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朝ドラ「純情きらり」と靖国参拝

 今、放映されているNHKの朝ドラ「純情きらり」では、戦争がどれほど庶民を圧迫していくか・・・テイストは現代風であるが、よく描き込まれている。

 どうも昔気質の私は、描きが「ぬるい」と思ってしまいがちであったが、最近ではそんなこともなくなかなか追い込み激しい感じで、戦争の悲惨さが描き込まれていて好感が持ててきている。

 そう・・・何を大義名分に掲げようと戦争はいけないことだ。親しい者を悲惨な運命に追い込むものだから。それを感じさせてくれる。

 首相が戦争肯定の意味合いを持つ靖国神社に参拝し、日本が軍隊を持つように改憲の論議の火種さえ蒔かれたこの時節に、このような戦争の悲惨さを描き込むドラマを放映するNHKはさすがだ。

 その「純情きらり」・・・いつもBS2ではAM7:30から放映されているのが、小泉首相の7:40に靖国到着というやや奇襲にも近い時間帯での靖国参拝のために放映時間をずらしたとのこと。

 戦争の悲惨さを克明に描く「純情きらり」が首相の靖国参拝という戦争肯定の意味合いを持ってしまう靖国参拝に放映時間がずらされてしまうとは大いなる皮肉ではなかったろうか。

 今日、終戦記念日・・・何があっても戦争はしてはいけない。人殺しの手段たる軍隊は決して持ってはいけない。それを痛感している。

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