いて見る分にはそれなりに楽しめるかな。
ヒロインのケリー・ヒューさんは非常に美しいと思う。
非常にいいね。
救いのあるユーモアたっぷりのラストもいい。
最近見ている寅さんはどちらかと言えば初期のものだ。
初期の寅さんは、柴又にいる期間が長い気がするし、また、ちょくちょく帰ってきている感じだ。
これが後期になると、一回旅に出るとなかなか帰ってこないし、一つの映画で複数回帰ってくるというのもあまりなくなるような気もする。
この「寅次郎夕焼け小焼け」は、やったら帰ってきているしねぇ。
また、初期の寅さんは、わがままっていうか、よく無理言って喧嘩しているね。喧嘩っ早いのも初期の寅さんの特徴かなぁ。
面白かった。
非常にいいね。
救いのあるユーモアたっぷりのラストもいい。
最近見ている寅さんはどちらかと言えば初期のものだ。
初期の寅さんは、柴又にいる期間が長い気がするし、また、ちょくちょく帰ってきている感じだ。
これが後期になると、一回旅に出るとなかなか帰ってこないし、一つの映画で複数回帰ってくるというのもあまりなくなるような気もする。
この「寅次郎夕焼け小焼け」は、やったら帰ってきているしねぇ。
また、初期の寅さんは、わがままっていうか、よく無理言って喧嘩しているね。喧嘩っ早いのも初期の寅さんの特徴かなぁ。
面白かった。
うん、面白いねぇ。
リリーさんとくっついていればよかったのにぃ。渥美清亡き後の寅次郎ファン心の叫びではないだろうか。
寅さんは、結婚とかで落ち着かないから寅さんなんだ。
そんなこたぁ言われなくったって分かっている。
でもね・・・
「男はつらいよ 寅次郎と殿様」を見た。すごく面白い。
なにがって・・・全部が(^-^)
1977年のものらしいが、このころは寅さんも若いし、なんだか元気だ。よく喧嘩もしていれば、しょっちゅう帰ってくる。
寅さんも後期になるとなんだか、変に物わかりのいい大人になってしまうような。それより若い頃の寅さんの方が好きだな。
最後の失恋は・・お定まりとは言え、ちょっと切ない。思えば、何十作も失恋をくり返している失恋のエキスパートだもんなぁ寅さんは。
寅さんはやっぱり元気をくれるよね♪
私が寅さん好きなことを知っている妻も一緒に見てそれなりに楽しんでいた様子がまたうれしかったり♪
柴又の土手
映画では舗装こそされていなくても、ほんとこんな感じなんだよね。そのまんま残っている。
2006/3/5に妻と柴又に行った時に撮ってきた土手(この一語り参照)
また草団子食べてきたいなぁ♪
今日はなんだか疲れ切っている。今週はいろいろあったからなぁ。
ぐたっとしながらテレビで放映されていた「Shall we dance?」を見ていた。
なかなか面白い映画だ。2005/5/7の一語りで感想を語っているほどだ。2回目でもなかなか面白い。
まぁ、今までダンスなんてまったく違う世界の話と思っていたところダンスにはまっていってしまう主人公の男の気持ちはよく分かる。慣れない社交ダンス・・・でも、はまってしまうとなんだか生き甲斐という気持ち。
私も20代後半の頃、ゲームセンターでたまたまダンスゲームたるDanceDanceRevolutionにはまり・・・そこからストリートダンス・ヒップホップダンスにはまっていってスポーツセンターの教室に通っていたことを思い出す。多分全然向いていない・・・でも、なんかそのままやめてしまうのもなんだかという思いから四苦八苦しながら続けていくうちに面白くなったものだ。
仕事からの帰宅途中、ステップを踏んでしまったこともある。そう、この映画の主人公は駅のホームでステップを練習していたが・・・ちょうどそんな感じ。
日常生活、仕事もあるし、充実していないわけじゃない・・・でも、なんか違う分野に行ってみたい・・・そんな時、この映画の主人公は社交ダンスに走ったが、私はストリートダンスだった。
その後、ダンスの先生が遠くに行ってしまったこともあり、エアロビへと踊りは移っていったが・・・
そして、今は・・結婚生活に入ったと言うこともあり、エアロビも週一回あるかなしかという間欠的なペースになってきてはいるが・・・当時にビデオ撮りしたぎこちない踊りの映像は今でも私の宝物だ。
踊るっていいよね。いい年してから踊り始めた経験のある僕としてはよく分かる。
先週さぼってしまったエアロビ、明日は行こう。
今日は、ひさびさにひとりの時間が数時間できたので、ごろごろしながら、映画鑑賞。
映画「グローリー」
これはいい映画だねぇ・・・南北戦争当時の黒人で編成された北軍部隊を描いたものなのだが。
1989年アカデミー賞助演男優(D・ワシントン)に加え、撮影、録音賞受賞の作品。
ストーリー自体がしっかりしているし、また、デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマンといった名優が脇を固め今思えばすごく贅沢なキャスティング。今だったら、二人ともひとりで主演を張れる名優が1989年という初期であるからこそ共演しているわけで・・・しかも、双方主役ではないのだ。
歩兵の突撃シーンでの死者の出方の描き込みも見事。やはり戦争というのは絵空事ではなく、現実の人の殺し合いなんだということをまざまざと見せつけられる。
その描き込みは、かの名画「プライベート・ライアン」での歩兵の上陸突撃シーン(私は、最も戦争の悲惨さを余すところなく伝えている映画と思っている)や、映画「スターリングラード」での歩兵突撃シーンなどに匹敵するシーンかなと思えた。1989年という比較的前の映画ということを鑑みれば。
とてもいい映画。迫力ある映画をゆっくり見れたという感じ。
独身時代はこういう時間が否応なくたくさんあったわけだが、最近ではあまりなかったので、それはそれで充実していた感じで、3度のご飯より映画が好きと言ってはばからなかった時代を思い返せた。
まぁ、昨日までの疲れでぐったりしていて、ごろごろしている以外できなかったという消極的意味合いもあるのだが(^-^)
まぁ、ここ数日、柴又訪問の写真を掲載してきた。
それくらい柴又が好きなのだが・・・それは映画「寅さん」が好きだからに他ならない。
学生時代は、寅さんは正直好きじゃなかった。もっと面白い映画がたくさんあると思っていたし、実際、ハリウッド映画などにわくわくした若者であった。
いつの頃からか・・・
それは社会人になってから・・・そう、何年も経って、挫折ばかりをくり返し・・・思うに任せぬ人生に嘆き愚痴り、馬鹿ばかり、損すること、自滅ばかりくり返して・・・今に至りながら好きになってきたのだ。
寅さんは「ごめんよ、さくら、いつかは偉い兄貴になって帰ってくるからな」と心に秘めつつ、いつも馬鹿ばかりやって、喧嘩して、故郷を飛び出す。そして、そう、決して偉い兄貴になれずに終わった。
最後の最後はリリーさんと結婚できたろうに、逃げちゃって・・結婚さえせずに人生終わってしまった。
寅さんを見ながら単純には笑えないんだけど、大好き。それは自分の人生の挫折を、寅さんが・・・いいんだよ、それで、大丈夫だから、だっておれだってさぁ・・・なんかそんな風なメッセージが届く気がするからだ。本当に寅さんが好きで、柴又を心の栄養にできるようになってきたのは、そう30歳超してからだ。
妻をどうしてもつれていきたかったのもそのへんに所以がある。
寅さん記念館にて
初めてなのでうれしかった♪
今日、9時からNHK総合放映されていた、NHKスペシャル 「荒川静香・金メダルへの道」トリノまでの半年密着取材、レベル4への挑戦 を見て感動した。昨日の一語りで語った感動をきちんと確かめたかったから見た感じなのだが。
荒川選手の大きな転換点として、オリンピック出場直前にフリー演技の曲目を変えたことにあったというエピソードがあった。
以前世界を取った時に使った、歌曲「トゥーランドット」に変更したというのだ。
そして、トリノ五輪の開幕式で、その「トゥーランドット」が歌われたことに、運命を感じたということであった。
そう、この「トゥーランドット」・・・よく聴く、耳に覚えのある旋律であるように感じていた。
オペラの曲っぽいなぁとは感じながらも、そもそもオペラなどには全然造詣のない私であるので・・・うーん、どこで聴いたのだろうかと思い出していたら・・・そうだ、映画だ、映画で使われていたんだと思い出す。
いろいろ思い出していったら、映画「トータル・フィアーズ」のラストシーンで印象深く使われていたんだぁと思い出す。
この映画もとても面白かったのだが・・・そのことも相まって「トゥーランドット」・・・どんなオペラなのか、ちょっと興味が湧いてきた。
あらすじは トゥーランドット 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で分かるが・・・印象深い旋律だよね。
オペラって日本で見られるのかなぁ・・・。
映画「男はつらいよ 寅次郎春の夢」を見ながらいっぱいやった。ホッピー・紹興酒熱燗・ホッピーと。一杯やりながら寅さんを見る。最高だねー。
そんなオヤジになってしまったのかと思いつつも・・彼女のおいしい料理とおいしいお酒、そして、いい話があれば申し分ない。
今日の寅さんもなかなかよかった(^-^)1979年のもののようだ・・・私が7歳の頃の映画。
おいちゃんも、さくらも、そして寅さんもみんな若く・・・そう若い頃の寅さんはいっつも喧嘩ばかりしていたっけ。僕が寅さんをがっちり見始めたのはもう寅さんが晩年の頃だったから・・・そのへんだと、もうそんなに暴れていなかったよね。でも、みんなキャストが若い寅さんを見れたのは面白かったし、懐かしかった。
いい夜だった。
なるほど・・・これが潜水艦映画の古典であったか・・と思わされる映画。モノクロ映画である。
今まで数多くの潜水艦映画を観たが・・・この映画にその要素の基礎がすべて入っているという感じを受けた。
(以下ネタばれあり)
なかなかに面白い映画であった。
なんだかんだと、忙殺され、以前は三度の食事と同じくらい欠かさなかった映画鑑賞もできていなかったここ数ヶ月・・・ひさびさに通しで見た映画。先週、テレビで放映されていたものを録っておいたわけだが・・・
だから、なおさら面白く感じたということもあろうが・・・
モーガン・フリーマンがいい味を出しつつ、それなりに意外な衝撃の結末。
全然だれずに見られたのでいい映画なんだろうな(^-^)
最近はネットで動画が見れるわけで・・・版権が切れたという感じかな・・・名作映画(モノクロ映画が多い・・)は無料で見れたりして・・・そういう映画も大好きな私にとってはすごくうれしい。
「真昼の決闘」
僕のもっとも好きな映画の一つだ。
それこそこの映画に出逢った中学生時代から何度・何十度見返したかわからないが・・・今見ても、ワクワク出来るし、励まされるし、生きていこうという気持ちになれる。
ネットの動画で無料配信されていて・・・全部見る時間はないが、もう何十回も見た映画、かいつまんで見ても、全然楽しめる。
(以下ネタばれ)
うん、肩が凝らずに、単純に笑いながら見られる映画。
公式ウェブサイトはこちら
悪くないと思うよ・・・。
前作「隣のヒットマン」も、そんな風に思えたのだが、これもそう。
前作を見ておいてから見た方がいいとは思うが・・・単純に笑える映画。殺しというと、「レオン」とか「アサシン」とか、どうしてもダークなイメージがつきまとうが、これは決して暗くない。不思議な映画だ。
結構殺しまくっているんだけどね・・・明るい殺し映画・・・これはこのシリーズにしかないような特色。そこが面白さと言ってもよいだろう。
むぅ・・・微妙・・・という印象。
まぁまぁ・・・かな。
1時間半程度と短いからだれないで済むし、それなりに、どんでん返しもあるが・・・あまりいかさない感じにも思える。それなりに伏線も置かれ、うん・・・アルビノ・アリゲーターという題名もひとつそうなのだが・・・
昨日見た「現金(ゲンナマ)に体を張れ」(この一語り参照)も前に見た記憶があったが、実はこの映画も・・・
まぁまぁ、楽しめるという感じ。平日のお昼の再放送映画で流れていたような気もするが、そのレベルであればすごく楽しい部類にはいるのだろうが、わざわざレンタルしてまで見るかというと・・・微妙ということで。
スタンリーキューブリック監督の初期の時代の作品。モノクロ映画。
邦題のタイトルに惹かれて借りてみた作品。
THE KILLING という題を「現金(ゲンナマ)に体を張れ」と訳したのはすごくいいね。
見始めたら、見たことがあったなぁ・・・なにかBSで放映されていたかなにかだろう。
でも、とてもとても面白い。変に凝っていないのだが・・・ストーリーがきちんと基本を押さえているから、いいのだ。派手なアクションもない、視覚効果もない・・でもドキドキが止まらない。名作である。
自信を持ってオススメできる作品と言えよう。
彼女と一緒に見ていたのだが、これはよかったと思う。
僕としてはなかなか面白かった映画。
ストーリーに深い意味を求めてはいけないし、また、これは黒澤映画の「用心棒」のハリウッドリメイク版らしいが・・・そもそも私は「用心棒」を知らないので、比較のしようがない・・・(ちまたのレビューでは原作「用心棒」の方が数段いいという評価も多い)。
まぁ、禁酒法時代の西部劇的要素を取り入れた拳銃アクションと見れば、悪くない。なかなか雰囲気は出ていてよい。
僕の大好きな映画に「アンタッチャブル」があるが・・・あの雰囲気のまま、西部劇になった感じである。
雰囲気で引き込まれた映画・・・疲れていたから、こういう考えなくていい映画がよかったのかもしれない。
最近は、まぁ、スターウォーズの最新作(『エピソードIII シスの復讐』)の公開間近であるからであろうか、昨日は、エピソード1が放映されていたりして・・まぁ、これは以前劇場で見たこともあったのだけど。
そして、今日は、ハリーポッターの映画化3作目「ハリーポッターとアズカバンの囚人」を見た。
ちょっと前に、2作目である「ハリーポッターと秘密の部屋」を見たりしていたので、なかなかその連続性においてよかったし・・・私はハリーポッターは第一作の「賢者の石」こそ劇場で見たものの、それ以降は見ていなかったので、これで追いついたということになろうか。
さて、こうやって、スターウォーズとハリーポッターは全て見たことになるのだが、両者には大きな共通項があるような気がしてならない。
まず第一に、両者は現実では決してあり得ないファンタジーとしてのフィクションであるということ。
また、巨大で曖昧模糊とした概念的な悪との飽くなき戦いというのがテーマであるということも大きいと思う。
ハリーポッターだと、繰り返しヴォルデモートという強大な悪が繰り返し出てきてそれとの戦いであり、その一作では一通りの勝利を収めてもまた復活してくるわけだ。
スターウォーズだと、まぁ、ダークフォースというこれまた強大な悪があり、一作ごとでは一応の解決を見るのだが、また再びダークフォースに魅せられた者達によって事件が起こり、そこに一作が生まれる。
要はそのような兄弟で曖昧模糊とした概念的な不滅の悪を置くことによって、それがシリーズ化するひとつの原因となっている。
そんな点で両者が似ていると思わざるを得ない気がしたのだ。
DMZ・・・聞いたことがあるだろうか?
DeMilitarized Zone=DMZ
コンピュータ関係の職業に就いている人なら、聞き覚えがあるだろう・・・外のネットワーク(インターネット)と内部ネットワーク(LAN)の間に設ける緩衝地帯、よくルーターにDMZ機能が搭載されていたりする。これがあることによって、セキュリティ度が高まるというわけで。
ま、それはともあれ、僕にとってはDMZとは、DeMilitarized Zone:非武装地帯という和訳そのままのイメージが強い。
というのも、韓国と北朝鮮の間にあるマジものの非武装地帯に二度も実際に足を踏み入れているからである。その緊迫感たるや、筆舌に尽くしがたい真に迫った迫力があった(2003/12/21一語り、2002/06/21(Fri) の一語り 参照)。
そもそも、38度線、DMZを見たいというのが、僕の訪韓の最初のきっかけだった。そのきっかけの直接的な動機は映画「JSA」で板門店を見たから、実際に行ってみたいというもの。
そのような興味を持っている僕に、もう、絶対見たいという映画が今度公開されるらしい。
1979年、38度線で何が起きたのか・・・という韓国映画。
すごく見に行きたい・・7/9~7/22までの限定公開・・・うーん、行けるか・・。
本当に、まぁまぁという映画。
僕はいつも後悔するのだが・・・レンタル半額デーに借りすぎてしまって、これを明日の朝、出勤前に返さねばならないけどまだ見ていない、そして、時間は23時みたいな状況。ゆっくり見れもしないし、実はそんなに見たくもないけど、観なきゃいけない状況。ほとんど夏休みの宿題が全部白紙、でも、明日は始業式みたいな子どもの頃の二度と思い出したくない切迫した状況のプチ版みたいな状況に追い込まれることをである。
そんな状況で見た映画はやはり・・・どうだろう、面白いものでもさほどでなく思えるのかもしれない。
料理だって、Hunger is the best sauce. 空腹は最大の調味料 と言われるくらいであるから、映画の面白さもそれへの欲求に左右される面は多くあるかもしれない。
まぁ、そんな意味で、今回見たこの映画「シビルアクション」はさほど、映画を見たい状況でもなかったことから、びみょーに不利だったかもしれないが・・・
それを差し引いてもまぁ、・・・びみょーにまぁまぁという映画。
ある敏腕弁護士が、儲け度外視して、正義感に目覚め、環境問題専門の弁護士として大企業に立ち向かっていく弁護士に変身するという・・・アメリカ映画ではポピュラーな法廷物としては本当にありがちな流れであったから。
環境問題に立ち上がる法律事務所というネタでは、「エリンブロコビッチ」の二番煎じにしか思えなかったし、和解専門の売れっ子弁護士が良心に目覚めるというロジックは「ア・フュー・グッドメン」でもう既にあるロジックだったような感じ。
まぁ、どちらにしてもストーリーは二番煎じという感じが強く新鮮味がなかったわけだ。
でも、まぁまぁ面白かったし・・・というのも、日本で言う東大閥のようなのが、ハーバード閥としてある部分も面白かったり、主役の敏腕弁護士・ジョン・トラボルタの渋い演技もよかったし、エリート面したロバート・デュバル演じるハーバード大卒の老かいな企業側弁護士の演技もこれは名演技としか言いようのない部分だ。
主人公はコーネル大学卒ということであったが・・・まぁ、アイヴィーリーグの一校ではあるものの、その頂点にはハーバードがあるわけで、その閥の描き込みは・・・例えば、あの大ヒット邦画「踊る大捜査線」で「室井さん、東北大でしょう?ここらへんで一つ手柄を立てといた方がいいのでは?僕は東大閥だから大丈夫ですけど。死ぬほど勉強しておいてよかった」とセリフのある、あのロジックにつながるものがあってなかなか、面白かったわけだ。まぁ、日本人の判官贔屓の思考にもつながるわけで・・・アメリカにもそういう気風があったんだなぁとか思わされてみたりして。
アメリカって勝ったもん勝ち、実力主義みたいなところがあるんだろうけど・・・このように、ハーバード閥をちょっといやみっぽく描いたり、弱いものたる小さな法律事務所vs大企業という描き込みをするところを見ると、感情的には必ずしも勝ったもん勝ちなだけではないんだなぁと感じたりもする。
まぁ、この映画を見ていろいろそんなことを考えられたのだが、後で調べてみると、この映画は実話に基づくものとのこと。まぁ、それであればストーリー的に平板な感じなのは仕方ないのかもしれない。フィクションならともあれ実話でこれだけのことがあれば、それはそれで大変なことなのだから。
含めて、まぁまぁな映画♪
なかなか、面白い。
イギリス映画らしい、ちょっと陰の入った雰囲気。結構こわいし・・・。
ディテールに及ぶとちょっといろいろ矛盾があるような気もするが、要するに、極限状態での人間性というものをうまく描きこんでいる・・・結構名画だと思った。
なかなか面白い邦画。結構感動も出来るし・・・。
でも、ストーリーに厚みが感じられるわけでもないから名画とは言い難いな。
なんかよくできたテレビドラマを見てる感じになる・・・うーん、やはり、映画配給会社だけでなく、フジテレビが製作にかんでいることが原因だろう。
邦画を見ていると、これは映画ではなくてドラマだなという作品によく出会う。
でも、それがすなわち悪いというわけではない。結構素直に感動してしまったし、 まぁ、ジャズやってみたいなと思えてしまったし(^-^)、方言を使うのもキュートに思えた。
映画としての重厚さを求めるのではなくではなく、ひとつのドラマとして見るのであれば、可。
ウォーターボーイズやセカチューなどの映画版とよく似ている。要するによくできたドラマという理解でよいのではないか。
面白い部分もあったけど、全般的にさほどでもなく感じた一作。レンタルビデオ屋に明日かえ最中得ればいけないという切迫した状況であったので、そう感じたのかもしれないが、ストーリーはきわめて平板だなぁと感じたのも事実。
イギリスの名優ロバート・カーライルが主役級で出ていたので見たようなものであったが、彼の演技含め芸達者揃いではあり、その点はとてもよいと思ったよ。というキャスト全般芸達者揃い。
サミュエル・L・ジャクソンもやはり芸達者であるし。
女優さんがとてもきれい。誰だろう・・・と思ったのも印象的。
含めてキャスト陣がとても印象的だったということが大きかった一作。ストーリー的にはさほどと思ったが、ネットでいろいろレビューを見てると、結構好評だったりするので、私の思い違いかもしれない(^-^)
昨日テレビでやっていたので・・・映画「Shall we dance?」を見る。
いい映画だよー、と勧められていたりしたのだが、なかなか見る機会がなかったのだ。
それなりに良い映画。名画までは行かないが単純に楽しめるかなという感じ。
映画というよりテレビドラマという感じかなぁ・・・。うん、日本的なね。
単純に、かなりお気楽に楽しめるストーリーがうれしい感じ。
ラストシーンでヒロインの草刈民代さんが、"Shall we dance?"と言ったところはやられたーって思えた・・・粋なシーン。てっきり、日本語で言うものとばかり言っていたが・・・英語かよっと突っ込みつつ、でも、いい感じ。このフレーズ一つで全てを許す気になれてしまった。
そもそも、草刈民代さんはバレエ界ではものすごい人のようだが、役者としては当然素人的なわけで・・・演技もうまくないのは素人目にもわかったし、脇を固める俳優陣が、役所広司やら渡辺えり子やら芸能界でも屈指の演技派揃いなわけで、その中で演技の未熟さが際だってしまっていたが・・・でも、最後に英語で、、"Shall we dance?"たぁいかすじゃないですか♪さすがやね・・・と。
面白い映画だと思うよ。かといって、リチャード・ギア主演のハリウッド版を見る気にはなれないけどね。
ちょっと前に、なかなか話題になった映画である。
でも、なんだか・・・そそられなかったのでずーっと見ていなかったのだが。
私は映画は古今東西、古きも新しきも問わず、色々見るのだが・・・なんか分かった気がする・・・そう歴史物の中でも古代ものはあまり好きでないということ・・・これは今気づいた。
例えば、西洋的古代のテーマでは「グラディエーター」とか「トロイ」とかは・・・結構話題になっていたけれどもわざわざ映画館に行くというほどでそそられなかった。
同じ話で、この「英雄 ~HERO~」も食わず嫌いをしていたということだろう。
見てみると・・・なかなか面白かった。2時間、全然飽きずに楽しめたという感じ。
かなりアンビリーバブルなアクション映像が入り乱れるが、それは、まぁ、中国・香港系の映画にありがちなことで、古代というミステリアスな昔に話を飛ばしている以上全然許容できる話だから全然鼻につかない。
なんか見た顔だなぁと主人公たちを見ていると・・・あぁそうか、「インファナル・アフェア」に出ていた、トニー・レオンだなぁとか気づいたりして・・・なるほど、僕は結構トニー・レオンなんかは好きな俳優かもしれない♪
以前、知人より「(映画館で)見てきてよかったですよ、大津さんもぜひ」とメールをもらっていたのだが・・今回、3年越しで見てみたんだ
なるほど、面白かったよ♪と3年越しで思ってみる、今日。
なかなか面白い邦画。
山崎努、青島幸男、谷啓ら・・・キャラ立ちする一癖俳優陣が怪演を繰り出してきて、飽きない。
ストーリーも・・やや調子がよいが、それなりに意外性もありつつ・・・なかなか捨てたものではない。
まぁ、それなりに・・・。
今日は土曜日、すんごい早起きしてしまったので借り置いていたこの映画を見る。
正直、まぁまぁといったところ。
マーチングバンドを舞台にしたスポ根ドラマだが・・・私にとってはさほど感動がなかった。
似たようなスポ根ものでも、例えば「タイタンズを忘れない」なんかはとても感動させてくれたし(感想はここ)、面白さでは「チアーズ」(感想はここ)もこの映画よりは面白さの点ではじけていたと思う。
感動も面白さもどっちつかずの中途半端に感じられてね・・・マーチングバンドという世界がなかなか厳しいものなんだ、この世界でもなかなかの争いがあるのだということが分かったのが収穫かもしれない。可もなく不可もなくといったところ。
最近映画館で上映されている映画はなかなか見たいものが多い。
ブリジットファンとしては、その続編「切れそうな~」は見たいし、なんか「アビエーター」も気になる。
その中で、今日見に行ったのは「ローレライ」
終戦間近での日本海軍の潜水艦イー507の活躍を描いた映画。
潜水艦映画の大好きな私としてはとてもとても見たかったのである。潜水艦映画というのは大体洋画の独壇場で、例えば、古くは「Uボート」、新しくは、「レッドオクトーバーを追え」とか「U-571」とか「K-19」とか・・・新しい潜水艦映画は私はだいたい映画館で見ているんじゃないかな・・・それくらい好きなんだね・・なぜか。そして、邦画で潜水艦映画なんて珍しいよね(^-^)
邦画でどこまでその緊迫感を描けるのかそこが興味の焦点。
今日は残業帰り・・・かけつけた映画館で21時過ぎに見ることになったのだが・・・大体ハードだった今週の疲れから寝てしまう危惧があったが・・・
これが全然寝なかった(^-^)邦画にしてはなかなか迫力ある潜水艦アクションに仕上がっていた。洋画の独壇場だった潜水艦もので邦画がここまで迫れるとは、邦画も捨てたもんじゃないと感心させられた。ちょっと、潜水艦の外観シーンなどがCGっぽさが際だってしまっていたのはやや興ざめな面もあったが・・・役者陣の迫力がなかなかなもので、それを補っていただろうか。
また、ヒューマンドラマとしての展開も、日本のドラマ的な繊細なの仕上がり。なるほどフジテレビと東宝が組んで作っただけのことはあるねと思わされた。
まぁ・・・第二次大戦的歴史考証的には・・・なんか無理がある展開だったような気もするが・・・それは、まぁ、原作本「終戦のローレライ」を読んでみての検討だろうかね。2時間ちょっとの映像だけではその論理展開には無理が感じられたところもあったよね。
ともあれ、まぁよかった。レイトショー料金で安く見られたのもよかったし(^-^)そのお金分の迫力は頂きました。ごちそうさまでしたという感じで、よかったよ(^-^)
特に砲手役をつとめていた役者さん、ピエール瀧さんがなかなかいい味を出していたと思うよ。あの人電気グルーヴというユニットでミュージシャンだったと思うけどマルチだよね(^-^)
今日はちょっとくたっとしていたので、借り置きしておいた映画でも見るべということで見てみる。
「北極圏対独海戦1944」・・・ソ連映画である。
戦争物というのはけっこう好きな方である。私自身はミリタリーマニアではないし、考え方的には戦争は絶対反対だし、憲法9条は守っていきたいという考えの平和主義者なのだが、歴史としての戦争には興味があるのかな・・・戦争物は結構よく見る。実は、邦画ではあるが近日公開の「ローレライ」は密かに見に行ってみたい映画と心に期している。
さて、本映画を手に取ったわけは・・・ソ連時代に作られた映画というのも興味があったし、ソ連側から見た第2次大戦はどうなるのだろうかという興味で見てみた。
感想としては、うーん・・・・・微妙・・・という感じ。
標題通り、1944年頃のソ連の飛行隊の対独戦を描いた映画である。でも、戦闘シーンが多いわけでもなく、戦争映画というくくりよりかは、そこに繰り広げられる人間ドラマをなんとなく描いてみたという感じ。
正直言うと、あまりストーリー展開は洗練されたものを感じないのだ。
やはり、そういうヒューマンドラマは西側自由主義の文化の元での映画の方が全然うまいわけで、そっちを見慣れてきた私から見ると・・・なんか微妙だなぁとしか思えなかった。
でも、東側映画を全て否定しているわけではない。例えば、その昔見た、ポーランド映画の「地下水道」などは、ワルシャワでの地下に潜って戦ったレジスタンスの様を硬派に描いた映画でこれは名画だと思ったのだが、こういうのは東側でしか作れかなった映画だと思う。そういう芸術性の高い映画は東側の特徴だったと思うのだが、
しかし、戦闘機マニア的視点からはとても興味深いものとも言えよう。アメリカ・イギリスまたはドイツの戦闘機は西側映画でよく見ることができるのだが、ソ連側の戦闘機を見ることができるのはまずないからだ。そして、実写フィルムもふんだんに取り込まれているからだ。その筋に興味のある方にとっては貴重な映画だろう。
それ的な興味で見るのであれば
かぽんのミリタリー的日記 2005/02/07
にとても詳しいレビューがあるので、一度参照されると良いかもしれない。
でも、こういうソ連映画がほんと近所のレンタル屋で借りれるようになったとは・・・世の中進んだものだねぇとまた違った意味で感心してみたり。
ボーンスプレマシー・・・かのマットデイモン主演の「ボーンアイデンティティ」の続編である。今上映中であるので見に行ったわけで。
うーん・・・せわしない映画と言おうか。それなりに面白いような気もした。アクションシーンもなかなか迫力があるんだが・・・うーん。
どこだったか忘れたがどなたかの日記で「カメラワークが近すぎて・・」という表現にとても同意できる。あまりにもカメラが近くに寄りすぎるので、動きが早くなりすぎてしまってよく分からないという面は確かにあると思う。
ストーリー的には前作「ボーンアイデンティティ」を良く覚えていないとよく分からない・・・いや、前作は見たのだが・・・それを覚えていないと分からない筋というのはあまりうまくないのではないかなぁ・・・とも思わされるが、さほどインパクトのあるストーリーではない気もした。ひとつひとつの事件の論理的な必然性も曖昧模糊なのがちょっと・・・。
だいたい2時間の映画・・・アクションがかなり激しいので飽きずには見れたので、それなりに面白いというところであろう。
まぁ、面白いっちゃぁ面白いかなという感じ。
レンタルビデオ屋で、新作の中で結構人気がある感じだったので借りてみたのだが・・・
簡単に言えば詐欺師もの。
どんでん返しの繰り返しで、それはそれなりに楽しめるものの、ただ返せばいいっていうわけじゃないよともいいたくなる感じの返しすぎな感もなきにしもあらず。
こういう詐欺師ものではかの名作「スティング」が起源であるとも言えようが、味付けはとても現代的だが、名作「スティング」を超えるロジックが展開されているわけではないので、筋的にはまぁまぁという感じだろうか。
ダスティン・ホフマン、アンディ・ガルシアなどの怪優の名演が光るのが出色かなぁ(^-^)
今日は、映画「マイ・ボディガード」の上映最終日だったので、前売り券を無駄にしたくなかったので、レイトショーではあったが、郊外のシネコンに駆け込む。
残業後にうどんを掻き込んで駆け込むという慌ただしさで、ウィークデイ中に溜まった疲れが出たのか、居眠りをしてしまった。
正直、映画自体も、なんか、かの「レオン」の焼き直し的で自分的にはあまりいけてなかったこともあるのだが、まぁ、レイトショーを見たなんて久しぶりだよ。
映画「チアーズ」を見た。チアリーディング全国大会をめぐるチアリーダーたちの青春と恋のストーリーとでも言えば、よくわかるだろう。
まぁ、要するに、お気楽ご気楽というのはこういうことだろうということを体現した映画と言えよう。
お気楽ご気楽が必ずしも悪いといっているわけではない、そういうのが必要な時もある。この映画は昨日から今朝にかけて見たのだが、ややめげ気味だった私には元気を与えてくれたことも事実だ。
まぁ、単純に楽しめる無難な青春映画。でも、深みは期待しない方がいい。
すっごいくだらなそうに思えたこの映画。でも、ロードショーされた時から注目していたわけで・・・映画館のポスターはやけに気になっていたわけだ。
近頃、レンタルが開始されたわけだが、なかなか借りれなかったんだよね・・人気が高いらしい、いつも貸し出し中。今日ようやっと借りれた次第。
とても面白かった。単純にくだらなくおかしいというわけではない。
一人で生きていく厳しさ、群れずに個を確立していく難しさ、それでも貫くすばらしさ、そんなことを訴えかけてきた映画だった。ゴスロリにヤンキーという個の表現を通して。
この一語りとかで、流されず個を確立するには?というテーマについては常々考えてきた私であるので、そのメッセージにはかなり共感できた、このギャグコメディー映画と思っていた映画でそういう人生論を考えさせられるとは意外ではあったが、その意味でとってもいい映画じゃんと思わせてもらった。
単純に楽しむこともできるし、いろいろ考えさせられる映画でもある。単純に楽しむことのみの興味(というかゴスロリってなに?っていう興味(^-^))で見た割に、とってもよかった(^-^)
今日はそれなりの時間に帰ってきて、メシでも食べ終わって、さ、何をしようかなとテレビ欄を見ていたら・・・映画「飛べないアヒル」がNHKーBS2で20時からやるのを見つけて、これだよーと見ることに。
映画が3度の食事と同じくらい好きな私である。以前見た映画であろうと、何度でも見たい映画というのはあるものだ。いい映画がやっていれば、この一語りを書くよりもまず見る。
この「飛べないアヒル」もなかなか泣けるのだ。
以前、ちょうど2年前になろうか2002年1月28日の一語りにこの映画評してこんなことを書いている。
映画「飛べないアヒル」というのを観たりしたが、泣けた。久々泣ける映画であった。アメリカのスポーツものの映画は泣けるものが多い。ロジックはシンプルながら、押さえるつぼはきちんと押さえているということだろう。
ほんと、泣ける映画なのだ
(以下ネタばれあり)
第二次大戦中のアメリカ潜水艦を舞台にした映画。潜水艦映画は好きな方なので・・・英語版ではあるが、DVDを手に入れておいたのだ。
オール英語で来るので、見るのはちょっと気楽にというわけには行かないが、映像も伴えば理解はできるし、なにより英語版は安いから。・
でも、なんだか・・難解。謎が謎のまま残っていく感じ。今日は関東地方はずーっと雨でやたら冷えたが、ますます冷え込んでしまう感じの映画であった(実際画面でも凍結のシーンとかあるし・・・むむぅ、冷える)。
でも、それだけ冷えると言うことはなかなか名作であったということではなかろうか・・・なんでもない映画であったら冷えないから。映像もなかなか迫力のある、2002年作の新しめの潜水艦映画。でも、普通の潜水艦映画として見ると???かも。その意味では結構普通の潜水艦映画が好きな私の好みではないかったかも。
公式サイト(英語)
ビロウ(みんなのレビュー)(ネタばれあり)
を見て欲しい。公式サイトはなかなかうまくできていてかなり冷えますよ♪かなり映画の怖さを忠実に表現しているし、映画の主人公になった気分が味わえるでしょう。
これはとってもいい映画ですなぁ。
ディズニー映画と言いつつ、単純に子ども向けのアニメーションと思うなかれ、ストーリーが見事で、やや泣けた。
(以下、ネタばれあり)
前売り券を手に入れていて、行きたくてしょうがなかった映画「ハウルの動く城」をようやく見ることができた。
実は宮崎アニメ大好きで、特に「紅の豚」にはまりこんでいる私にとって、宮崎アニメは結局見に行ってしまうものなのだ(^-^)(この一語りで言及したが、このハウルの公開に先立って宮崎アニメの衣装の世界をファッションブランド化したものを新宿伊勢丹に見に行っているほどである)。
さて、この映画の感想であるが、宮崎アニメファンとしては、その雰囲気をすごく楽しめたことは事実だ。絵も、ナウシカ・ラピュタ、また紅の豚を彷彿とさせるもので、雰囲気はよい。
ただ、分かりにくい。なんか、そう、どうしてこういうことになるのかという説明的なものが不足している感じで、宮崎アニメのファンとして雰囲気には酔いしれることができるものの、どうにも、論理的帰結がよく分からない。
いや、ナウシカ・ラピュタ・紅の豚、また、もののけ姫・千と千尋の神隠しにしても厳密な意味での論理展開はされていない・・・そりゃファンタジーだからある程度の論理の飛躍はしょうがないのだが、それでも、その裏にあるテーマ・・・まぁ、環境破壊への警鐘であったり、反戦ということであったりの主張へのそのファンタジー内での論理的展開は保たれていた気がする。少なくとも、見終わった後で、なんで?どうして?という感覚はあまりなかった。
今回のハウルに関しては、見終わった後、なんで?どうして?という問いが出てきてしまったのが、今までの宮崎アニメと違うところだった。もちろん反戦というテーマはきちんとつかめたものの、その上で。
まぁ、家に帰ってきてネットで色々な人のレビューを読んで、納得できたりしたんだけど。
そんな意味で、ストーリー展開としてはやや何を感じるものの、宮崎監督お得意の、いい感じの婆さん、いい感じのガキども、いい感じの魔物、いい感じの機械といった宮崎ワールド山盛り満載なことは事実で、今までの宮崎ワールドにはまっている人は見に行って損はしないかな・・・そんな感じ(^-^)
昨日から寝てばかり。かなりの疲れが溜まっていたようだ、でも、まぁ、今日はやはりいつもの鶴見スポーツセンターセンターのエアロビがあるわけで朝は起き出してゴーゴー。
踊っているとだんだん気分良くなってくるもので、まぁ、ランナーズハイみたいなものであろう・・これがために土曜日の朝からわせわせと出かけているのだ。
踊って、上手くのれてくると日頃のいやなこととかは洗い流される感覚なのがいい。否が応でもストレスの溜まる仕事だから、こうやって踊っているのは必要性に駆られてかもしれない。と言いつつ、上手くのれないで雑念が入ってしまうとあまりうまくないのだが・・・。今日はのれたってことで。
今日はよく晴れていたから、洗濯をしないと損だろうということでガンガン洗濯機を回す。2回ほど回したり。
そして、回しながら、映画「ブラス!」(96年イギリス作品1時間47分)を見た。
なかなか、感動もの。
イギリス映画に特徴的な、炭坑閉山に絡む物語。
なんか、イギリス映画は炭坑に絡む話が多い気がする。
僕が見ただけでも「フル・モンティ」も炭坑町の失業者を背景にコミカルに描いたものだった(2002年2月21日の日記参照)し、「リトルダンサー」も炭坑町での物語であった。
この「ブラス!」は・・・(この先ネタばれあり)
昨日から寝てばかり。かなりの疲れが溜まっていたようだ、でも、まぁ、今日はやはりいつもの鶴見スポーツセンターセンターのエアロビがあるわけで朝は起き出してゴーゴー。
踊っているとだんだん気分良くなってくるもので、まぁ、ランナーズハイみたいなものであろう・・これがために土曜日の朝からわせわせと出かけているのだ。
踊って、上手くのれてくると日頃のいやなこととかは洗い流される感覚なのがいい。否が応でもストレスの溜まる仕事だから、こうやって踊っているのは必要性に駆られてかもしれない。と言いつつ、上手くのれないで雑念が入ってしまうとあまりうまくないのだが・・・。今日はのれたってことで。
今日はよく晴れていたから、洗濯をしないと損だろうということでガンガン洗濯機を回す。2回ほど回したり。
そして、回しながら、映画「ブラス!」(96年イギリス作品1時間47分)を見た。
なかなか、感動もの。
イギリス映画に特徴的な、炭坑閉山に絡む物語。
なんか、イギリス映画は炭坑に絡む話が多い気がする。
僕が見ただけでも「フル・モンティ」も炭坑町の失業者を背景にコミカルに描いたものだった(2002年2月21日の日記参照)し、「リトルダンサー」も炭坑町での物語であった。
この「ブラス!」は・・・(この先ネタばれあり)
今日はなんだかマジで疲れていたので、帰ってきてメシ食って、横になって映画でもと、映画「アメリ」を見ていたらどーんと寝てしまう。
起きたら22時過ぎ。アメリを見終わる。
最初から最後まで不思議だなぁと思わされた映画。まぁ、ハッピーになれなくもない楽しいラブストーリーとも言えるが・・・なんか抽象画を見ている感覚かなぁ。
要するに、フランス映画というのは、総じてそんな感じでハリウッド映画ほどわかりやすいというわけではないのが多い気がする。
最近、映画をよく見ている気がする。
その前の数ヶ月間、なにかと忙しく映画などもほとんど見れていなかっただけに取り戻すように映画鑑賞欲が高まっているようだ。
ハウルの動く城、エイリアンVSプレデターなどは前売り券購入済。
笑いの大学、ポーラーエクスプレスは観に行きたいなぁ。スウィングガールズもまだ上映されているところはあるみたいなので行ってみてもよいかも。
ポーラーエクスプレスなどはクリスマスネタのようだが、シングルベル確定な私にはややイタイか・・。
ということで、たくさん借りこんだビデオ類の最後のひとつ、ラブアクチュアリーを見る。
これはとってもいい映画。本当に調子いいし、調子よすぎるラブロマンスオムニバス。
最近、なんだか色々うまくいかず、疲れている僕にとってはいやみとさえ言えるくらいの調子の良さだが、ここまでお気楽だと笑えるし、帰って夢があっていい。
クリスマスまであと一ヶ月ちょっと。最高のタイミングでこの映画を観たことになる。クリスマスに絡めたラブオムニバスだからだ。
英国の誇る二枚目役者、ヒューグラントがこれまた調子よすぎる英国のプライムミニスターを演じているのだが、まー、いい、許すという感じ。
僕が告白をするほど好きになってしまった女性が、このヒューグラントが好きだった。
僕はどうがんばってもヒューグラントにはなりようもないが・・あのころより7キロはやせてスリムになったよ・・・ってそういう問題でもなかったんだろうが。
ダイ・ハード3部作は全部すでに見たことがあった。
でも、一番初めのダイ・ハードのあの強烈な面白さが印象に残りすぎて、その後の続編はいまいちだなぁと思ってきたが・・・
今日、ダイ・ハード3がテレビで放映されたので見たが・・なかなかいけるやんと思ってみた。面白いんじゃない?って感じで評価を上向き修正してみた。
話題の映画、華氏911を見た。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」で一躍有名になった、元祖突撃アポなし取材屋のマイケル・ムーア氏の最新作。
非常に辛辣で、でも、真実と思われるところをえぐり取っていて、なかなかすごい映画だ。
要するに、現在も進行中のイラク戦争は現ブッシュ大統領の持つ石油利権のために行われているという素朴な指摘を、ここまで大々的に恐れ知らずに明言しているところにこの映画のすごさがあろう。
あと、その戦争は貧しい人々の犠牲の上に立っているという事実の指摘。
どちらも、真実だと思う。
経済学でローレンツ曲線とかジニ係数などを学んだ方ならすぐに分かると思う。とかく世の中は貧しいものにとって損である。それはこういう局面にも現れる。
誰も死の危険のある軍隊なんて進んで入りたくもない。でも、お金がないから入るんだ。
徴兵のない国に生まれてよかったと思うし、昨今はなんか徴兵制の新設なんかも議論されているようだが、これは決して通してはいけないものだろう。
そんなことを考えさせられる、非常に深い映画。でも、単純に笑おうとか楽しもうと思って見に行く映画でもない。心して見なければ行けない映画だろう。
今日は、仕事帰りに大友克洋監督の映画「スチームボーイ」を見てきた。
宮崎アニメの「天空の城・ラピュタ」とかの、機械系のアニメがけっこう好きだと話していていたら勧められた映画であったので見てきた。
よかったですよ。なかなか迫力があって。
確かに、機械好きの私にはたまらないものがありました(^-^)
ストーリーとかは、いろいろ影響されているものもあるんだろうと思わされるもので、科学と兵器
、科学の悪用というロジックに基づくストーリーは別に目新しいものでもないですな・・・その点は、ごく普通かなと思いつつ・・・さすが、大友克洋監督が「AKIRA」の監督だけに、映像的な迫力はスクリーンで見てよかったと思えるものであった。なかなかあそこまでのアニメってないなって感じ。
スターウォーズとかマトリックスとかの迫力ある乗り物シーンを、アニメ化するとあんな感じかなと思われたし、多分影響は受けているんだろうなと思ってみたが。
迫力のあるアニメ映像だったし、これだけの迫力ある効果のあるアニメ映画って今まで見たことがないと思われた感じだった。映画館で見れてよかったと思える映画ではあった。
邦画にしてはとてもいい映画だったと思う。
映画とはmovieなわけであるから、心をmove(感動)させてなんぼだと思っているので、邦画には圧倒的に心をmoveする映画が少ないと思っている僕としては、この映画はかなり高いランクに評価できる。
しかし、苦しい・・・苦しすぎる・・・。
あー、本で言えば・・・6月9日の一語りで言及した、「スナーク狩り」や「ユニット」といったストーリーと似ている。どれも犯罪被害者の物語だ。結末はハッピーだったりアンハッピーだったりいろいろだが・・・。読んで、単純に笑ったり、泣いたりできない複雑な気分になってしまうストーリーと言うこと。
それにしても、この映画は苦しかった・・・今日は6日連続のエアロビで疲れていたこともあるのかもしれないが、それで心も弱っていたか・・・うーん、まいったなぁという感じ。
こういう複雑なストーリー、苦しいストーリーは好きであるし、好んで触れるところであるが、この映画はかなりすごい。
ということで、苦しいけどいい映画を見たいという人にはとてもお勧め。こういう映画を一緒に見て感動できる仲だったら、結婚してもいいのではないかと思うなってちょっと思った。
私は映画が3度のご飯と同じくらい好きであるし・・・一部の人には、私が映画マニアと言えるくらい映画好きということは認知されているだろう。
30過ぎて独身で、映画ばかり詳しくなっていく自分は、決していいものではないし、誰と観に行くわけではない、大体ひとりで映画館、または、DVD・ビデオ、テレビでの映画を見ているというのは、かなりロンリーだし・・・その意味で、お前ヒッキーなんじゃないの?というそしりは甘んじて受けるつもりだ。
そんな、私は「じゃぁ、一番好きな映画は?」と問われるのが一番困る。ミステリーではこれ、SFではこれ、ファンタジーではこれとか各種ジャンルでベスト1があるわけで・・・なかなかに困るわけだ。
古い映画から新しい映画までだいたい網羅しているし・・・そうかなり上位に上がるのが、古きでは「カサブランカ」中学生の頃見て、とても衝撃的で、いつかは君の瞳に乾杯って言ってやるぞって今だって思っている。「駅馬車」・・・このウェスタンの名作は今見たって面白い、今でこそ使い古されたウェスタンストーリーかもしれないがこれぞ王道と言えるだろう。新しきは「アンタッチャブル」・・・このストーリー展開は刑事物の王道と言えよう、カメラワークも見事だ。「ショーシャンクの空に」・・・スティーブンキングものだが、キングらしいファンタジーに偏っちゃうわけじゃなく、ちょっとアンビリーバブルな面はあるものの、希望がある限り人生は捨てたもんじゃないということをよく教えてくれる名画だ。「レインマン」・・・ダスティンホフマンの演技が冴えるヒューマンストーリーの逸品と言える。ミリタリーものなら「プライベート・ライアン」・・・これを超えるものはそんなにないだろう。宇宙ものなら「アポロ13」・・これは傑作だね。刑事物なら刑事コロンボもいいがちょっと通俗的、やはり「LAコンフィデンシャル」といったところか。潜水艦ミステリーなら「レッドオクトーバーを追え」がいいだろう。
いろいろ思い浮かぶ。
ただ、今日、「シンドラーのリスト」が放映されていて・・・見ながら・・・全てを超越して、僕がベスト1と言えるのはこの映画だと思ったんだ。
この映画は、僕がまだ大学生の頃に横浜の関内に見に行ったことを今だって明確に思い出せるほどだ。やっぱ、これがいい。
うーん、アウシュビッツを訪れてみたくなった・・・。
映画「JSA」に影響されて韓国と北朝鮮の境目・板門店 に行ってしまった私・・・この思いはなかなか強いかもしれない。
明日までに返さねばならないので、見たんだが・・・
なんか以前に見たような思い出がある。でも、明らかに見たという感覚でもない。もしかして、もう一回借りてしまったものかもしれない。
なんて思いながらも・・・映画自体は、それなりに雰囲気も出ていたし、面白いと言えば面白いのかもしれない。ハラハラドキドキしながら目を離せなくなった後半部分もあったわけだし。
これ、スティーブン・キング原作らしいが、スティーブン・キングってどうしてもこうなっちゃんだね、っていう感想も持たざるを得なかった。いかにもいかにも、スティーブン・キングらしい・・・。
「スタンド・バイ・ミー」にとてもよく似た感覚。
映画「マッチスティックメン」を見た。
いやー、いいわ、これ。
久々に、見てよかったと思える映画に出会った感じを受ける。
レンタル屋さんだと新作扱いになっているところが多いかな。実際、売れ行きがよいらしく、ラスト一本を借りたのだ。それだけ売れ行きがよいと言うことはよいストーリーだと推測して借りるのだが、売れ行きがよくても僕的にはぜんぜんな場合もあるのでこれはなんの保証にもならないのだが・・・この映画はホントによい。
まぁ、だまされるだまされると表書きにも書いてあるので、最後のどんでん返しはさほどびっくちはしなかったのだけど、なるほど、僕もだまされてはいた。
ニコラス・ケイジのきてる演技もきてるし・・・ヒューマンドラマとしても秀逸。
すごくホッとできるストーリーなんだよね。アメリカ的な明るさを持ったエンディング。
そして、ヒロインのアリソン・ローマンがとてもいい・・・惚れました(^-^)
いやいや、すごい映画だわ。オススメ。
映画「アントワン・フィッシャー」を見た・・・レンタル屋さんから借りてきて、明日には返さねばならないので一生懸命見たのだが・・・。
ストーリー自体はまあまあと言ったところ。感動作と書かれていたが、感動を狙いすぎて、どうも描き込みの足りなさというか、どうして、そうなるのかという因果関係がはっきりしない部分もあったので、B級には違いない感じであるが・・・それなりに飽きないで見れた一作ではある。
それはそれでいいのだが・・・どうしても気になるのが・・・僕はこれをどっかで見たことがある記憶があるってことだ。でも、どこで見たのかはっきりしない・・・。映画館で見たのなら、それだけ気合いの入っている証拠なので忘れるはずはないのだが、覚えていない。2002年の作品で、結構新しい作品なのでねぇ・・レンタル屋さんでも新作扱いされていたくらいだから、2回借りたってことも考えにくいのだが、やけに鮮明に次のシーンとか覚えている。
絶対どっかで見たなぁ・・・借りたのかな・・・。だったら、そんなに昔のことではないし、また借りちゃうなんて・・・とてもぼけているなぁ・・・。そっちの方が気になってしまった感じであった。
映画「エニグマ」を見た。
こういう第二次大戦ものは、けっこう好きなのだ。
イギリス映画ということであったが、ヨーロッパ映画というのは、描写はやや暗めで、でも、きれい、そして分かりにくいというのが定番であるが・・・なるほど、これもけっこうそんな定番的な感じではある。
ハリウッド映画が明るく、わかりやすく、でもちょっと底が知れている感も否めないというのに比べての話であるが。
要はヨーロッパ映画は格調高いのだ。
そう格調の高さという点ではこの映画もなかなか格調高い。
描写がきれいで、印象的だという点においては悪くない映画だったと思う。
イギリスらしい映画といえばまさしくそんな映画である。
エニグマとは第2次対戦で使われたドイツの暗号機なわけだが・・・エニグマを題材にした映画は数あるし、例えば、「U-571」だってエニグマを奪うためにUボートを奪取するという映画だったわけだ。
ただ、エニグマがどのようなものか・・結構この映画では微に入り細に入り描写してあって、そう言う映画はほかにあまり見たことがなかったので、機械好きの私にとってはなかなか興味深かった。
二時間ほど、ほとんど飽きずに楽しめた映画ではあった。
映画「フォーンブース」を見た。
うーん。この映画、それなりに面白いのだが・・・どうしてその状況にならなければならないのかちょっと納得できない部分が多かった。そして、犯人がどうしてそのようなことをしたのかということも。
よく分からない映画というのは基本的にあまり好きになれないのである。
コリンファレルが電話ボックスから出られなくなるサスペンス系の80分ちょっとのドラマである。
これはなかなか面白かったと思う。
ホラー映画に類するのだろうが、描写がなかなか怖い。映像的には、現代的な特殊効果が混じってとてもとても怖いものになっている。それだけでも・・・。
最後の終わり方もちょっとした番狂わせ的でいいかもね。
いつだったか映画館で、予告編を何度も見て・・・そのちょっとエキセントリックな感じにとても惹かれた想い出があるので・・・・DVDになっていたので見た次第。
うーん。よく分からない映画だなぁ。
ストーリーは結局最後までよく分からなかった。何を意味しているのかわからない・・・ちょっと悔しさが残った映画。
映像としてはなかなか「切れちゃった」感覚の現代の若者が、えげつなく描かれている感じで、それはそれでとても迫力があったわけだし・・・その点で眠くなるってわけではないのだが・・・。
そんな感じ。
いや、いい映画だよね。本当に感動できる映画に出会った時、何の飾りもなく「いや~映画って本当にいいですね」って言いたくなるよね。映画大好き人間の一人として、水野晴郎さんのその気持ちはよく分かるなぁ。
といったところで・・・タイタンズを忘れない・・・今日、NHK-BS2の衛星映画劇場でやっていたので見たのだ。
以前にも見たことがある・・・映画館で見たのだ。たいした、期待もせずに見たら結構面白かった想い出がある。
最近は日記を付け続けているので・・・いつ頃見たかを思い返すのも簡単である・・・・
例えば、2001年6月1日(金)の日記にはこんなことを書いている・・・
「ザ・ダイバー」を観る・・・まあまあって感じやね、それ以上でもそれ以下でもない感じ。
最近観た映画はその他に「JSA」「タイタンズを忘れない」であるが・・・まあ、これら3本の中で一番印象に残ったのは「JSA」ですね、有無を言わせない迫力がありましたな。
なんか、この頃は、タイタンズよりもJSAの方が印象が強かったようですね。それもそのはず・・・その翌年・・・私は、韓国のJSAの舞台である板門店に行ってしまうのだから・・・
2002年6月21日(金)の日記参照。参考:2003韓国旅行記
そして、その後・・・2003年1月24日(金)の日記にもタイタンズの話が出てくる。映画「オールド・ルーキー」に絡めて
映画「オールド・ルーキー」を見る。 デニス・クエイド主演の、中年になってからメジャーデビューしたピッチャーの物語。あふれる感動を求めて行ったのだが、そこまでは泣けなかった映画であった。そこそこに面白いが、そこそこにとどまった。はじめからの感動しようとして観たからかもしれないが。
この種の、スポーツものは、結構感動できるものが多い。実は好きなジャンルかもしれない。
「タイタンズを忘れない」とか「メジャー・リーグ」とか・・結構感動しながら観た覚えがある。この種のものの中でもっとも好きなのは「ルディ」である。これはマジで泣ける。何回も観た。いつも泣ける・・・うん。
と語っている。やはり、2001年から2年も経っているのに、覚えていて言及しているのは、「タイタンズを忘れない」がかなり面白かった証拠だ。
Movie とはそもそも、人をmoveする(人の心を動かす→感動させる)に語源は由来する。
その意味では、この「タイタンズを忘れない」はきちんとしたmovieだなって思ったんだ。
泣けたもの・・・アメフトものは結構泣けるよね。
今日は雨だ。こんなしっかりした雨はひさしぶりであるが、わざわざ土曜日に降ることはないのに・・・。
ふと「雨の朝パリに死す」という映画のことを思い出した。
昔、両親と一緒に観た映画・・もちろんビデオで。白黒映画だった。
悲劇な話だったと思うが、調べてみると、フィッツジェラルド(多分あのハードボイルド作家)が書いた原作を元にした映画。
この映画に関しては記憶は薄いのだが、古い映画をよく見ている両親の影響か、僕は古い映画にもかなり詳しいしよく覚えている映画も多い。
最近・・・周りにも若い人含めて映画好きな人が多いが、古い映画を語れる人は少ない。「やっぱ、ベンハーは最高だよね」とか「風と共に去りぬ は不朽の大作だよね」とか、なかなか通じないところである。
最近は新しい映画をキャッチアップするだけでも、まぁ、結構大変なので、古い映画はあまり見なくなっているものの・・・僕が古木から新しきまで知る映画ファンになれているのは、どうあれ、両親のおかげであるなと思っている。
映画「ペイチェック~消された記憶~」を見た。
とても映画に行きたくなった、この前の日曜日である2004年3月13日、たまたま、やっていたので、見たのだ。
それがたまたまこの映画の公開初日だったというわけだ。
普通に面白かったと言える映画だ。
過去の映画の面白い要素をミックスさせて組み合わせたかなって思える映画。いろんな映画で使われる、例えばタイムマシン的要素とか、サイエンスフィクションの要素、いろいろごった煮という感じは受けるものの、ごった煮の鍋が実はかなり美味しいのと同様に、かなり面白いとも言えるかもしれない。
それにしても、科学者である、ベン・アフレック演じる主人公の強いこと。
映画の世界だとけっこう科学者って強い。ザ・ロックでのニコラス・ケイジ演じるChemical Weapon Specialist (化学兵器専門家)もスーパーマンだったけどなぁ。
という感じ。
感想を絵にするとこんな感じの不思議な感覚を持てる映画だったよ。
映画「I am Sam」を見た。
うん・・・すごく考えさせられる映画。ストーリーは・・・そうだなぁ、アメリカ映画にありがちと言えばありがち・・・法廷物とかの名作「レインマン」を結びつけたような感じであったが・・・。
でも、アメリカ映画ってどうしてああも、極端にせまってくるのかなぁって思える作品。
この作品に限らずアメリカ映画は、すごくストレートに物事をとらえ、問題を掘り出してくる。
こういうストレートさは、なんかお上品な感じのヨーロッパ映画にもあまり多くはない気がするし、日本映画もどっちかといえばまどろっこしい面が目につく。
"Yes or No"の文化ゆえと言えようか。
返却期限がせまっていてあせってみた映画ではあったが・・・けっこうよかった、結構感動した。そんな感じである。
今日、映画「すべては愛のために」を見に行った。
アンジョリーナ・ジョリー主演である。アンジョリーナ・ジョリーはご存じの方も多いであろうが、トゥームレイダーシリーズで人気を博した女優である。
映画自体は、まぁまぁといったところ。
映像には迫力があった。映像には迫力があったし、難民救済に関わるNGOの姿や救援物資が難民に届くまでの障害などの描写はとても迫力があったし、難民の描写もすごくリアルで胸に詰まるほどであった。
でも、ストーリー的に、そのような難民救済なのか、ラブストーリーなのかが判然としないところがあって、その点よくわからないまま終わってしまったなぁという思いが、「まぁまぁ」という評価になるわけだ。
超人的な女性ヒーローとして人気を博した彼女の主演なので・・・どうしても、最後は超人的な活躍があるのかもしれないという暗黙の期待も存在してしまうし・・・実際、戦場を駆けめぐる常人離れした活躍だって見せるのだが・・・最後は・・・。
邦題は「すべては愛のために」だが原題は"beyond borders"(国境を越えて)。確かにラブストーリーの側面はあるので、その面では邦題が似つかわしいが、途中の難民救済の活動などは原題の方が似つかわしい。
微妙な感覚を残した映画であった・・・。難民救済の実態がきれいごとだけではないのだということは迫力ある描写で分かったのだが。
こういう現代の戦場ものはたとえば「チェチェンウォー」や「ノーマンズランド」(ユーゴ内戦)などを通じてある程度興味を持ち好きな方なので・・・その意味ではラブをからめずに硬派に描かれていたらまた違った感想を持ったかもしれない。
それにしても、この映画を見に行くと同僚に話していた時に、実はこの映画、日本公開が終了間近で遠くの映画館に行かねばならないと言う事情を話していたので・・・・「愛のために、がんばってくださいね~♪」と帰り際言われたのだが、それって違う意味にも取れるよね(笑)
映画「Catch me if you can」を見た。
スピルバーグ監督の映画ということで、実は映画館に観に行こうとさえ思っていた映画であったが、行けずに今になって見たが・・・
かなり面白かった。詐欺師のストーリーなのだが・・・犯罪ものとなると最初は小気味よくても最後には悲壮感がただようものも多い(例えば「明日に向かって撃て」は最後は悲しい・・・)中で、この映画は、結末的にそこまで悲壮感がただよわないのがよい。
同じ詐欺師ものとしては、かの名画「スティング」(若き日のポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードコンビが出ていましたね)を思い出させる感じだ。
映画「タイムライン」を見た。
正直あまり期待していなかったのだが・・・とても面白かった。
仕事帰りに行ったわけで・・・こういう時は往々にして眠くなったりするものだが・・・この映画は眠くなる暇がなかった。
ずーっと口あんぐりという感じで・・・迫力満点であったし・・・その中にラブ的要素も入っていたりして・・・うん、退屈しない。
リチャード・ドナーが監督したということで納得。グーニーズを描いた監督だから・・なるほど、こういうノンストップのハラハラは描けるだろうな。
結構お勧め。
p.s. こんなに活躍する考古学者というのはインディジョーンズ以来だと思う(^-^)
映画「あたしンち」を見た。
すごくよかった・・・。ちょいと感動もした。涙腺は弱くない私には珍しいことに目頭が熱くなった。
まぁ、想像していたことではあるが、周りは子どもや家族連ればかりであり、オヤジは僕一人という感じではあったし、実際男一人で見ていたのは僕だけだったようにも思われるが・・・いや、子どもにはもったいない感じのいいストーリーであった。
オリジナリティで勝負しているストーリーではない。でも、なんかの映画とか小説で出てきたような風景・・例えば、雷シーンなどはどうみたってバック・トゥ・ザ・フューチャーをまねしたと思える感じだし、入れ替わりネタなんかもおなじみだ。
でも、そういったいろいろな映画とか小説のストーリーのいいところを、けらえいこさんの描くあのキャラが演じるから面白いし、そして、お定まりのストーリーではあったのだがほろっときたのだ。
母娘双方の初恋などが重要な要素となっているこの映画は、すくなくとも小学生の子ども達にはちょと早いかなと思わされつつ。私みたいになりだけはおじさんになっても恋愛に関してはぜんぜんおくてな私にはとても心動かされる感じであった。恋愛の達人のような方の場合は刺激は足りないかもしれない、でも、その初々しい純な恋愛模様はよかったよ。
とってもよかった。期せずして、心動かされた映画であった。
映画「バッドボーイズ2バッド」を見たのだが、 要するにすごく刺激の強い映画と言ってよいだろう。
迫力ある、多分お金もたくさんかかっているであろうアクション・破壊シーンは満載である。
しかし、ストーリー性には別に面白みがあるというわけでもないように感じたし、ウィル・スミスって面白いのかもしれないのだけど・・・そこまで面白いとは思えない演技かな・・・ちょっと下ネタもあるし。
それなり・・・と感じた映画。映画館を出て目がシパシパしていた。刺激の強い映像ではあったのだ。
今年のお正月映画の中では一番人気のようだが、それはうなづける感じだ。実際、今日、朝一番の上映に行ったが、それでもう満席近いという感じで、次の上映では長蛇の列ができていた。
侍の生き様を通じて武士道を描いた映画と言ってよい。日本映画でも『壬生義子伝』などの新撰組ものが最近ブームのようだし、映画に限らず新撰組がブームらしいが・・・そのような感じで最近は武士道ブームと言ってよいだろう。アメリカにならって資本主義を推し進めてきた日本において武士道が見直されてきていることもまた、アメリカ発でこのような映画ができてきたことも興味深い。
資本主義においては自分の利益を最大化するということを主眼に考える(例えば、経済学においては一生懸命微分方程式を駆使して曲線の最大値を求めたりしているではないか)。武士道においては、時に自分の利益とは正反対の自滅とも思える道を選ぶことがある。それは切腹に象徴される。
この映画の主人公達も、時代の流れに逆らって、自分の思う義を全うしようと突っ走り、そして自滅に向かう。これはアメリカに代表される資本主義の理念とは真っ向に対立する・・にもかかわらずこの映画はハリウッド発だ。
結局、自分の利益のみを考えてきて、それでも幸せになれないという限界を感じつつ・・・そこでアメリカでも武士道という複雑な、そして神秘的とも言えるテーマに目が向いてきたそういうことではないだろうか。日本人も西欧的個人主義のもと自分の利益のみを追求してきて、でも、子飽食の時代に幸せを見つけられないからこそ、新撰組のような自滅を選んだ美学にあこがれるのではないだろうか。
いろいろ考えさせられる映画だった。でも、すごくいい。2時間半あまりと長い映画ではあるが、ぜんぜん飽きなかった。一回見てみるといいと思う。
よくもわるくも、まぁまぁといった感想だ。僕はひそかにジム・キャリーが大好きなので・・・期待して見に行った(そう、この日に(^-^))映画であった分、その大きな期待ほどではなかったという思いも強いかもしれない。
ストーリー的にはどっかで見たことがあるような感じも受ける。
主人公ブルースは神と同等の能力を授かるわけだが、その能力を持ってしても自分の愛する女性を振り向かせるのは能わないで悩むというこの映画のひとつのテーマは・・・そうだなぁ、例えば、人間の女性に恋して天使を辞めて人間になることを選ぶというシティ・オブ・エンジェルと通じるものがあると思う。
また、だめ男であるブルースとそれを心配するよくできたヒロインという構図も使い古されたラブロマンスのロジックと言ってよいだろう。
そんなわけで・・・なんか新味は感じられないものだったのだよ。
そして、老優のモーガン・フリーマンがどうどうと神として現れちゃっているのも・・・キリスト教文化の西洋の映画で、これっていいのだろうか?と見ているこちらもとまどってしまう感じでもあったし。
僕がジムキャリーを好きなのは・・・すごい笑わせる演技をすると思えば、泣かせる演技もできる幅の広さにあるのだが・・・今回の映画は笑えると言えば笑えるが、思いっきりというほどでもなく、かといってすごい泣けるというわけでもない。
彼の映画で笑って泣けるのは『トゥルーマンショー』だし、その次に泣き笑いできるのは『マジェスティック』だろう。そういうのに比べると今回のはちょっと。
とは言うものの、この映画で主張されていたこと・・・「自分のことをかえりみず相手を思いやる気持ち」、これは言ってみれば「無償の愛」ということだが、その大切さを説くこの映画・・利己主義的な動機付けが強いであろう西洋社会でこのような映画ができたというのはとても興味深い。
西洋的個人主義の普及により、日本でも利己主義的な感覚が強くなってきている中、このような映画がその西洋から発信されたということに日本でこの映画を見る人々はどう感じるのだろうか。
そして、「無償の愛」の大切さというのはこの映画を通じて印象深く感じられたよ。
寝てしまう。酒も入っていたからね。
初めのうち、見ながら、CMの間に寝入ってしまう。起きたらエンディング・・・たまにあるパターンだ。
そもそも金曜日というのはウィークデイの疲れが溜まっているものなのだ。
この映画・・・最初に見た時はちょっとおめでたすぎて好きになれなかったし、知人にもそのような感想を漏らしているが、今見ると、それなりに落ち着くしいいなと見直してしまっていることが分かる。
デニス・クエイドが出ているんだよね、お父さん役で。オールド・ルーキーでもいいお父さん役を演じていた。父さん役としてはなかなかいい味を出している。
この映画ではアマチュア無線がいい味を出している。僕は無線が好きだから、その意味でもこの映画は来るものがある。
9月7日の一語りに次のようなことを書いている。
映画『ティファニーで朝食を』を観た。
古典ではあるが、この有名な映画を今まで観てこなかったのは、映画ファンとしては多少うかつだったかもしれない。
オードリー・ヘップバーンの全開。それ以上でもそれ以下でもない。
そんな感想になる。
ローマの休日でしか、ヘップバーンを見ていなかったので・・この映画ではまたもうちょっと大人の魅力を醸し出している。
ストーリーは、けっこうエキセントリックさが目立つドタバタ劇であり、あまり好きではなかったが、古典として見ておくべきかとも思う。
今日は、日本シリーズは移動日なので、阪神のことは考えなくていいわけで、ゆっくりと映画でも観よう。
ということで以前から観たい観たいと思っていた映画『接続~The contact~』を観た。
この映画は韓国映画であるが、私はここ数年間韓国映画が好き(映画『猟奇的な彼女』を観た、映画一緒に行きませんか?)ということもあるし、なにより、これが韓国版「ハル」であると聞いていたのが大きい。
「ハル」・・・みなさんはご存じだろうか?パソコン通信を通じた恋愛を描いた映画で話題になった。
この映画・・・大好きでねぇ。まぁ、ちょっとあり得ないのかもしれないし、僕もインターネットに関してはベテランの域に入るほどギークとしてはまりこんでいる経験から思っても、なかなかそういうロマンチックなパソ恋は難しいのかななどとも今でこそ思ってはみるが、それでも、それを観た頃はまだネットを初めてさほど立っていなかった時だったし、根がロマンチストだからたいそう感動したものだった。
そんなわけで、今回の『接続~The contact~』にも多いに興味を持っていたわけだ。
とっても面白かった。『ハル』と同じくらい、いや、もっとと言っても良いかもしれないが、ロマンチックだ。
なんか、初々しいというか・・・恋愛描写に関しては韓国映画はまだまだ若々しさを持っていて、それはロマンチストな僕にはとても響いてくる。
感動した!!と言って良いと思う。
主演は、「二重スパイ」とかでも主演した韓国を代表する男性アクターのハン・ソッキュ。ヒロインはよく知らなかったのだが、とってもキュートな女性。
いい映画だったと思う。
こういうロマンチックな映画は・・・やっぱ、誰かと観て、感想を語り合いたいなと感じさせられたなぁ、すてきな映画を観た時ほどそういう思いになるものだ。そう、すてきだったわけだ。
映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』を観た。昨日、金曜日に観たら、途中で眠ってしまった。週終わりで疲れが溜まっていたからだ。でも、明日までにレンタル店に返さなければならないという制約もあったから観たわけだが。
でも、別に寝てしまうほどつまらないというわけではなく、その正反対でとても興味深い映画であった。
でも、ちょっとコミカルなタッチでありながら、テーマは銃社会の功罪を鋭くえぐるものであり、すごく考えさせられる映画であった。
とても迫力ある映画であった。考える元気のある時に観ることをお勧めする映画だ。
まぁ、毎月1日はファーストデーサービスということで、たいていの映画館が1000円で映画が鑑賞できるというわけで・・・映画観に行こっとというわけで行ってきた。
観た映画は「S.W.A.T」。
なるほど、アクションとしてはすごく楽しめる映画だ。迫力あるしね。今までのアクションもののいいとこ取りである感じも受けた。
まぁ、でもストーリーが・・・なんかそのアクションを見せるために強引にこじつけたような雰囲気もらうようで、その点は、ちょっと・・・。
総じて・・・まぁまぁという映画だったように思う。
でもさ、このSWATというのは警察の特殊部隊なわけであるが・・・警察官は法の執行者の代表と言ってもよいだろう。
法(法律)に携わる人たちは、大きく3つに別れるだろう。立法に携わる人、法の解釈に携わる人、そして執行する人。
立法に携わる人の代表としては、例えば中央省庁の官僚達が挙げられるだろうし、法の解釈に携わる人は弁護士・検察官・裁判官といったところか、そして執行者は警察官がもっとも直接的にわかりやすいところだ(ほかにも税金の徴収官なども挙げられるだろうし、地味ではあるが差し押さえなどの執行に携わる裁判所職員だってそうなのだが)。
この3者の中で、もっとも映画の題材になりやすいのは、法の執行者達だ。古くは西部劇では保安官(Sheriff)がよく描かれたし、現代物では、FBI捜査官が主人公のものは多いし。また、逃亡者のトミーリージョーンズは連邦保安官だった(今でも保安官という概念はあるわけだね)、また、「アンタッチャブル」の捜査官、エリオット・ネスは財務省の捜査官であったわけで・・・法の執行者を描いたドラマは枚挙にいとまがないね。
まぁ、この「S.W.A.T」はまさしく法の執行者を描いたドラマだよね。
次に、法の解釈者も結構映画の題材になる。法廷物というジャンルを確立しているくらいだから。
でも、立法者を描いた映画は少ないよね(^-^)
まぁ、「S.W.A.T」とはあまり関係ないかもしれないが、映画と法について考えちゃったわけだが。
今日は、テレビで放映されていた映画がよりどりみどりだった。
まずは、ショーンコネリー、ダスティン・ホフマンが出ている「ファミリービジネス」・・・。前にも観たことがあるが、まずまずという映画。ホントにまずまず。名優二人の共演は迫力があるが・・・やはり、犯罪はよくないのではないだろうかという思いが残る。
次は「プラトーン」・・・これは観たことがなかった。というか、観ようと思って借りては来ていたものの観れなかったという未遂状態にあった映画。
今日、まともに観れたわけだが・・・うーん、戦争のむなしさを本当に感じさせられた。迫力は、あるのだろう。
映画づくしの一日。
実はこの映画、そもそもあまり期待していなかった。というのも、僕はディズニーものはあまり好きでないし、ディズニーと言えば、あのデートのメッカディズニーランドが思い浮かべられて、全く縁のない僕にとって好ましいイメージでもないわけで・・・
パイレーツ・オブ・カリビアンと言えばかっこいいが、しょせん「カリブの海賊」だべ、っていうかアトラクション?みたいに思うと、たいしたことなかべぇ、どうせカップル受けをねらった映画だべ、というよいうな先入観を持ってしまっていたのは、僕があまりに長い間孤高の生活を送ってきたゆえか。
ともあれ、そんな先入観もあって、あまりいいイメージを持っていなかったこの映画、実はとてもわくわくするどんでん返しの連続のストーリー立てとともに、ジョニー・デップがなかなかいい演技をかましていて迫力のある映画に仕上がっていた。
なるほど、ラブロマンスとも言えるわけであるが、そんなべたべたしたものではなく、さわやかなもので、嫌みがない。
きちんと楽しめる映画であった。結構長い映画で2時間半程度なのだが、飽きさせず最後まで観ることができたのは、ちょっと最近ないことなので、よかったと思うよ、うん。
映画『英雄の条件』がテレビで放映されたので、観た。
さて、土曜日は21時から映画だなぁと番組表を見るのはいつものことだが、今日はこの映画のためにきちんと予定を組んだくらいだ。期待大の映画だった。
とても興味深く観れた映画だった。ストーリーが本当によく練り込まれている。
いわゆる、アメリカの軍法会議ものなわけだが・・・実は、結構、軍法会議を舞台にした映画というのは多いよね。トムクルーズが主演した『ア・フュー・グッドメン』とかそうだったと思うし、最近では『ハイ・クライムズ』なんかもそうだよね。
法廷ものとしての緊迫したやりとりもあり、政治的な暗躍がありで、ハラハラドキドキさせられた。そして、大きくは戦争の矛盾という大きなテーマも包含した壮大さのあるストーリーだ。
しかし、この映画でもそうだったが、戦争を舞台にした映画で感じさせられることは、戦争のむなしさということだ。
この映画、雰囲気は『戦火の勇気』にとてもよく似ているね。
今日は、映画『マンハッタン・ラプソディー』を観る。
たまたま、テレビで放映されていたから観たのだが、とってもいい映画だった。
婚期を逃したくらいの年齢の、コロンビア大の数学教授の男と国文学教授の女のラブストーリー。
なにがよかったかって・・・単なるラブストーリーではないところで、プラトニックな精神的な意味だけでの恋愛が成立するかというテーマでえぐったストーリーであったところ。あと、サブテーマとして、自分のコンプレックスとの向かい合い方をいうところも掘り下げていた点は、単純なラブものの範疇に収まらない深さを感じたのだ。
結論から言えば、まぁ、純粋に精神的なつながりだけでは、結婚生活は難しいかなということになるのだが。
この映画の監督・主演をしているのが、バーブラ・ストライサンドという女性。
僕はよく知らなかったのだが、そう、あんまりきれいきれいしていないのだが(この映画でも婚期を逃した容姿に自信のない女性という初期設定で始まる)、スタイルはとてもいい女優さん。
調べてみると女優業は後から始めたことでもともとは歌手として売り出し、女優業、そして監督になったというマルチな才能を発揮しいている方らしい。
この映画で魅力的な演技だなと感じさせられたので調べてみた次第だが、なるほど、テーマ立てが複雑なだけに、その機微を表現できたのはこの女優さんだったからだろうなと感じさせられた。
とってもいい、そう、いままで観たことのない種類のラブストーリーだったと言えるだろう。
だいたい、昨日のようなことを語り始めると、心がへたばっているという証拠だ。
過去のことを振り返るような感じは、心の疲れの証だ。だから、自分の語りは自分の心のバロメーターとも言えるわけで・・・その意味では、ここを継続的に読んでいる人は、かなりの勢いで僕の今の状態が分かってらっしゃるとも言えるのかもしれないね。
今日も、まぁ、へたばり気味なことは変わりないのだが、いい映画を観ることができた。
『ブロンクス物語』・・・以前も観たことはあるのだが、NHKーBS2で放映されていたので観た。いや、ハートウォーミングないい映画だと知っていたからこそ、ナイスタイミングで放映してくれるよ、NHKと思った次第。
すごく心温まる物語なのだ・・・なんか題名からは、ちょっと、甘ったるい気分が想像されるが、そんなことはない。
ニューヨークはブロンクスのイタリア人街が舞台。ロバート・デ・ニーロ演じる謹厳実直な父親とチャズ・パルミンテリ演じるマフィアのボスの間で育つ子どもの物語。複雑な環境とも言えるが、二人の薫陶を受けて立派に育つ子どもを見てると、本当に感動できる。どっちがいいとかどっちが悪いとかではなく、ほんわかとした気分にさせられるのが不思議だ。
ちょっと、劇的すぎる気もするが、それはそれでよしとしたい。
心が疲れ気味の今日、特にいい映画だったなぁ(^-^)
映画『マトリックス・リローデッド』を観てきた。今さらな感があるし、もう上映終わりかけで、上映されている映画館も時間帯も限られていたが、前売りで券を買ってしまっていたこともあって。マイカル本牧まで足をのばしてきた。
マイカル本牧は最寄り駅がない、駅から歩けない場所だ。車持ちの人ならひとっ走りというところだろうが、そもそも車などは持っていない僕。その代わり公共交通機関に関しては人間駅すぱあととしてチーンと経路を算出できる男(けっこう全国対応)だから、まぁ、バスに乗ってとことこと行ってきたわけだが。
なんか、??? という映画。シリアスな悲劇的未来ものなのか、格闘ものなのかよくわからないし、前作も観たけど、その時も分かったつもりでありながら、結構??だったのだが、それに磨きがかかったかなぁという感じを受けた。
どのみち、次作、マトリックス・レボリューションへのつなぎ的な映画らしく、不完全燃焼で終わった感は否めない。
最近、きっちり寝たつもりも熟睡できた感がなく、昼間も眠気が残る夜型になってしまっているせいか、ちょっとうつらうつらとさえしてしまったという事実がある。
映画ってすごくアクションでうるさくても、そのアクションに自分的に意味が感じられなければなんか寝れちゃうものだよねということに気づいた。
そんな、例えば、阪神が優勝を決めた後の翌日の試合のような消化試合をしてきた気分の一日。
映画『猟奇的な彼女』を観た。
非常に感動したと、勧められたので観たわけだが・・・
いいね・・・実にいい。
韓国映画である・・・最近、韓国映画が面白い。思えば、ずいぶん韓国映画を観てきた。シュリ、JSAといった有名どころをはじめ、8月のメリークリスマス、ユリョン、リベラメ、二重スパイ。
この『猟奇的な彼女』・・・実に素朴で味わい深い。昔懐かしい味がするといったところ。ラブストーリーなわけであるが、ほら、最近の日本のラブストーリードラマはキスどころか性行為の表現だって当たり前という感じで、一昔前だったら、世の親御さん達がただじゃおかないという感じの過激な描写が目立ち、不倫だって当間的な描写もあるわけで、退廃的とも言える感じである。
実際、世の世相もそういう風に過激になっているのだろうが、その一方その世の時流に乗り損ねつつ彼女なんてとてもとてもできそうにないし、縁もゆかりもない僕みたいな人間には、やっぱ、そういう過激描写はあまり好かず、昔懐かしい手が触れちゃってキャっみたいなそれくらいなピュアなラブストーリーがいい。
その意味では、本当にこの映画はピュアなラブストーリーである。だから、昔懐かしいという感じであるのである。
韓国らしい・・・そう思うのだ。僕は映画JSAの舞台を観に、韓国に渡ったことがある。板門店である。そしてソウルに滞在した。その意味でも分かるのだ・・・韓国というのはある意味日本を超えるIT先進国であるという近代性を抱えながらも、日本ではもう廃れかけている屋台が闊歩するなど前近代性も併せ持っている。
そう、この映画もクラシカルなピュアさを持ちつつも舞台や俳優は近代的な面もあるという点でいかにも韓国と思えるのである。
徹頭徹尾ロマンチックであったし、そういうのを今の日本で語ると、なに夢見てんだとばかにされそうだが、でも、そんな恋愛がしてみたいというのは僕だけであろうか。
実はね、昨日、映画を観ながら床についたんだ。映画『明日に向かって撃て』。ビデオに録っておいたんだけどね。前に観たことはあるんだけど、忘れていたからも一回観ようかと。
でも、そのまま寝ちゃって、気付いたら深夜2時頃・・・ラストが流れていた。まぁそのラストは・・・ちょっと悲しいものだから・・・なんだか、明日に向かってと言うよりは、別に映画だけど明日はないという気分になりつつ再度就寝したわけだが、まぁ、明日は来るわけだ・・・しかも仕事だというわけだ(^-^)
この映画、なんか、いい感じである。すっごく感動とか、すっごく面白いとかではないけど・・・いいよね。好きな映画の一つである。
この映画は、テロリストものである。
まぁ、アメリカのハリウッドものなら使い古されたテーマとも言える。ダイ・ハードとか・・・。
この映画は、題名からも分かるように、病院が舞台。病院が舞台というのも珍しいが・・・ドイツの映画らしく、字幕で観ると音声がドイツ語というのが新鮮であった。
アメリカ映画では使い古されたテーマでも、ドイツの映画となると、また一風違った雰囲気になるのが不思議だ。
そして、結末もなかなか意外性のあるものでよかったと思う。あまり期待して借りたものではなかっただけになおさらよく感じた。
映画『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』を観に行った。
結婚をめぐってのドタバタコメディーとも言える作品だが・・・けっこう楽しかった。
ギリシャ系アメリカ人の女性とそうでない男性(多分イギリス系だと思われるが)が結婚するというところで・・・まぁ家庭の文化風土の違いという点で、いろいろ騒動があるわけだが・・・それを全く暗くならずに描いている映画。
私などは、結婚というのはまったく現実に起こりそうではない状況であるので、単純に楽しく観ることができたが、これが結婚間近のカップルとか、その中でも特にお互いの実家同士がうまくそり合わないで苦労してる場合などは、要注意な映画であろう。
家がどうであろうと、人がなんと言おうと、一度しかない人生、自分で切り開いていくんだ、行けるんだという勇気をもらえる映画でもある。
なかなかよかったと思うよ。
映画『プレッジ』を観る。
なにげなく借りた一本だ。
なんか、外箱を見る限り、話の展開が予想できなかった一本。
予想できたらできたで新鮮さが薄れて面白みが薄れるものの、大外れはしないものだ、好きな話の展開のものを借りるからね。
この映画は話の展開が読めない一本と言うことで蓋を開けてみるまでドキドキの一本であった。
蓋を開けてみると・・・
こわいんですけど・・・
ということに尽きるかも。残暑厳しい今日、クーラーをがんがんにかけていないと部屋にいれないくらいだが、今現在、クーラーに必要もない感じを受けるくらいだ。ごろ寝しながら観始めたこの映画、ラストになるにつれ目を離せなくなってきて、とうとう机の前に座ってしまった(パソコンデスクの上でパソコンでDVD再生させていたからね)。
で、寝れない・・・そんな一本だ。そして、この語りを打っている。ふーいー。
定年直後の元刑事をジャック・ニコルソンが好演している。彼は映画『アバウト・シュミット』でも定年直後の男を、濃い演技で演じていたが、彼はそのようなキャラが似合う。監督は俳優としても著名なショーン・ペン
映画「仄暗い水の底から」を観た・・・テレビで放映されていたからね・・・ぼーっと。
でも、かなりこわい。かの「リング」の鈴木光司原作だから当然と言えば当然なのだろうが・・・8月15日、夏真っ盛りであろうということでテレビ局はこのような"冷える"映画を企画したのだろうが、関東地方は大雨洪水警報が出てしまうくらい・・・要するに寒い、寒い上に冷えてみたわけだ。
僕は映画は常々、やはり洋画の方が迫力があると思っているし、だから、例えば、わざわざレンタルで借りてまで見る時は、必ずと言ってよいほど洋画を借りるが・・・ただ、ホラーに関して言えば、日本映画の方が迫力がある場合もあると思ってはいる。
ほら、「リング」だって、逆に洋画でカバーされたりするくらいだから・・・そのこわさは折り紙付きだ。
あとね・・・映画「黒い家」・・・これもこわかった。これは映画館にも観に行ってしまったんではないかな・・・性格俳優達のキレた演技がかなりキテた。
こういう邦画は、邦画といえど、ぴかいちの評価をさせてもらっているが・・・今日の「仄暗い水の底から」にしても、「黒い家」にしても、邦画でいいなって思うものは、必ずと言ってよいほど ~制作委員会 が作っているというのも面白い符合だ(^-^)
連日映画鑑賞である・・・そのほかにやることないというわけでもないが、今までちょっと忙しく映画欠乏症だった(といっても、テレビでやっていれば観るし、全く観ていなかったわけではないが・・・)ことから、なんぼでも観たい気分なのだ。
そうだね、踊る大捜査線・・・とても好きだし、ドラマでこれが出た時にはとても衝撃的で、革命的に面白かったわけだが・・・
ちょっとそのストーリー建てというか、ストーリーのロジックに食傷気味になってきたのも事実。
ストーリーの骨は、キャリアとノンキャリアの対立を軸に、なんかしらの事件を絡めていくというロジックは、前作の映画版にしろ、その前のテレビ時代からも変わったことではないように見受けられる。
その、ロジックに、今回も忠実に沿っていたわけで・・その意味では新鮮さはなかったかなと思うんだ。面白いことは面白いし、配役のキャラはやはり立っていたし、退屈したというわけでもないのだけどね。でも、なんか観終わってすっごく充実した新鮮な気分に満ちたということではなかったなぁ。
そんな感じ。でもものすごく混んでいたので、休日に行くのなら、お早めの回がいいと思うよ♪
今日は、1日(ついたち)だ。映画が1000円で観れる日である。
ということで、映画『茄子 アンダルシアの夏』を観た
アニメ映画である。原作が大人向けのマンガから取っており、宮崎アニメの映像に携わっている人が監督という作品。
なるほど、マンガからとっていらしく、さわやかな感動があるし、そんな小難しくもなく、それなりにすかっとして疲れず楽しめるわけで。けっこうよかった。
でも、上映時間は47分とのこと・・・これはいかんせん短い気もした。1000円でなかければちょっとなぁという感じでもあるが、その分だれないですむのも事実だ。
でもなによりチケットを買う時に「 なす・・・・・・ください」と頼む時がはずかしかったなぁ。別に恥ずかしがる必要はないのだろうけど、ナスだからなぁ。「茄子」って「なす」だったっけとか読み方もちょっと自信がなくなる感じもあったが(^-^)
茄子は重要な役割を負っていたのも事実だが(^-^)
今日は、3連休最終日、関東地方も雨らしいので、朝一番から、プールに行ってみる(屋内)。
プールって結構疲れるわけで、ふーふー言いながら、午前中に帰ってきて・・・となると、家ではゆっくり映画でも観ようかという感じになるわけで。
なにかないかなぁと思いつつ、ビデオ屋さんで眺めていて、見つかったのが、映画『ボーン・アイデンティティ』。今最新のDVDで一番目立っていたので借りたのだ。
とても面白かった。そう、結局僕はスパイものが大好きなんではないだろうか。ミッションインポッシブルに惹かれて、ゼロハリバートンのアルミアタッシュを買ったくらいだし、007はちょっと芝居がかった調子よすぎるところがいまいちで劇場に観に行かないまでもテレビで放映されていれば観る。スパイゲームって観に行ったし(これはそれほどでもなかったが・・・)、9デイズは面白くて、日記にも書いたし、面白かったって・・・(2002/10/24(Thr)の一語り参照)。
この映画も、とても面白かった・・・古典的なスパイ映画の定石をきちんと押えていて、なおかつ、ちょっとストーリーは今までにないような感じで・・・。映画自体は飛び上がるほど面白いというわけではないのかもしれないが、スパイ映画好きの私にとってはスパイ映画という枠内においてはなかなかいけているという感じであった。
マット・デイモンも肉体派アクションという新境地を切り開いたようだし、フランカ・ポテンテというあまり見かけないドイツ出身の女優さんもいい感じだ。
でもさ、勘違いしていたんだけど・・・ボーンコレクターという映画では、ボーンは bone 「骨」だったから、ボーン・アイデンティティのボーンは人名なんだね。一見おどろおどろしいものを想像していたんだが、まぁ、違った。
でも、スパイ映画では・・・border(国境・境界)の描き方がなかなか印象的なものが多い。僕はborderが好きなのだ(2003/05/13(Tue) 一語り参照)。この映画でもなかなかいい感じでborder描いていました。
なんか、最近のスパイ映画は指紋認証とか目の認証とか、バイオメトリクス認証が印象的に使われている。指紋認証ユニットとか導入してみたくなってしまった・・・またスパイ映画で物欲が喚起されてしまったか・・・(^-^)
映画『バトルロワイヤル2』を観た。
前作の『バトルロワイヤル』を観た時は、なんかすさんだ心境の時に観たので、帰ってすさんだ心持ちがひどくなってしまって困ったことをこの一語りに書いている。
2001/04/25(Wed) の一語り参照
たしかにすさんだ雰囲気の映画なのだが、かなり訴えかけるものがあったので、第二作も観たかったので観たわけだが・・・
前作はとても衝撃を受けた。生徒が次々に死んでいくし、映像もこわい。戦争を助長する映画ではないかと思ったりもしたが、その中に、現代の社会へのレジスタンスの訴えを感じられたのも事実だ。すさんだ現代社会を描き出すのにあえてそういう過激な表現をとったようにも思われた。
今回の2においても、それはきっちり受け継がれていたように見えた。
現代社会の問題点を過激な表現でもってえぐり出している映画と言えよう。
前作の時は問題作として騒がれたし、今回もR-15指定(15歳以上しか観てはいけない指定)を受けていることも事実で、問題作ではあろう。
しかし、きちんと考える構えを持って観れば、かなり考えさせられる映画には違いない。
今回もあまり心持ち穏やかでない状態で観に行ったのだが・・・慣れもあるのかな、それなりに受け止めれたし、前作の時ほど心はすさまないですんだ。
うん。
映画「トゥルーマンショー」を観る。
これは以前劇場に観に行ったことがあるのだが、今日、テレビで放映されていたのでもう一回観た。
うーん、これも人生考えさせられる映画だ。なかなか面白いのですよ。
ジムキャリーは好きな俳優さんだよ。
ライブカメラで自分を公開している僕自身ちょっとトゥルーマンぽいよなと思ってみたりすることもあるが・・・みなさんもそんな興味でライブカメラを眺めたりしているのではないだろうか?
映画「想い出ぽろぽろ」を観た。
いわゆる、宮崎アニメである。
以前も観たことはある。しかし、知人がこの映画に感動したと言っていたので、忘れてしまってたストーリーをもう一度思い出すために観たのだ。
いい・・・三十路を迎えた僕にとって、すごく人生を考えさせられる映画だ。大きな盛り上がりもないし、そう、同じ宮崎アニメでも、ラピュタとか紅の豚みたいなワクワク感もないと思う。でも、いい感じだ。
そうだな・・・田舎で暮らすのもいいよな、人生を真っ正面から捉えたストーリー立ては好感が持てる。
映画『タイタニック』が今日放映されているね、テレビで。
この映画を観たのは、確か、ニューヨークに行く飛行機の中でではなかったろうか・・・初めて観たのは。しかも、イヤホンの音声を日本語に変える技を知らず、英語のままなんとか視聴していたことを覚えている。
その時は、無性に腹が立った・・・確かに、この映画はディカプリオとケイト・ウィンスレットのロミオとジュリエット的ロマンスの側面があるし、その意味では感傷的にひたれる映画でもあるのだけど・・・でも、ヒエラルキー、すなわち、身分的格差をえぐいまでに描写した映画でもあるからだ。観ていて気持ちよくはないわけだ。
だからあんまり好きじゃなかったんだ。そうそう、今でもロマンスなんかとはほとんど無縁な僕としては、ロマンス系の感傷にひたるという点での評価はしないわけだから。ディカプリオがいいとか、ウィンスレットがいいとか言っても、ふーん、あ~そうかねぇという感じだから。
今日観たら・・いや、ロマンスはロマンスとして面白いかとも思い直しつつ、やはり、かかっていたら観てしまう映画であることには変わりなく、やはり名画なのかなって思った。
ヒエラルキー問題をあそこまでえぐっている点も見応えがある。
みなさんは、この映画を、ラブロマンスとして捉えるか、社会派として捉えるか、どちらであろうか?
テレビで映画が放映されるのは、だいたい、木・金・土・日だ。だいたい午後9時から二時間。
金・土・日は有名だろうが、実は木曜日もやっている・・・テレビ東京系。
だいたい、その時間に家にいる場合は観てしまうことが多い。というか映画があるから、9時までには家にいようという意識が働く場合が多い。
今日は水曜日であるにもかかわらず、僕は、木曜日だと勘違いしていたのだろう・・・9時になってチャンネルを回すもいっこうに映画はやっていないし、番組表を見ても載っていない・・・そこで気付いた。今日は水曜日だったんだって(^-^)
間違えちゃった・・・やっぱ早く週末が来て欲しいのかもしれない。
僕が学生時代は、水曜日と金・土・日がテレビ映画をやっていた。水曜日の9時からあったんだよね。
映画のある曜日は楽しみというのは、ほんと学生の頃から十年来変わっていない・・それはそれですごいことだなとは思う。
今日はジャック・ニコルソン主演の映画『アバウトシュミット』を観る。
何とも言えないというのが感想にある映画だ。非常に複雑な気分にさせられる。
ジャック・ニコルソンは結構好きな俳優だ。映画『恋愛小説家』での人間味あふれる演技ですごく好きになった俳優だ。語り パン屋になりたかった男 でこの映画に関する感動に言及しているほどだ。
同じように『恋愛小説家』でジャック好きになった人もいるかもしれない。
しかし、『恋愛小説家』もちょっとダークで人間の暗部をえぐっている面もありかなり複雑な気分にはなるものの基本的にはハッピーだ。カップルで観に行っても別段問題はないだろう。
ただ、その気分でこの『アバウト・シュミット』を観てはいけないと思われる。
とてもイイ映画であることも事実だ。人間の人生というものをここまで深く考えさせられる映画も珍しい。人生というものをまっすぐ考えていきたい僕にとってはとてもよかったと思う。
しかしながら、人生を直視するというのはあまり楽なものではない、だからこそ、いろいろな娯楽なり享楽的なことを人は好むし、それはそれで必要なことであることには違いない。
映画というものも一般的には娯楽だ。しかし、この映画・・・『アバウト・シュミット』は、人生を直視せざるを得ない気分にさせられるという点で娯楽とは言い難いのではないか・・・。そんな映画だった。
映画『ジャッカルの日』を観る。ビデオに録っていたものを、朝起き抜けに見ていくが、当然そんなに朝には時間がないので、帰ってきてからごろ寝しながら観終わる。
どちらもゴロゴロしながら観た映画。
朝から映画というのは・・・まぁまったくもって、我ながら映画狂だなぁとは思うところだ。しかも、今日観た映画は暗殺を扱ったハードな内容の映画だから、ある意味朝からはきつかったのかもしれないが、別に気にならないところだ。
多分、映画であれば、朝からラブロマンスでも別に気にならないのだろう・・・朝の寝ぼけ眼でもしたいと思うことはよほど好きなことなのは間違いない。
p.s. 『ジャッカルの日』はフレッド・ジンネマン監督の作品、僕の大好きな『真昼の決闘』の監督だ。でもジャッカルの方はあまり・・・という感想だ。