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急行「能登」の思い出

 明日はJRのダイヤ改正とのことで、各地でもうなくなってしまう列車を惜しむ声が出ていることが報道されている。

 その中に、上野ー金沢館を結ぶ夜行急行「能登」も最後であるということが報道されていて、思わず「えっ?」と思ってしまった。

 というのも、私にとって急行「能登」はとても思い出深い列車だから。

 大学生の時代だよね、大学受験で趣味の読書もままならなかった部分があったので、大学に入ってから読もうと思ったのが、松本清張作品で、「点と線」とか「ゼロの焦点」とかを読んだりしたんだけど、いたく気に入ってしまって、ゼロの焦点の舞台となった金沢にでも行ってみようと冬休みに金沢を訪れた時に乗ったのが、急行能登だったんだよね。

 多分一番安く行けたからだと思う。

 夜行急行であり、寝台急行ではないからだと思うんだけどね。寝台がついていないと寝台料金にならないから安い。でもね、きついんだよね、座席で寝ようったってなかなか寝れるものではないから。でも、夜行だと時間が有効に使えるし、体力のあるけど金はない若者にはいい移動手段だよね。でも、結構きつかったのも事実だ。

 ということで、私が、そう初めて行ってそしてそれが今まででただ一回の金沢行の旅行で、往復この旧河野とを使った思い出があるのだ。

 金沢はとてもよい街で、なるほど、前田百万石で栄えた土地らしい感じは十分したし、また、ゼロの焦点の舞台巡りで能登半島を上に行き、輪島まで行ったりもしたが、本当に思い出深い旅だった。

 その、旅の往復の移動手段がこの急行能登であったわけで、それがなくなってしまうというのは実に寂しい。

 妻と、今度どこかに行くとしたらどこに行こうかとか話している中で、この金沢も考えてみたりした今日。

 

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