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映画「男たちの大和」を見て、国民投票法案や平和を思う

 なんとなく録っておいたものを見たが・・・

 うーん・・・、特筆すべきものはないかな。ストーリーもそんなに凝ったものではないし。

 また、平和を訴えたいのか、滅びの美学を描きたいのか、戦争を美化したいのか・・・そのへんも曖昧。

 中途半端な気もした映画であった。同じ戦艦ものであれば、「亡国のイージス」とかの方がよほどよいストーリーだし、同系の海戦ものであれば、ローレライの方がストーリーがしっかりしている分それなりの感動もあったが・・・。この映画にさほどの感動はなかった次第。

 こういう、戦争物を見ると、必ず思うのが平和の大切さ。この映画が戦争を美化したいと思って作られたものだとしても、私が思うのは、戦争の無益さ、不合理さだけだ。

 まぁ、戦艦マニアが見れば、その再現性に目を見張る映像なのだろうが・・・最近の戦争を是とする風潮に傾きがちな不況の世の中において、航空戦が主になってきた時代に大艦巨砲主義を貫いた不合理な軍艦を美化する映画をあえて作るのはいかがかと思うよ。

 憲法9条2項の武力放棄の条項を変えることを狙っていることが明白な、国民投票法案の衆議院での強行採決を見るに・・・このような映画はどうなのかなと思うわけで。

 力は持っていると使いたくなるわけで。戦力もしかり。戦艦大和もあったからこそ、それを沖縄特攻に使おうという発想が出てくる。

 だからこそ、武力放棄の憲法9条2項は重要になってくるのは自明だ。そういう意味でこの映画を鑑賞すると武力保持のナンセンスさがわかってよいのかもしれないが。

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