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かの「芋がゆ」はこんな感じだったのだろうか

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 私は、実は長芋が大好きなのだが・・・長芋自体の味に目覚めたということもあるが、自然な形でのスタミナ食というイメージが私にとても響いているということが大きい。

 ともあれ、妻とつきあい始めた頃、よく長芋なり大和芋を食べまくっていて、妻にも食べさせまくっていたので、どうやら少々食傷気味になってしまったらしいが。

 それでも、こんな感じで、長芋をすり下ろした温かいお汁を作ってくれた。なかなか自然な味で美味しい。

 ところで、これを見て思い出すことがある。

 芥川龍之介の書いた小説、「芋粥」というのをご存じだろうか。

 芥川龍之介 芋粥 -青空文庫

 まぁ、要約すると、昔々芋がゆが大好きでたらふく食べたくて食べたくて仕方なかった男がいて、その地方の治世者にその旨を話したら、では飽きるほど食べてみよと大きな盆にこれでもかという量の芋がゆを持ってこられ、口を付ける前にもうすでにおなかいっぱいな感覚に襲われ、もう結構ですと言ってしまう短編。まぁ、ウィットが効いていてなかなか印象深い話である。ちょっとオーヘンリー的帰結とでも言おうか。

 それを読んだ20年以上前になろうか、以来、芋がゆってそんなにうまいもんかなぁと思い続けてきたが・・・

 言ってみれば、こんな長芋汁にご飯を入れたものが芋がゆに近いのではないだろうか・・・などと感じてみて・・・非常にありがたみがでた次第。

 今日のお弁当でもこの長芋汁が入っていたので、ご飯を入れて美味しく頂いてみた。ちょっと芋粥気分(^-^)

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