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人はなぜウェブ日記を書くのか

 それは、自尊心を満たすためではないかな・・・と考えた。

 ウェブ日記を考え続けて、自分もそのフィールドに立ち続けて、ひとつ行き着いた結論。

 私がウェブ日記を付けはじめたのは、毎日更新するため。なぜ毎日更新するかというと・・・要するに読んでもらいたいがため。誰が一ヶ月にいっぺんしか更新されないコンテンツを継続的にチェックしようか。
 そして、毎日の更新という、毎日の手間のためにはブラウザーベースでの更新が適当である・・・
 従来のFTPベースでの更新だと、
 「文章・コンテンツの作成→HTMLファイルの作成→ファイルのアップロード」という三段階を踏まねばならないが・・・
 ブラウザーベースの更新・・そう、掲示板を思い浮かべてもらえばよいのだが・・・の場合、
 「文章・コンテンツの作成」という一段階だけで出来てしまうわけだから、毎日の更新という、手間がかかることに関しては、ブラウザーベースの更新になるのは理の当然である。
 ブログ隆盛の昨今、そのわけは、こういうブログシステムも大きな特徴としてCMSとしてのブラウザーベースの更新ができるという特徴にあるのである。
 ここまではシステム論。

 では、私は毎日更新してまでどうして読者を維持しよう、増やそうとしたのか。心理面から考察すると・・・

 それは、自分の表現を読んでくれる人がいる・・・ファンがいる・・・それが、自尊心を維持することに直結しているから・・と考えられる。

 結局はそういうことなんだろうなと。

 一般のウェブ日記書きは、あまりに利己的なそのような理由はあまり自発的には言わないだろうが、結局そういうことだと思う。自戒を込めてそう思う。
 やっぱり、自分の表現を読んでくれている・・・もしくは読んでくれる可能性がある場所に表現を置く・・その後ろには潜在的にでも、その表現を読んで誰かに分かって欲しい、それで満足したいという自尊心満足の欲求が潜んでいることは明らかだ。

 まぁ、ウェブの世界以外でも、自尊心を満足させようという行動は随所に見られる。よーく、人の行動を思い返せば・・・なるほど、生命維持に必要な行動もあろう・・・ご飯を食べるとか、寝るとかね・・・しかし、現代においては、自尊心を満足させるというより高次な欲求満足のために動くことも多い。仲間を募る、派閥をつくる・・・まぁ、醜いことも多かろうこのようなことは敢えてこれ以上の例示はしないが、みなさんに思い浮かべてもらえば足りるだろう。

 私は、ウェブ日記の研究を通して、一つの論文をまとめて・・・「ウェブ日記は一般的な傾向としてはコミュニケーション志向的なテキスト群」であると考察した。
 カウンターを付けて読者がどれだけ来るか探ったり、フォームメールを設置してメールを募ったり・・・そういうのをコミュニケーション要素として観察したのだが。

 結局、そういうコミュニケーション志向も、自らと波長の合う同士とのコミュニケーションを希求することによって、自らの自尊心を満足させたいという気持ちが内在されているのではないか・・・

 結局、自尊心の満足かな・・・と思ってみたりして。

 実証的に研究するにはもうちょっと思考の整理が必要だが、いつか研究してみたいと思う。

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