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「かしましい」が「あさましい」になる時

今日は東京は駒沢までエアロビ教室に行って来た。帰り途中のハイソな街、自由が丘で昼飯を食べていたんだ、外食でね。

したら、後ろの席にやたら大きな声でおしゃべりする女性2人組が来た。
年の頃は大体私と同じくらいだろう、30代前半といったところだ。

まぁ、別に女性同士のおしゃべりがうるさかったからどうこう言うつもりはない。女性が複数集まれば「かしましい」のは必然とも言えるし、それに目くじらを立てようとは思わない。

しかしね・・・聞き耳を立てていなくったって聞こえてくるその話の内容が問題だった。

「今の仕事 オイシイんだよね」そんな旨の発言から始まった。
そもそも「オイシイ」と一般事象を評価する表現自体、好きじゃない。かなり世の中なめている感じは否めないからだ。してやったりとほくそ笑む感覚があっての「オイシイ」だからだ。
生真面目体質でバカを見てきたことも少なくない私の中では決して自分では使わない嫌いな表現だから、やたら耳についた。

耳についたついでに、否応なく聞こえてくる話をまとめると・・・その話している方の女性がやっているバイトが朝は遅くて夕方5時には上がっていい仕事でかかってくる電話は一本だけでこちらからかける電話はないし、同僚もいないから人間関係に悩む必要もない、あとは年寄りの社長のオヤジギャグjに受け答えができればオッケーな、オイシ過ぎるバイトだから他言無用だけど、やめることになったらあなたに紹介するわねといったような旨のおしゃべりであった。

僕は先日の語り「自由への逃走」で、生真面目生一本で窮屈に生きてきたけれど、海外に出れる一時は自由なんだ、それを噛みしめていると書いたくらい、いろいろ不自由さに耐えて、でも、がんばっているつもりの人間だ。だから、今のあまりにも、仕事をなめきった、そして人生をなめたようなおしゃべりに不愉快さを禁じ得なかったのだ。

ここは自由が丘であり、なるほど、ハイソだし上流階級が集う街だ。その話から推測するに、多分主婦かなんかか、親元にパラサイトしているのか・・・少なくともそのオイシ過ぎるバイトだけで生計を立ているのではあるまい。自由が丘には「おっかいもの~♪」に来たのかもしれない。身なりもきれいだし、うん、化粧していてきれいな女性達だった。

しかして、そのおしゃべりは・・・。

冗談じゃない、こちとら明日から仕事だけど、多分、うんうんうなっていうるだろうし、正直休みが終わるのがつらいのは日曜日では常のことだ。仕事なんてそういうものだと思っているし、好きでもないことだからお金をもらえている、そう、生きるために働くんだ。だからあまりにも調子がよく、なめているような話はちょっとな。

かしましいのは微笑ましい、別に悪くはない、でも、この場合「かしましい」より「あさましい」に思える。

早々にレジに立った。

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