はじめに

 

このページは、私が元々作っていた旅行記サイト「Travellers' Inn」に載せていた、「もてない男のひとりごと」シリーズを独立させ、以前からのものを継承・拡大させたものです。

「もてない男のひとりごと」シリーズは、恋愛マターに関する私の考え方等をつづったエッセイ風の読み物をまとめたものでしたが、意外に反響もあり、また、旅行記サイトの中にくくってしまうのは適切でないとの思いから、今回独立させたものです。

私は確かに、彼女もいませんし、その厳然たる事実から見れば「もてない男」なんです。ただ、同時に、恋愛に関しては臆病者であるのでしょう。

そもそもにおいて、もてる・もてないの境界はどこにあるのでしょうか?黙っていて異性がアプローチしてくるのは確かに「もてる」んでしょう。ただ、論理学的に考えてのその純粋な反対、すなわち、黙っていて異性が寄ってこないからといって「もてない」のだと言い切れるのでしょうか。そこらへんは難しいところです。自分からも何らかのアプローチをした上でないと「もてる」とか「もてない」とかは言えないのかもしれません。自分からのアプローチなしに、自分は「もてない」からとあきらめてしまうのは、うがった見方をして、傷つきたくないために「もてない」という自己防衛の殻をかぶっているということにならないでしょうか?これは、別に他人事ではなく、私自身がそうなので思うことなのです。

そういった観点を含めて、あえて、私はここで自分を「もてない男」として、その観点からものを書いてみようと思います。

面白いと思う方もいるかもしれません。ひとつ読んでみてください。

私に彼女ができて、自分を「もてない男」と思わなくなれば、このページは作らなくなるのかもしれません。

そんな日が来るのを夢見ながら、彼女を作る決意を折々に新たにしながら、私はパソコンのキーボードをたたいています。

 

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