いいひと

 

 今日(2000年12月11日)・・ドラマ「やまとなでしこ」を見た。このドラマ・・・まあ、恋愛ドラマそのものといってよいが・・その骨組みは絶世の美女スッチー(松嶋奈々子)をめぐり、大金持ちの超かっちょいいおにいさん(東幹久)と、「いいひと」なんだけどさえない貧乏な魚屋のおにいさん(堤真一)が絡んでくるっていう構図。

 今日までの展開では・・もうぜんぜん金持ちおにーさん優勢で結婚式まで行き着いたのだが・・映画「卒業」以来のドラマの伝統、結婚式その日になって絶世の美女心変わり式場を飛び出るっていうどんでん返しで「いいひと」魚屋さん復活ってわけなのだが・・・

 いいひと がもてるっていうのは、ドラマの世界ではよくある。ほら、高橋しんさんの漫画「いいひと」・・これはドラマ化もされてSMAPの草薙剛さんが演じていたが・・・まあ、漫画でもよく読んでいたが、どうももてまくりなのである。

 そう、ドラマという虚構の世界では「いいひと」は概してもてる、っていうか、もてまくりかもしれない・・・このドラマ「やまとなでしこ」でも「いいひと」の魚屋さんは例外的に長い間不遇ではあったものの最終回の前の回の今日になって、一発逆転絶世の美女にほれられてしまっている。

 そう、それでよいのだ。バカボンパパもそうきっとそう言うであろう(^-^)そう、結局テレビ視聴者は、端的に言えば、勧善懲悪的な、いい方が勝つという単純な論理を求めているわけで・・・印籠ひとつに悪人がひれ伏す「水戸黄門」がこれほどの長寿番組になっていることがその証左であろう・・・それに沿おうとすると、やっぱ「いい人」は最後には幸せになるべきなのであろう。

 そう、虚構の世界では「いいひと」は幸せをつかむ事が多い。

 しかし現実世界になると「いいひと」が、もてるかというと・・・それはまた違った話になってくる。

 「もてない男」を語り始めて3年目になってしまう、不肖わたくし・もてない男・大津和行・・・「いいひと」と女性に評価されたことは数多くある。あと、このページの読者の方にもそう評価していただいたことも記憶にある。ホームページを書いているだけでも「いい人オーラ」がにじみ出てしまうほどいい人なのかもしれないが・・・

 「大津さんのことどう思っているの?」(第3者の問いかけ)

 「大津さんっていい人ですよねー♪」(女性)

 「ど、どうも・・(^-^;」(わたし)


 これは単純には喜べないものもある・・そう、現実世界では男性のことを女性が「いいひと」と評価する場合は、その男性を恋愛対象に見ていませんという言外の意味が含まれることが往々にして多いからだ(^-^)

 まあ、「いいひと」ってことにしておくと角も立たないしねってこともあるのだろう。

 そう

 いいひと≠恋愛対象

 これは結構自明の公式として成り立っているのではなかろうか?恋愛学なんていう学問があったら、多分1+1=2くらいの常識かもしれない(^-^)


 でもねでもね、僕は信じているんだ・・・「いいひと」を続けていれば、きっと、報われるときが来るって・・そうドラマみたいにドラマチックにさ(^-^)

 だって、いまさら「いいひと」やめられないしさ(^-^)そう信じたいじゃないですか(^-^)

 これって、「白馬の王子様」を待ってしまうような感じの虚構の世界の信じすぎってことになるのだろうか?

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