デジタルとアナログ

 

 さて、これを書いているのは2000年1月ですが・・・もう、近年は音楽を聞くのはデジタルがあたりまえというように感じられます。そもそも今、最も普及している音楽記録メディアであるCDがデジタルのメディアですし・・・書き込み可能なデジタル記録メディアとしてはMDが大流行ですよね。最近では、カセットテープのヘッドフォンステレオ・ウォークマンを持ち歩く人より、MDウォークマンに類するものを持ち歩く人の方が多いように見受けられます。また、最近台頭してきたMP3もデジタルなわけです。

 さて、このデジタル録音がアナログ形式の録音に比べて勝っている点の一つとして、音の保存性において優れているということのようです。

 まあ、身近に考えてみても、CDは年月が経っても、繰り返しかけても、音質はあまり劣化しないですよね。でも、アナログメディアの代表であるレコードとかカセットテープとかを考えてみると、まあ、レコードは何度も聞き込んでいくうちにレコード板の溝も削れてきたりして音質が変化しそうですし、カセットテープも何度も聞いているうちにテープが伸びたり、すれたりしてやはり音質は劣化してくるでしょう。

 まあ、端的にいえば、デジタル録音は、デジタルの特性である0か1か、あるかないか、という単純な情報を刻んでいるだけなので、その記録の保持に優れるようです。

 まあ、デジタルとアナログの違いを少し数学的に言えば、連続的かそうでないかということですよね。例えばレコードの溝は連続的に刻まれていますよね・・・だからアナログです。時計でもアナログ式の時計では滑らかに秒針は流れていきますが、デジタル式では1の次は2の次は3という風に、ぶつぶつに分断されて秒が刻まれていきます。そもそもデジタルの特質である0か1かというとも、あるかないかということにおいてぶつぶつと分断されていることであり、連続ではありません。まあ、この連続ではないということがデジタルの特質であり・・・数学用語では離散的とか言ったりするようです。

 なんか、小難しいことを言ってしまいましたが・・・少し話を変えますね。

 私は男女の出会いに関して、デジタル的・アナログ的の2種類があると思うんです。

 アナログ的な出会い・・・それは、はじめはお友達・・・その友情がだんだんと愛情に変わり・・という滑らかに友情から恋愛に移行する、男女の出会い方です。まあ、友情から愛情への移行は滑らかで連続的なものですからアナログ的かなと。

 デジタル的な出会い・・・それは、まあ、一目惚れといった感じでしょうか・・・ある日突然その人が好きになってしまった、そういう出会いは恋愛感情が芽生えるまでの移行が、まあ、かなり突然なわけで、連続的ではない、まあ、離散的なわけで、デジタル的な出会いかなと。

 まあ、現実ではそのどちらにあるわけではない、その折衷のような中間的な出会いもあるのかもしれませんが、私は常々男女の出会いにはこのような2種類に大きく分けられるのではないかと考えてました。

 さて、男女が出会って付き合いはじめて、どれくらい長い間付き合うか・・またはゴールインするかは、結構問題になるところかと思うのですが・・・まあ、上記のように男女の出会いをアナログ・デジタルに分けて考えて・・どちらの方が長く付き合うか?と考えてみますと・・・皆さんどう思われます?

 いろいろな意見があると思います・・・まあ、先に例として挙げました、音楽記録メディアではデジタルの方が保存性はよかったわけですね。では恋愛にしてもそうなのでしょうか?

 まあ、私が昔から思っていたのは・・・その逆でアナログ的出会いを経た方がその後の付き合いが長く続くのだろうということです。まあ、成田離婚などの原因を見てみましても・・まあ、よく言われるのが、デジタル的な出会いをして盛り上がって新婚旅行に行ったはいいけど、そこでいろいろ相手の悪い面が見えてきて、成田で破綻・・そんな感じが多いのではないでしょうか。

 ま、アナログ的な出会いであれば、ある程度、相手のいいとこわるいとこが見えた上で、恋愛関係に至るわけですから・・・まあ、付き合いも長くできるのではないか、と思っているところなのですが。

 私としてもここまでの思考はかなり理屈の上で考えたことが多いので、実体験に基づいて実証的には検証したわけではないのですが・・・。

 みなさんどう思われますか?

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