恋のためらい


hesitate : (動詞) ためらう

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「もてない」ってなんなんでしょう。いっこうに異性からアプローチされないこと?本当にそれだけでしょうか?もしかしたら、自分からアプローチできない臆病さを見せないための自己防衛の殻なのかもしれません。

 このホームページ「もてない男の心の語り」の冒頭を飾る文言である。ほかならぬ私がこのページをはじめるにあたって書いた文言であり、このページの原点とも言える文言である。

 そう、私が思うに、「もてない」というのは・・・アプローチもしないでそう思い込んでしまっている場合も多いと思うし、それでごまかしてしまっているというか・・・。

 そう、ためらいである。

 その、ためらいの末に生まれたのがこのページとも言えよう。言ってみりゃぁ、ためらっていますと世界にご公開みたいなもんですな(^-^)

 ここを始めたのが1998年の5月であるから・・・今現在(2002年7月)、丸4年は経っている・・そう、そんなこと言っていた君は成長した?少しは勇気出せるようになったんか?という問いは当然あろう。

 少しは成長したと思う。この間に彼女がいた期間もあるし、大変痛い目にもあってみたりもした。

 まあ、ためらってばかりから一歩踏み出せた自分に少し拍手したい気もする。

 恋にためらいは付き物だ。悪いとは言わない、でもためらいすぎるのもよくない・・最終的にはうまくいく場合もいかない場合もあるギャンブルであることには変わりない。数多く試行したほうが成功確率があがるのは数学的にも明らかだ。

 ためらいすぎずに思い切って行くべし。ためらった分だけ失恋の傷は深い・・・この4年間で学んだことだ。

 でも、素敵なためらいというのもある。

 いつだったかこのページの掲示板だかに書かれたことで忘れられないことがある。
 それは「(恋文メールを打ってみて)送信ボタンを押してはみたものの、そのマウスの指を離せずにドラッグして外してしまった」とのこと・・・

 このためらいってすごくよくわかる。とても共感できる。こんな風にためらっている時のドキドキが楽しいというか、その瞬間以外にない輝きを持っている。

 ためらいがあるからこそ、恋は楽しい、わくわくだと思う。

 でもさ、そのためらいに酔いしれてばかりではあかんとね、好いてしまったら一歩踏み出さんとね。

 自分に向けてのlesson

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 lesson : (名詞)  授業 , 教訓

 

2002年7月15日

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