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映画「すべては愛のために」を見た

 今日、映画「すべては愛のために」を見に行った。
 アンジョリーナ・ジョリー主演である。アンジョリーナ・ジョリーはご存じの方も多いであろうが、トゥームレイダーシリーズで人気を博した女優である。

 映画自体は、まぁまぁといったところ。
 映像には迫力があった。映像には迫力があったし、難民救済に関わるNGOの姿や救援物資が難民に届くまでの障害などの描写はとても迫力があったし、難民の描写もすごくリアルで胸に詰まるほどであった。
 でも、ストーリー的に、そのような難民救済なのか、ラブストーリーなのかが判然としないところがあって、その点よくわからないまま終わってしまったなぁという思いが、「まぁまぁ」という評価になるわけだ。

 超人的な女性ヒーローとして人気を博した彼女の主演なので・・・どうしても、最後は超人的な活躍があるのかもしれないという暗黙の期待も存在してしまうし・・・実際、戦場を駆けめぐる常人離れした活躍だって見せるのだが・・・最後は・・・。

 邦題は「すべては愛のために」だが原題は"beyond borders"(国境を越えて)。確かにラブストーリーの側面はあるので、その面では邦題が似つかわしいが、途中の難民救済の活動などは原題の方が似つかわしい。

 微妙な感覚を残した映画であった・・・。難民救済の実態がきれいごとだけではないのだということは迫力ある描写で分かったのだが。
 こういう現代の戦場ものはたとえば「チェチェンウォー」や「ノーマンズランド」(ユーゴ内戦)などを通じてある程度興味を持ち好きな方なので・・・その意味ではラブをからめずに硬派に描かれていたらまた違った感想を持ったかもしれない。


 それにしても、この映画を見に行くと同僚に話していた時に、実はこの映画、日本公開が終了間近で遠くの映画館に行かねばならないと言う事情を話していたので・・・・「愛のために、がんばってくださいね~♪」と帰り際言われたのだが、それって違う意味にも取れるよね(笑)

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